お金が動くと情報が正しく伝わらない

◎今日のテーマ:お金が動くと情報が正しく伝わらない

金融機関とマスメディアとの関係

このブログでは繰り返しお話ししていますが、新聞・雑誌がアクティブファンドばかり記事にして、パッシブファンド、インデックスファンド、ETFをほとんど取り上げないのは、広告主に忖度しているからだと思います。全国紙、経済誌、資産運用の雑誌の広告主は、銀行、対面証券などが主流です。その記事で、「個人投資家はインデックスファンド、ETFを買ってそのまま持ち続けるのが、最も良い方法だ。」と書けば、証券会社からクレームがつくか、あるいは、その前に忖度して記事にしないはずです。しかし、このようなことは、金融商品に限った話ではありません。

薬品業界と学会との関係

大きなお金が動く業界である薬品業界も、状況は同様です。東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎氏は解説しています。

コレステロールは高くても死亡率は低い

コレステロールには、HDL(善玉コレステロール)と、LDL(悪玉コレステロール)があります。LDLの基準値は、現在「140mg/dL」とされています。ところが、男性の場合、LDLが100mg/dL以下になると死亡者数が多くなることが示されました。100~160mg/dLは死亡率が大幅に減少、160mg/dL以上になると死亡率はやや高くなりますが、わずかな増加にとどまります。また、アメリカのLDLの基準値は190mg/dLで、日本よりも50mg/dLも高いのです。

コレステロールが多いとがんになりにくい

更に、総コレステロール値が高いほど、がんによる死亡率が低くなるというデータも報告されています。その理由は、がん細胞と闘う免疫細胞の増殖と活性化に不可欠な栄養素だからです。

「スタチン」を売りたい

こんなにも大切なコレステロールを、医師たちはなぜ悪者扱いするのでしょうか。コレステロールの基準値を100㎎/dL下げるだけで、「異常」と診断され、治療を求められる人が劇的に増えます。つまり、患者数が増えるのです。高LDLコレステロール血症と診断され、処方されるのは「スタチン」という薬です。スタチンの年間売上高は600億円を超えます。日本動脈硬化学会のスポンサーは製薬会社です。おかしな基準値を設定する背景には、こんなからくりが見えてきてしまうのです。

新聞・雑誌の記事は疑って読む

藤田紘一郎名誉教授は、寄生虫の先生として有名です。これだけ、はっきり学会と製薬会社の関係を明らかにすることは、大変に勇気のいることだと思います。しかし、製薬業界に関わらず、テレビ、新聞、雑誌で広告宣伝量の多い業界は、自動車、金融など多々あります。広告宣伝料金をたくさん払うほど、その業界に都合の悪いことは記事にしないのです。

ETF、インデックスファンド

従って、なぜETFやインデックスファンドが、個人金融資産の長期投資方法としてベストである理由を見つけるには、ウォーレン・バフェットなどの発言を参考にした方が良いということだと思います。

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