◎今日のテーマ:メイン利用金融機関を選んだ理由
- メインで利用する金融機関を選んだ理由の上位には、「信用できる金融機関だから」、「コストが安いから」、「家や職場から近いから」が並んでいます。
- 「担当者がわかりやすく説明してくれる、あるいは、頻繁に連絡をくれるから」、「周囲に他の金融機関がないから」といった回答は少数でした。
それぞれの項目について考えてみましょう。
① 信用できる金融機関だと思うから
私は、この項目はある意味で重視していて、証券会社の選択に当たっても日本で最大の証券会社である野村證券を選んでいます。今の若い人たちから見ると、コストの高い野村證券をわざわざ選ぶ理由が分からないと思われるかもしれませんが、多少のコストであれば、それを支払っても安心感を得たいという気持ちがあります。1997年に第4位の規模の山一證券が自主廃業しました。私の父親は山一証券の株式を保有していましたが、紙切れになってしまいました。経済評論家である山崎元氏は、その時まさに山一証券の社員だったのですが、自分の勤めている会社がまさか潰れるとは、当日ニュースを見るまで全く知らなかったそうです。証券会社が倒産しても、株式や投資信託は法律によって守られますが、いい気持ちはしません。従って、最大の証券会社である野村證券に口座を持ち、取引しています。今後もしネット証券に口座を開設することになれば、やはりネット証券の中で最大のSBI証券に口座を開設することになるだろうと思います。
② 手数料等の費用が安かったから
野村證券と比べてSBI証券は、圧倒的に手数料等の費用が安いので、将来的にはSBI証券も利用しようと思っています。野村證券でETFを売ると1%の手数料を取られますが、SBI証券ならほぼ無料ですから、1000万円のETFで10万円、1億円のETFなら100万円の差がつきます。無視できない金額です。
③ 家や職場から近いから
東京に住んでいる限り、近さはほとんど問題になりません。逆に家から近いと、突然訪問されて相手をしなければならない羽目になりますので、家から遠い方が良いのではないでしょうか。
④ 家族が昔から利用しているから
全く意味の無い判断基準です。金融機関の社員は、お金を持っている顧客なら手数料をもらえるから、にこにこして愛想が良いのであって、個人的な人間関係は全くありません。
⑤ 商品の取扱数が豊富だったから
私のポートフォリオのETFはそれほど特殊な銘柄ではありませんから、豊富な品ぞろえは必要ありません。ただし、低コストのインデックスファンドは野村證券などの対面証券会社にはありませんから、その商品を買いたい場合にはSBI証券などのネット証券会社に口座を開かなければなりません。