老後の2000万円は今100万円あれば用意できる。

◎今日のテーマ:定年時に2000万円は今100万円あれば用意できる

老後の2000万円

「老後に2000万円」という問題の始まりは、金融庁の金融審議会市場ワーキング・グループの報告書です。2000万円という金額は、50代のひとにとっては新たに作るのは難しいのですが、20代に人にとっては、それほど難しくないかも知れません。

100万円は40年で2000万円

25歳の今、日本とアメリカで最も人気のあるインデックスファンド、ETFを100万円買って、何もしないで40年間待てばいいのです。

年齢 <購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式
インデックスファンド
VOO
(バンガード
S&P500ETF)
ニッセイと
バンガード社
の平均
利率 6.18% 10.94% 8%
25 1,000,000 1,000,000 1,000,000
26 1,061,848 1,109,400 1,080,000
27 1,127,522 1,230,768 1,166,400
28 1,197,257 1,365,414 1,259,712
29 1,271,305 1,514,791 1,360,489
30 1,349,933 1,680,509 1,469,328
31 1,433,423 1,864,357 1,586,874
32 1,522,078 2,068,317 1,713,824
33 1,616,216 2,294,591 1,850,930
34 1,716,176 2,545,619 1,999,005
35 1,822,318 2,824,110 2,158,925
36 1,935,025 3,133,068 2,331,639
37 2,054,703 3,475,825 2,518,170
38 2,181,782 3,856,081 2,719,624
39 2,316,722 4,277,936 2,937,194
40 2,460,007 4,745,942 3,172,169
41 2,612,153 5,265,148 3,425,943
42 2,773,710 5,841,155 3,700,018
43 2,945,259 6,480,178 3,996,019
44 3,127,418 7,189,109 4,315,701
45 3,320,843 7,975,598 4,660,957
46 3,526,231 8,848,128 5,033,834
47 3,744,322 9,816,113 5,436,540
48 3,975,902 10,889,996 5,871,464
49 4,221,804 12,081,361 6,341,181
50 4,482,914 13,403,062 6,848,475
51 4,760,175 14,869,357 7,396,353
52 5,054,583 16,496,065 7,988,061
53 5,367,199 18,300,735 8,627,106
54 5,699,151 20,302,835 9,317,275
55 6,051,632 22,523,965 10,062,657
56 6,425,915 24,988,087 10,867,669
57 6,823,346 27,721,784 11,737,083
58 7,245,357 30,754,547 12,676,050
59 7,693,469 34,119,094 13,690,134
60 8,169,296 37,851,723 14,785,344
61 8,674,552 41,992,702 15,968,172
62 9,211,057 46,586,703 17,245,626
63 9,780,744 51,683,288 18,625,276
64 10,385,665 57,337,440 20,115,298
65 11,027,999 63,610,156 21,724,521
66 11,710,061 70,569,107 23,462,483
67 12,434,306 78,289,368 25,339,482
68 13,203,345 86,854,224 27,366,640
69 14,019,948 96,356,077 29,555,972
70 14,887,056 106,897,431 31,920,449

ニッセイの外国株式インデックスファンド

日本のインデックスファンドで最も人気があるのが、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドで、純資産総額は1,234億円です。投信ブロガーが選ぶ fund of the yearで過去数年第1位を獲得しています。アクティブファンドの中にはもっと大きなファンドもありますが、それは証券会社等が営業しているためです。利率は6.18%で65歳時点で1100万円、70歳で1400万円です。このままでは2000万円に到達しないので、75歳まで待つか、100万円をもう少し増額する必要がります。

VOO

VOO(バンガードS&P500ETF)は、過去5年の平均利率が10.94%なので、65歳で6300万円、70歳で1億600百万円になります。VOOは2010年の発売ですが、類似のETFである1993年発売のSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)も同程度の利率です。過去25年間は10%程度の利率でした。

利率8%

ニッセイが6%台、VOOが10%台ですので、中間の8%をとれば65歳で2100万円、70歳で3100万円です。

ニッセイとVOOを半分ずつ

この二つの商品を50万円ずつ買って、何もしなければ40年後に、2100万円になります。源泉分離課税なら20%の所得税がかかりますが、老後で、他に所得があまりなければ、総合課税にすることによって数%の所得税にすることも可能です。

複利の威力

アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだとされる「複利」の効果が出ました。

節約すれば貯まる

スマホを格安に変えて、コンビニを使わずにスーパーマーケットで買い物をし、少しずつ節約すると1年間で100万円たまるかもしれません。

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