ETFがメイン
私のポートフォリオの特徴は、ETFが多いことです。
- 1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)
- SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)
- VWO(新興国のETF)
- VGKY(ヨーロッパのETF)
- VOO(アメリカSPDRのS&P500のETF)
- ASX(オーストラリアのETF)
合計で86%がETFです。
ETFはExchange Traded Funds(取引所で取引されるファンド)の略で、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託で、証券取引所に上場して取り引きされます。
最近話題になる投資信託は、
- インデックスファンド
- アクティブファンド
- ETF
の3種類です。
アクティブファンド
代表的な銘柄は以下の通りです。
- レオス-ひふみワールド+
- ダイワ J-REITオープン(毎月分配型)
- 東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
- 楽天 日本株トリプル・ベアIV
- グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
アクティブファンドは経費が1~3%と高いので、私は買うつもりがありません。しかし、新聞、雑誌は、広告宣伝を掲載してくれるので、記事になることが多いのですが、避けるべき商品だと思います。
インデックスファンド
インデックスファンドは、数年前までETFより経費が高かったのですが、最近は急激に低くなったため、ETFとほぼ同水準のものもあります。私自身も、「野村つみたて外国株投信」(つみたてNISA)、DC(確定拠出年金)の外国株式インデックスファンドで利用しています。優良なインデックスファンドは、購入・換金手数料がかかりません。信託報酬も0.1%程度まで下がって来ました。
資産の分散化
インデックスファンドは日本企業が販売していますが、SPY、VOOなどはアメリカの企業が販売しています。資産の分散化を図るという観点からは、アメリカの企業が販売する商品に投資した方が、より安全ではないかと考えています。もっと安全性を高めるのであれば、外国のプライベートバンクで運用するという方法もあるようですが、それほどの大金を私は持っていません。
日本のETFは1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)しか保有していません。従業員持株会で20年近く積み立ててきた株式1000万円分が、2.5倍の株価になったので、全額を売却して1306に買い替えました。それが2012年初めだったため、年末からアベノミクスが始まって、2倍の時価総額になりました。結局5倍になりましたが、運が良かったことと、思い切って大量のETFを購入した結果です。
この投資で重要なことは四つです。
- 個別株式はリスクが大きいので早めに売却する
- 投資は代表的なETFに絞る
- 実際に買う
- 売らずに持ち続ける
1.個別株式はリスクが大きいので早めに売却する
私は運よく従業員持株会の株式が2.5倍になりましたが、連れ合いは20年間持ち続けた後に、会社が倒産して400万円の株式がゼロ円になってしまいました。株主優待で数十万円の恩恵は受け取りましたが、微々たるものです。もし、個別株式を持つのであれば、複数銘柄(できれば10種類以上を別々の業種で)を保有し、趣味としての投資として割り切ることです。趣味にはお金がかかりますから、多少損失を被ってもあきらめがつきます。また、十種類以上の株式を持っていれば、全てが倒産したり暴落する可能性は低いので、損失をある程度抑えることができると思います。
2.投資は代表的なETFに絞る
国内のETF銘柄数は200以上
ETFには、非常にたくさんの種類があります。2019年現在で219銘柄ありますが2017年には230銘柄ありました。このうち普通の人が投資しても良い銘柄は、数個から十数個だろうと思います。
純資産総額1兆円以上が基準
銘柄数が減ったということは、もしその銘柄を持っていたら、償還になって困るということを意味します。私は、ETFを買う基準の一つとして、純資産総額が1兆円を超えているということを設定しています。自分の持っている銘柄がいつ無くなるか分からないのでは、安心して長期保有することができません。
レバレッジ、インバース
また、レバレッジやインバースといった型の銘柄は経費が高いので長期保有に向いていません。レバレッジ型のETFとは、例えばTOPIXの日々の変動率に2倍を乗じた動きをするように設計された指数のことです。ダイワ 上場投信-トピックスの信託報酬(税抜)は0.11%ですが、ダイワ 上場投信-TOPIXレバレッジ(2倍)のは0.75%もの経費がかかります。また、ダイワ 上場投信-TOPIXインバース(-1倍)も0.75%です。私はこのような高コストの銘柄には全く関心がありません。
ETF以外で保有している資産は以下の通りです。
- USMMF
- 豪ドルMMF(オーストラリア)
- 財形年金保険
- DB(確定給付年金)
- DC(確定拠出年金)
外貨MMF
USMMFは、SPY等外貨ETFの分配金が年間4回支払われるので、それがたまったものです。そろそろ、このUSMMFでVOOかVWOを買いたいと思っています。豪ドルMMF(オーストラリア)もASXの分配金がたまったものです。
財形年金
財形年金保険は50歳代前半に財形貯蓄で貯めたもので、60歳から66歳まで受け取っている最中です。
DB
DB(確定給付年金)は、以前勤めていた会社の年金で、60歳から20年間に分けて受け取っています。毎月6万円ほどの受取です。
DC
DC(確定拠出年金)は、個人型(イデコ)ではなく企業型で、退職後はみずほ銀行からコストの低い野村證券に移管しました。SBI証券の方がさらに低コストなのですが、SBI証券は紙の報告書を送ってくれないというので野村證券を選びました。
売却予定
近々、自宅の修繕費用が300万円かかる予定なので、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)のNISA部分と特定口座部分を売却する予定です。