毎月、運用益の金額に相当する新築マンションを調べています。今回は港区高輪の57㎡新築マンションの金額に相当しました。
1年前の水準に戻っただけ
3月は1月に比べて3800万円下落しましたが、4月はそこから1200万円戻しました。まだピークより2,600万円低いのですが、グラフを見ればわかるように、現在は1年前の水準にいます。つまり昨年末から今年の2月までが高すぎただけなのです。
ニュースの見出しに踊らされない
今回のコロナショックでは、ニュースの見出しに、「史上最大の下げ幅」という言葉が何度も登場しました。テレビ・新聞は大騒ぎしていますが、しばらく時間がたってから振り返れば、わずかな変動だったとしか見えないかもしれません。
新型コロナは少し強いインフルエンザ
新型コロナウイルス騒動の比較的初期に、プロ野球とJリーグが合同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」のあるメンバーが、テレビで発言していました。「ここにおいでの医師の方々も、みんな感じていると思いますが、このウイルスは、インフルエンザより少し強いだけだと思っています。」という趣旨でした。
日本の死者数
- 4月末現在の新型コロナウイルスによる死者は457人でした。
- 2019年の交通事故による死亡者の数は3215人でした。
- インフルエンザで亡くなる人は2018年に3325人でした。
- 警察庁の統計に基づく2019年の自殺者数は19,959人でした。
現実的な着地点の模索
一方で、テレビは朝から夜まで、新型コロナインフルエンザで埋め尽くされているような状況です。(そういう私も、かなりの時間、このテレビ番組を見ていますが…。)そろそろ、現実的な着地点と、着地の仕方を模索する時期に入ってきたような気がします。
私の運用益は長期的に緩やかな上昇
わたしの運用実績のグラフの中で、真ん中の緑色「資産運用益」を見ると、2010年からの10年間で緩やかに上昇しているのが分かります。なお、最初の頃は1年1回、最近2年間半は毎月プロットしていますので、最近は折れ線グラフの凸凹が激しくなっています。緩やかに上昇しているとはいえ、10年間の運用益は90%以上になっています。
株式ETFの分配金は安定的に2%
私の場合、資産運用はほとんど株式ETFで行っています。私は60歳までは正社員、その後65歳まではパートタイマーの仕事で給料をもらってきました。最近会社を退職したので、年金と株式ETFの分配金が主な収入になります。株式ETFの分配金は比較的安定していて、通常の年は分配率2%弱を期待できます。
外国株式ETFの分配金はETFに再投資
国内株式ETFは全額を1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))で運用しています。外国株式ETFはSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、VOO(アメリカ・バンガード社のS&P500のETF)、VGK(ヨーロッパのETF)、VWO(新興国のETF)が中心です。1306の配当金は今まで毎年海外のクルーズ料金に充てていましたが、新型コロナウイルスの脅威のために、今年はどうなるか分かりません(多分、無理でしょう。)外国の株式ETFの分配金は、USMMFで受け取っていて、チャンスがあればETFに再投資する予定です。
家計簿は付けない
今後の年金暮らしは、厚生年金だけで済むのか、あるいは、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))の分配金で補填するのか、更には、1306や確定拠出年金を受け取ることになるのか、今は予測していません。ずぼらな性格なので、家計簿はつけていませんし、大まかな予算配分もしていません。
70歳、80歳でも株式ETF中心の運用
私は、今後も金融資産のほとんどを内外の株式ETFに投資して、バイ・アンド・ホールドを続けようと思っています。現在60歳代半ばですが、70歳、80歳になっても同じ考えです。その理由は、厚生年金と1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))の配当金だけで、普段の生活費はカバーできるのではないかと思っているからです。
質素な生活
私と連れ合いは、海外旅行に行く以外は、かなり質素な生活をしているからです。現在東京新宿に近い住宅街に住んでいますが、国内ではほとんど外食をしません。1年に数回、近所の安い中華料理屋に行くのが、たまのぜいたくです。1回の食事代は3,000円前後です。
コンビニは使わない
二人とも買い物はスーパーと八百屋だけで、コンビニで物を買うことは、ほとんどありません。テレビは受診事情が悪いのでJcomを利用していますが、ネットフリックスもワウワウも使っていません。最近は新聞も止めました。二人とも、ガーデニングが好きなので、一鉢100~200円の花・野菜のポットを買ってきて楽しんでいます。特に倹約しようと努力しているわけではなく、ごく自然に生活しています。
タワーマンションの行方
新型コロナウイルスの影響で、経済が影響を受けて不景気になるだけでなく、タワーマンションはもっと大きな影響を受けそうです。エレベーター内では、数十秒の間、3密(密閉、密集、密接)になるので、あまり清潔さを気にしない私でも、耐えがたいと思われます。押しボタンを触るのを避けるために、綿棒をそのそばに備え付けたマンションも現れましたが、もし誰かが咳をしたら、その瞬間から、エレベーターを降りるまで、全員が息を止める行動をするでしょう。また、オリンピックの延期によって影響を受けるのは、選手村だけでなく、東京中のタワーマンションの相場にも影響しそうです。
都心3区中古マンション成約㎡単価
日経平均株価と都心3区中古マンション成約㎡単価のグラフを見てみましょう。
2008年のリーマンショックのころには、75万円/㎡でしたが、直近は120万円/㎡まで上昇していました。中古マンションは株価と一緒の動きを示してきましたが、コロナショックではどうなるのでしょうか。