つみたてNISAナビ 3

<昨日の続き>

商品比較表に純資産総額(億円)と 信託設定日を追加

つみたてNISAナビの商品比較表を上位10位まで再掲します。ただし、5年積立リターンと操業評価は外して代わりに、純資産総額(億円)と 信託設定日を加えました。ナビの表では、5年積立リターンは2銘柄しか表記してありませんし、操業評価は1銘柄も評価してありませんから、意味がありません。

信託報酬と純資産総額が重要

逆に純資産総額は、極めて重要なのに、もともと掲載されていないことが問題です。私は、ETFやインデックスファンドを選ぶ際の重要2項目として、信託報酬と純資産総額を挙げています。長期投資する場合には、毎年のコストである信託報酬が非常に重要であることは当然です。また、純資産総額が小さくて、今にも償還になってしまうようなファンドには投資できません。

純資産総額は設定来期間にによって影響

ただし、設定来の期間が短ければ純資産総額は小さくなり、逆に設定来期間が長ければ、純資産総額は大きくなる可能性があります。その点を分かりやすくするために、信託設定日を掲載しました。例えば、一番上の「野村スリーゼロ先進国株式投信」は、設定日が2020/3/16なので、純資産総額は0.2億円です。<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、この表の10銘柄の中では、 信託設定日が2013/12/10と、比較的古いので、純資産総額は1,773億円あります。「つみたてNISAナビ」は、このような重要な情報を見られるようにしてほしいものです。

運用手法 運用商品名 信託報酬 純資産総額(億円) 信託設定日
インデックス 野村スリーゼロ先進国株式投信 0.000% 0.2 2020/3/16
インデックス SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBI・バンガード・S&P500) 0.064% 415 2019/9/26
インデックス SBI・新興国株式インデックス・ファンド(雪だるま(新興国株式)) 0.066% 41 2017/12/6
インデックス 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(上場S&P500米国株) 0.066% 167 2010/10/22
インデックス SBI・先進国株式インデックス・ファンド(雪だるま(先進国株式)) 0.068% 24 2018/1/12
インデックス SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式)) 0.068% 73 2017/12/6
インデックス eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.097% 1121 2018/7/3
インデックス eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.102% 1064 2017/2/27
インデックス <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.102% 1777 2013/12/10
インデックス JP4資産均等バランス 0.107% 41 2017/10/18

運用商品名

次は左から3番目の、「運用商品名」を確認しましょう。運用商品名を見ると、野村、SBI、eMAXIS Slimといった会社名や、会社が分かるブランド名が付いているものが多いようです。

ETFがある

その中で上から4番目の「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(上場S&P500米国株)」は、会社名が表示されていません。この銘柄をクリックすると、日興アセットマネジメント、と表示してあります。この銘柄をグーグル検索すると、「1547 – 上場インデックスファンド米国株式(S&P500) (愛称:上場S&P500米国株)」が検出されました。最初の数字、1547は上場商品コードでしょうから、これはETFだと思います。

ETFとインデックスファンド

しかし、左から2列目の運用手法の欄には、ETFではなく、「インデックス」と表示されています。なるほど、ETFはインデックスファンドの一種類ですから、間違いではありません。しかし、金融庁がつみたてNISAの基準で、インデックスとETFを分けているのですから、この銘柄の運用手法はETFと表示すべきだと思います。現在の「インデックス」という表示では顧客にとって紛らわしいだけでなく、その結果、日興アセットマネジメントにとっても、損ではないでしょうか。

具体的に1商品ずつみていきましょう。

まず、一番上の「野村スリーゼロ先進国株式投信」です。信託報酬率がゼロ%となっています。ただし、2031年以降は0.11%(税込み)以下の信託報酬がかかるとしています。野村ホールディングス傘下の野村アセットマネジメントが2月25日に発表した時は驚きました。私の記憶では、過去における投資信託の革新的な動きとしては、次の3回があげられると思います。

  • 2001年の日本におけるETF発売
  • 2013年の低コスト<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド発売
  • 2020年3月の信託報酬ゼロの「野村スリーゼロ先進国株式投信」

しかし、「野村スリーゼロ先進国株式投信」の発売が、新型コロナウイルス騒動の真っただ中だったので、損をしたかもしれません。

この商品の特徴は次の通りです。

  • 信託報酬、購入時手数料、信託財産留保額の3つのコストがゼロなのでスリーゼロ
  • つみたてNISA対象の海外株式型商品で最も合計運用残高の大きい先進国株式指数(MSCI-KOKUSAI指数(円換算ベース・為替ヘッジなし))をベンチマーク

ただし留意点も有ります。

  • 当ファンドの積立契約はオンラインサービスからのみの申込みで、原則、メールアドレス・Web交付サービス・メール交付サービスの3点のサービス登録が必要
  • 31年以降は0.11%(税込み)以下の信託報酬がかかる
  • 野村證券の場合は、イデコ、つみたてNISAには低コストの商品があるのですが、課税される積立投信の信託報酬は高めなので、もし、低コストの商品で積み立てたいなら、ネット証券等に口座を別途作って積み立てる必要がある

これらのことを理解したうえで、決定した方がよさそうです。

なお私の場合は、この留意点のうち、Web交付サービスに切り替えたくなく、紙の報告書が欲しいので、当面このファンドに切り替える予定はありません。

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