子供にお金の苦境をどう教えるか1

昭和30年代の日本人の生活

我が家は、過去35年間、比較的質素に暮らしてきました。しかし、子供たちはお金で苦労したこともありませんでした。私が子供だった昭和30年代は、日本中が貧しかったので、否応に節約して暮らさざるを得なくなりました。先日も、昭和24年生まれの大竹まことが、「子供の頃は靴下に穴が空いたら、縫って履いていた。それが当たり前だった。」とラジオで話していました。

都内でアパート暮らし

我が家の子供たちは、特にぜいたくな生活をしているわけでは有りませんが、親の目から見ると、もっと節約できるのに、と思うことがあります。特に、お金がかかるのは住宅です。

月10万円貯蓄で60歳5000万円

私の家は東京23区内の交通が便利なところに住んでいますが、子供たちは社会人になると、アパートを借りて住み始めました。家賃、光熱水料などを考えると、一月10万円くらい余計にかかっていますから、年間では120万円くらい貯金できそうです。すると、5年間では600万円になるので、それをSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)で運用すると60歳には5,000万円になります。それだけで老後の資金は十分確保できそうです。

一人前になるためのコスト

一方で、社会人になった子供が、いつまでも家にいて親の世話になっているのも問題で、早く生活面でも精神的にも自立してほしいという気持ちも有ります。そのためには、当面の毎月10万円は、安いコストだとも思います。

家庭内のピンチをチャンスにする

私は、自分が苦境に陥った時に、この機会に子供を成長させるように、それをうまく利用できないかと考えました。つまり、ピンチをチャンスに変えるという考え方です。こういうことが何回がありました。正座をして、かなり真剣に家庭の状況を説明したこともありました。それをどれ程、理解したかどうか、それによって子供が精神的に成長したのかどうかは良く分かりませんが、親としては、なすべきことをしたという気持ちがありました。

アメリカの困窮家庭

アメリカの親達は、お金の苦労を子供たちにどう教えているのでしょうか。2020年6月20日のUSA TODAYの記事を参考にして考えてみたいと思います。以下は拙訳です。

お金の苦境について、子供にどう話すか

コロナウイルス・パンデミックのせいで非常の多数のアメリカ人がしている中、今まで以上のアメリカ人が、失業給付、ローン支払い補助、今月を乗り切るために家賃を免除してくれる家主に頼っています。かかったお金の総額を計算するには何年もかかるかもしれないし、気持ち的にはいつまでも分からないかもしれません。

余分なものはもちろんのこと、生活必需品のためのお金も門族に持っていないということを、どのように子供たちに伝えればいいのでしょうか?怯えさせることなく、本当のことをどう伝えるのでしょうか?最終的に、人生で大事なことに対する感覚を持って、思いやりがあり、調和のとれた大人に育っていくことの役に立つ経験に、このことを使うことは可能でしょうか。

お金の困窮について子供に伝えるべきでしょうか。

タマラ・スタービノーは30年間特別教育をしてきました。最後の25年間はミズーリ州カーニーでした。彼女の話によると、気ども達は自分の周りで何が起きているかを理解しているそうです。親がストレスを感じれば、おそらく子供達も知っています。親がなぜ夜に寝られないかは分かりませんから、結論には飛びつきます。子供たちの想像していることは、現実に起きていることよりも恐ろしいことがよくあります。もし、金銭の苦境について子供にどう話そうかと考えているのなら、次のヒントから始められます。

  • 冷静さを保つ。「冷静さを保つことがすべて」とスタービノーは言います。「親が子供にお金の問題を話すときに、子供は自分が悪いと本質的に考える。そう思わせないことだ。」親がどう感じているかどうかにかかわらず、親の責任であり、親が対処できるということを、子供に落ち着いて説明するのです。

 

  • 子供の後を追う。子供たちが知りたがる以上のことを話さないことです。簡明なこと絵を聴いた後に気持ちよくなる子供もいるかも知れませんが、追加の質問をいくつかしたがる子もいるかも知れません。「洪水があったら、なぜ学校にいけないのか、母親や父親が仕事に行けないのかは、わかるかもしれません。ウイルスは見ることはできませんから、子供たちは混乱しているのだ。」

 

  • 年齢にふさわしい方法で答える。7才の子供はIRA( Individual Retirement Accounts 個人退職勘定)や景気後退が残高に及ぼす影響に関心はありません。子供はなぜ靴が買えないのかを知りたがっているのです。

 

  • 簡明にする。このように言うのです。「ママ、パパは今、ウイルスのせいで働けない。当座預金口座に気を付けて、普段の通りにはお金を使わない。」

 

  • 概観を話す。一旦、子供たちに出費を切り詰めるということを話したら、理解できないことまで細かく話さず、パンデミック関連のストレスを与えないことです。

 

  • 子供に親の役割をさせない。お金のことは大人の問題だと分からせます。子供がすべきことはちゃんとした子供でいることで、他の心配事はすべて親に任せることです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です