今月の評価額は、米中貿易戦争の影響を受けて、取得額を下回りました。
今月は私が気にしている信託報酬の比較をします。
外国株式インデックスファン | 信託報酬(%) | 地域 | 設定日 |
SBI・バンガード・ S&P500 インデックス・ファンド |
0.09264 | アメリカ | 2019/9/26 |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式 インデックスファンド |
0.09990 | 先進国 | 2013/12/10 |
eMAXIS Slim 先進国株式 インデックス |
0.09990 | 先進国 | 2017/2/27 |
野村つみたて外国株投信 | 0.19000 | 新興国を含む外国 | 2017/10/2 |
「野村つみたて外国株投信」は新興国を含む
私は現在野村證券で「野村つみたて外国株投信」を毎月33,000円積み立てています。この商品だけ突出して信託報酬が高く、税抜きで0.19%ですが、先進国だけでなく新興国にも投資していますので、ある程度のコスト高はやむを得ないと思います。
コスト低減を推し進める2銘柄
ニッセイとeMaxisSlimは、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」で第1位と第2位を分け合ったファンドで、とても人気があります。この2銘柄がインデックスファンド分野のコスト低減を推し進めています。ただし、この2銘柄はアメリカ、ヨーロッパなどの先進国だけが投資対象ですので新興国には投資しません。
有力新製品登場
外国株式インデックスファンドの市場に、2019年9月27日から投入される商品が、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド”です。投資対象地域は、アメリカのS&P500だけですが、このS&P500という投資対象は、ウォーレンバフェットが自分の死後、相続財産の9割を投資すべきと言っているほど重要で魅力的です。
S&P500
NHKの株式ニュースでは、ダウとナスダックだけでS&P500という指数は紹介されませんが、ロイターのニュースではS&P500も含めた3つの指標を常に流しています。
ネット証券の口座開設
グラフの4銘柄は、どれも素晴らしい商品だと思いますが、野村つみたて外国株投信以外は、購入できる金融機関が主にネット証券になりますので、口座を持っていない個人投資家は口座開設が必要です。野村や大和は店頭で口座が開設できるのでパソコンに不慣れでも問題ありませんが、SBI証券や楽天証券などのネット証券は、人によっては少しハードルが高いかも知れません。ただしネット証券も電話や書類での申請ができますから、少しずつ慣れることができるかも知れません。
ネット証券の低コスト商品
ここで説明した4商品は、コストに関して透明性が高い上に、低コストなのですから、10年前、20年前に比べて投資がし易くなったと思います。銀行や郵便局の、高コストのファンド、コストがブラックボックスに入って内容が分からないような保険には近づかないことが重要です。