投信ブロガーが選ぶ ファンドオブザイヤー 2019が発表されました。私もプレゼンターとして登壇し、授与しました。
第1位 eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
第2位 eMAXIS Slim米国株式 (S&P500)
第3位 eMAXIS Slim先進国株式
第4位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式
第5位 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
第6位 楽天・全米株式(楽天VTI)
第7位 セゾン・バンガード・グローバルバランス
第7位 グローバル3倍3分法
第9位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF (VT)
第10位 SBI・バンガード・S&P500
注:7位は同点で2銘柄になりました。
第11位 たわらノーロード先進国株式
第12位 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
第13位 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
第14位 ひふみ投信
第15位 結い 2101
第16位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
第17位 野村つみたて外国株投信
第18位 eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
第19位 野村インデックスファンド・内外7資産バランス為替ヘッジ型
第20位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
1位のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、昨年の3位から躍進しました。全世界を対象にした銘柄が強いようです。
第2位のeMAXIS Slim米国株式 (S&P500)も昨年の8位から大幅アップです。アメリカ市場が好調なのでS&P500関係の銘柄は、ファンド・オブ・ザ・イヤーでも人気です。
第3位のeMAXIS Slim先進国株式は、昨年の首位から陥落です。去年の1位、2位が、今年は3位、4位に降格しました。
第4位の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式も、2位から陥落しました。しかし、この銘柄の受賞者から、「2月に信託報酬を税抜き0.0930%に引き下げる」というサプライズ報告がありました。私も、この銘柄を私の子供に推奨しているので、頑張ってもらわないと困るのです。
なお、ニッセイの受賞者からSDGsについての話がありました。SDGsは、地球環境、飢餓、貧困、雇用の問題など、国際社会が抱えるさまざまな課題を解決に導くため、2015年に国連サミットで採択された、2030年を期限とする国際目標です。1950年代以降の開発競争が地球環境の急速な悪化を招いたことから、「将来の世代の欲求を充たしつつ、現代の世代の欲求も満足させるような開発」を進めるために策定されました。
S=Sustainable 持続可能な
D=Development 開発
Gs=Goals 目標
第5位のeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートで8等分したファンドです。乱暴で工夫もないようなポートフォリオですが、ハーバード大学の基金が同じように工夫のないバランス型なのです。
今年の特徴は、インデックスファンドがトップ10を独占したことだそうです。
そして、eMAXIS Slimシリーズとバンガードが強かった点です。eMAXIS Slimシリーズは、ユーザーとのミーティングを重ね、ニーズを取り入れる姿勢が好結果を生んだかもしれません。
上位の銘柄は、信託報酬の引き下げに真剣に取り組んでいますが、難しいのは販売会社の取り分の引き下げだそうです。自社内の取り分引き下げももちろん難しいのですが、販売会社は社外ですから、一層困難を伴うとの話です。
プレゼンターは5人いましたが、そのうちの二人は石川県と兵庫県から、わざわざ出かけてこられたとのことでびっくりしました。
投資信託を含む金融商品の表彰の中で、この「投信ブロガーが選ぶ ファンドオブザイヤー」が最もユーザーサイドに立った優良なものであることは疑いありませんから、今後とも引き続き頑張ってほしいと思います。
今回の表彰式は以下の様に行われました。
日時: 2020年1月18日(土曜日)
14:00開場/14:30開演~16時30分終演予定
会場: きゅりあん(品川区総合区民会館)小ホール
チケット代:1500円(前売のみ。当日券のご用意はありません。)
第一部 14:30~14:50
かしこい投資家なら知っておきたい! 公的年金 3つのポイント 慶應大学 商学部教授 権丈善一氏
第二部 14:50~15:35
みんなの【声】を聞いてみよう!
個人投資家が注目ファンドに寄せる「熱いコメント」一挙紹介!!!
第三部 15:35~16:25
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019 発表と表彰式 フォトセッション(この時間のみ撮影可)
運営委員長 イーノ・ジュンイチをはじめ、運営委員の m@、まっき~、竹川美奈子、島田知保、えんどうやすゆき、カン・チュンド、セロン、かえる様、お疲れさまでした。そしてお世話になり、ありがとうございました。