若い人が口座を作るにあたって、野村とSBIのどちらが良いかを比較します。
野村證券 | SBI証券 | ||
4 | 窓口相談・手続き | 〇 | △ |
野村證券には支店があります。支店の役割は、各種相談にのってくれることと、手続きを行えることです。しかし、証券会社に各種相談をすることは間違いだと思います。
野村の商品としては、
- iDeCo:野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
- つみたてNISA:野村つみたて外国株投信
等が良い商品だと思いますが、積立投資信託用の商品はあまりないと思います。従って窓口で相談する必要はありません。このため、野村證券の支店網が有利だということはできません。
パソコンが不得意なら野村證券
一方パソコン操作が不得意な人はネット証券を使うことができませんから、高い手数料を払って野村證券を使うことになります。私は30年以上野村證券に口座を開設していますし、一度買ったら、ほとんど売らずに持ち続けるので、野村證券のデメリットが発生しにくいのです。しかも、私の保有する金融資産はほとんどETFですから、信託報酬は0.1%程度と極めて低コストです。
マネープラザ、IFA
SBI証券には、マネープラザとIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー) があります。マネープラザは窓口ではないので、手続きはしてくれません。手続きは基本的にインターネットで行います。IFAは実際に使ったことがありませんので、何をしてくれるかは分かりませんが、私の金融資産運用方針は、長期・分散・低コスト(・一部積み立て)ですからIFAにお世話になり必要はありません。
米国S&P500のインデックスファンド(ETF)
金融資産の運用方針は、ウォーレン・バフェットも言っているように、「9割を米国S&P500のインデックスファンド(ETF)で運用する」ことが基本ですから、IFA、ロボアドバイザー、窓口に力を借りることは無いと思います。
野村證券 | SBI証券 | ||
5 | 電話相談 | 〇 | 〇 |
電話相談は、野村證券もSBI証券も充実していますから、特に問題はありません。逆に言うと、どちらか一方が良いということもありません。
野村證券 | SBI証券 | ||
6 | ホームページの銘柄比較し易さ | × | 〇 |
コストの分かりにくい野村、情報豊富のSBI
ホームページは、野村證券はすっきりしているものの、商品コストに自信がないので、顧客が低コストの商品を探そうと思っても探し難いという問題があります。一方SBI証券のホームページには「ランキング」などのサイトがありますので、例えば、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが上位に表示されます。つまり、SBI証券は、顧客が探したいものを探しやすくする工夫をしています。なお、低コスト商品については、楽天証券のサイトの方が、更に見つけやすいので、このサイトを利用することをお勧めします。