野村證券とSBI証券の比較4

若い人が口座を作るにあたって、野村とSBIのどちらが良いかを比較します。

野村證券 SBI証券
7 ホームページの見やすさ

SBIはパソコン、電話を利用

野村證券に比べてSBI証券のホームページは、情報が盛りだくさんです。取り扱い銘柄が多いことと、窓口で対応できない分をカバーしようとしているのでしょう。いろいろとクリックしていると、目当てのサイトにたどり着けるかもしれません。しかしパソコンが得意でない人にはわかりにくいかも知れません。スマホを片手にやりたいことを電話で聞きながら、パソコンで操作すればよいのではないかと思います。

野村は証券会社の売りたい商品を表示

一方野村證券のホームページは、洗練されてすっきりしていますが、逆に親切ではないかも知れません。スッキリしているということは、元々の情報量が少ないともいえます。一方で、顧客にとって重要な、純資産総額や信託報酬などのランキングが表示できないので、顧客本位ではなく、証券会社の売りたい商品本位であると言えるでしょう。このようなホームページを続けていると、遠くない将来ネット証券に追い抜かれることになりそうです。

野村證券 SBI証券
8 ホームページの内容の豊富さ

野村證券は大企業、SBI証券は新興企業

野村證券の証券のホームページは、ミスを少なくし、言質を取られないような大企業にありがちはホームページです。一方、SBI証券のホームページは、雑誌の記事のようなものまで掲載しています。しかし、顧客にとってはこの方が分かりやすいという面があります。

企業文化

昔、私が勤めていた会社が携帯電話会社に共同出資し、人材も出向させていました。その出向社員は「商社、銀行から出向してきた人は、決裁書類をきちんと作って文章もしっかりしていた。証券会社から出向してきた人は、決裁書類を作っていると相場が動いてしまうので行動が先だった。リクルートから出向してきた人は、最低限の書類しか作らないし、その文章も友達言葉のようだった。」と言っていました。

顧客本位ならSBI証券

野村證券のホームページは商社銀行に近く、SBI証券のホームページはリクルートに近いのではないかと思います。顧客の立場に立てば、決裁書類をきちんと残して社内で社員が身の保全を図るよりは、顧客の役に立つ内容掲載を優先してほしいと思います。

かんぽ生命も自分本位

最近は、かんぽ生命の保険商品販売で不正が疑われる事例が明るみに出て来た。しかも、ある新聞によるとそれは30年以上前から行われていて、ある営業員は顧客用のハンコを50本も持っていたという。あきれてものも言えません。その内容はいずれ近いうちに明らかになると思いますが、郵政グループであるから内部の書類作成だけはキチンとしていたのだろうと推測されます。悪いことをしなければ、多少の間違いはあっても仕方ないと思いますので、顧客本位の商品品揃え、顧客が知りたいと思う情報を分かりやすく伝えてほしい。

野村は顧客本位を目指してほしい

野村證券はのホームページは、信託報酬が分かりにくいので、商品名のすぐ傍に書いてほしい。八百屋さんも、野菜の名前の隣に、価格と原産地をはっきり書いているのです。野村も、商品名のすぐ隣にリターンと経費を書いてほしいのです。