若い人が口座を作るにあたって、野村とSBIのどちらが良いかを比較します。
野村證券 | SBI証券 | ||
15 | 販売手数料 | △~× | ◎ |
販売手数料は、ネット証券がかなり安いという特徴があります。
最初は国内株式・ETFの手数料です。
2019年9月 (消費税8%) |
野村本支店 | 野村 オンライン専用支店 オンラインサービス |
野村 オンライン専用支店 電話 |
20万円(金額) | 2,808 | 324 | 1,954 |
100万円(金額) | 11,967 | 1,029 | 7,509 |
20万円(%) | 1.404% | 0.162% | 0.977% |
100万円(%) | 1.197% | 0.103% | 0.751% |
野村の窓口は1.2%、オンライン専用支店は0.1%
野村證券は、窓口のある野村本支店とオンライン専用支店によって料金が変わります。100万円の取引をすると、野村本支店では11,967円かかりますが、オンラインでは1,029円なので約10分の1で済みます。しかしSBIは、その半額の525円です。
野村の支店はオンラインなら電話の2割引き
私の保有しているのは、ETFが中心で、インデックスファンドを少しだけ「つみたてNISA」で積み立てています。一度買ったら、基本的に売ることはほとんどありません。従って、販売手数料の高い安いはあまり問題にはなりません。最近、NISA枠の1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)を野村證券のオンラインで売りました。オンラインサービスからの現物取引は、電話による取引手数料から20%割引となります。
従って、1.197% × 0.8 = 0.9576 % になります。
SBI証券なら0.9%低コスト
100万円分売却して9,576円かかりましたが、SBI証券なら525円で済みましたから約9,000円余計にコストがかかったことになります。
野村オンライン専用支店はATMカードを使えない
以前、野村オンライン専用支店に切り替えることも検討したことがありましたが、その場合には、ATMカードが使えなくなると言われて、手数料は高いのですが、支店の口座のままにしました。現在はオンライン専用支店で発行できるかどうかは分かりません。なお、SBI証券はATMカードを発行してくれます。
若い人はSBI証券の時代
私の場合は、30年以上前に野村證券に口座を開設したので、当時はネット証券という選択肢はありませんでした。しかし現在は、低コスト、品揃えの充実しているネット証券がありますから、今選択するとすれば野村ではなく、SBIにしたでしょう。現実に、子供の証券口座は野村ではなくSBI証券に開設しました。
私も将来的にはSBI証券を検討
私は、SBI証券をすぐに開設して野村から移管する予定はありませんが、今後の野村證券のサービス向上、低コスト化等の状況を見ながら決めたいと思います。
外国の株式・ETFの販売手数料は以下の通りです。
2019年9月 (消費税8%) |
野村本支店 | 野村 オンライン専用支店 オンラインサービス |
SBI |
100万円(金額) | 10,260 | 7,560 | 4,500 |
100万円(%) | 1.026% | 0.756% | 0.450% |
将来的には野村からSBIへ移管
野村の本支店はSBIの2倍以上のコストがかかっています。私は外国のETFを1億円以上保有しているので、全部売ると販売手数料だけで100万円かかります。SBI証券に口座を開設して、そこに移管するかどうかは今後考えます。SBI証券への移管手数料は、最大で6万円だそうです。