若い人の毎月の積立額2019年9月

資産があればETF、若者は積み立て

私の20代の子供が就職して投資を始めました。私の指導・アドバイスに基づいています。私や連れ合いは、すでにある程度の資産がありましたからETFを中心に資産運用していますが、若い人は元々資産がありませんから、毎月の給料から少しずつ積み立てます。

初任給をもらって驚いたのは、思った以上に手取りが少ないことでした。この表は、私の子供の給与明細ではなく、インターネットで公開されているものです。

支給 基本給 200,000
時間外手当 18,750
通勤手当 10,000
住宅手当 5,000
総支給額 233,750
控除 健康保険 11,952
厚生年金 21,393
雇用保険 1,169
所得税 3,000
組合費 1,000
財形貯蓄 10,000
控除額計 48,514
手取り 185,236

総支給額、控除額

基本給200,000円に各種手当33,750円を加えて総支給額が233,750円です。健康保険 11,952円、厚生年金 21,393 、が比較的高い控除額です。所得税が3,000円と比較的安いですね。住民税は前年の収入に基づいて徴収されるので、初任給の時にはゼロです。この人は財形貯蓄で10,000円を天引きされています。

DC 20,000円

私の子供の場合は企業型確定拠出年金DCで毎月20,000円積み立てることにしました。この会社は、会社がDCを積み立てるのではなく、社員が自分の給与からDCを給与天引きで積み立てる形です。なお、DC以外にiDeCoを積み立てることができない仕組みとなっています。新入社員で給与も少ないのでこれ以上のDC積立は難しいのですが、給与が高くなると最大5.5万円を積み立てることができるようです。DCやiDeCoは積立額について税控除ができますし、運用益に対して税金がかかりませんから、できるだけ大きな額を積み立てた方が得です。そして十分に積み立てたと判断できたら、その時点(例えば50歳)で積立をやめれば良いのです。後は10年、20年の間に今まで積み立てたファンドが勝手に資産を増やしてくれます。ただし、DCは60歳にならないと引き出して使うことができませんから、そこだけは注意が必要です。

つみたてNISA 33,300円

DC以外にはつみたてNISAを始めました。商品は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドです。この商品は野村証券などの対面証券会社では取り扱っていませんので、SBI証券に口座を開設しました。この商品は、先進国株式のインデックスファンドとしては最も低コストで、純資産総額が最大なので安心して積み立てることができます。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 」でも毎年のように第1位に輝いている商品です。SBI証券では毎月の積立額が100円単位なので、年間40万円のつみたてNISA枠を最大限に利用できるように、33,300円ずつ積み立てます。33,300円を12か月積み立てると399,600円で、つみたてNISAの400,000円に400円足りないのですが、SBI証券では「NISA枠ぎりぎり注文設定」を使うと1回だけ400円を加えて400,000円に達するようになっています。