◎今日のテーマ:評価益は渋谷区松濤の61㎡新築マンション、または高級車18台分の価格に相当します。
サラリーと退職金
私の金融資産の原資は、すべて40年以上にわたるサラリーマン人生のサラリーで、親からの相続財産はありません。最近は、パートタイマーのサラリーと、特別支給の老齢厚生年金だけでは足りずに、生活費に補填するために少しずつ資産を取り崩しています。
自宅は一戸建て
このブログでは評価益を新築マンションの相当額で表示していますが、私自身は一戸建てに住んでいます。また、長い間社宅に住んで50歳になって住宅を取得したとき、住宅ローンを組まずに現金で支払いました。社宅を利用できる人は、できるだけ長期間利用した方が得です。私が住んでいた社宅は古くて狭かったのですが、我慢して住み続けました。
マンション管理人の人件費
マンションは、マンションの管理人の人件費を負担しなければなりません。一戸建てなら自分で修理、手入れをすれば済むのに、他の人の人件費を払うことは、節約志向の私としては、好ましくありません。また、修繕積立金など不明なコストが、あまり好きになりません。
タワーマンションと子供の学力
特にタワーマンションについては、自然や社会との距離が離れてしまうために、子供の学力が伸びないらしいので、子供を育てる環境としては、よくよく考えた方が良さそうです。
外貨MMFで資産運用をスタート
資産運用の話に戻りますが、私は2010年に退職金等をもとに資産運用を始めました。最初は、USMMF、ユーロMMF、オーストラリアMMFを合計で2,000万円購入しました。翌年2011年は東日本大震災後に円高が進んだために、500万円以上の評価損が発生しましたが、実損ではありませんので、そのまま放っておきました。2012年になると、従業員持株会で購入した個別株式の価格が上昇したので1000万円の評価益が出ました。2013年から3年間は、アベノミクス、日銀の異次元緩和金融政策によって、毎年1000万円以上の評価益が発生しました。
トリクルダウンと根からの搾取
トリクルダウン(trickle down)という考え方があります。「滴り落ちる」という意味で、経済においては「富める者が富めば、やがて貧しい者にも富が滴り落ちる」という考え方を指す。しかし、日本の現状を見ると、土の中の栄養を富める者だけが優先的に根から搾取して、貧しいものは根からは吸収できずに、わずかに上の方から滴り落ちるものを受けているのではないかと思います。つまり、地上の目に見える部分はトリクルダウンだけれど、地中の目に見えないところでは、富める者がはるかに多くの富を搾取しているのです。
チャイナショック
2015年の夏から2016年にかけてチャイナショックが起こり、評価額が一時的に3000万円減少しましたが、2017年には盛り返しました。2018年から2019年にかけては、ぐずつき気味ですが、配当金の約2~3%はどのETFからも配られています。