◎今日のグラフ:外国株式投資信託の信託報酬
毎月分配型の投資信託
最近は毎月分配型の投資信託からの資金流出が進んでいます。その理由は、
- 元金を取り崩して分配していたことを所有者が知らなかったこと、
- 信託報酬というコストが高いこと、
- これらの問題点を金融庁が厳しく指摘していること、
です。
テーマ型の投資信託
代わりに伸びているのが、ロボット、自動車などのテーマ型の投資信託です。しかし、テーマ型の投資信託は相場の波が激しいので、必ずしも長期運用に向いているわけではありません。
新聞・雑誌は信頼できるか
全国紙、経済紙は、広告主から広告宣伝料を受け取っているので、読者である個人投資家本位の記事を書いているかどうかを疑って読む必要があります。
広告のないムック
そこで注目したいのは、広告宣伝のない投資信託のムックです。最近、宝島社から「今買いの投資信託ランキング (別冊宝島 2619)– 山崎 元 (監修)」というムックが発売されました。このムックには広告宣伝がありません。このムックにかかわった人たちが完全に個人投資家本位の意見を言っているかどうかは分かりません。それでも、広告の掲載されている新聞や、雑誌よりは、バイアスが少ないと考えられるので、真剣に読む価値があると思います。
債券・バランスファンドは魅力なし
昨日まで、有望な日本株式の投資信託を検討しました。今日から、外国株式の投資信託を検討します。なお、債券については、現在のような超低金利の時代には投資の魅力がないと思っています。その結果、債券を含むことになるバランスファンドも検討する価値は乏しいと思います。さらに、このブログのテーマは長期投資なので、その点からは株式投資が最も有利であることから、日本と外国の株式以外の投資信託の検討をする予定はありません。
5銘柄を検討
今回は、Fund of the Yearなども参考にして有望であると思われる、eMAXIS Slim 先進国株式、eMAXIS Slim 新興国株式、ニッセイ外国株式、楽天・全世界株式、楽天・全米株式の5銘柄を検討したいと思います。
コストは、アメリカ<先進国<新興国
この5銘柄の信託報酬には差がありますが、それは取り扱っている国によってコストが変わるので、どの投資信託もかなり低い水準にあると考えます。信託報酬の最も低いエリアはアメリカで、ETF(IVV、VOO)なら0.04%です。一方で、新興国のコストは高くなる傾向があります。どの銘柄もおおむね0.2%以下の水準ですので、問題があるとは思いません。
外国株式インデックスファンド 信託報酬 2018年3月 | |
eMAXIS Slim 先進国株式 | 0.11826% |
eMAXIS Slim 新興国株式 | 0.20520% |
ニッセイ外国株式 | 0.20412% |
楽天・全世界株式 | 0.23960% |
楽天・全米株式 | 0.16960% |