つみたてNISA 2021年1月

平均リターンは9%

つみたてNISAは野村つみたて外国株投信で、毎月33,000円積み立てています。2021年1月までの取得金額は1,221,045円で、評価額は1,549,154円ですから、評価益は328,109円です。増加率は26.9%ですから、3年間を平均した年率換算では約9%ということになります。外国株ETFへの投資としては標準的でしょう。

急上昇が強すぎる?

2020年の前半までは取得金額(グラフの青い線)と評価額(グラフの赤い線)にあまり差がなかったのですが、後半から評価額が上回り始めました。評価額の急上昇が強すぎるという見方もありますが、過去2年半の上昇が無さ過ぎたと言えるかもしれません。

NISAは選択制

NISAとつみたてNISAは選択制になっていて、片方を選べば、その年はもう一方を選べません。

それでは、NISAとつみたてNISAのどちらを選ぶべきでしょうか。

数百万円あればNISA

私と連れ合いは、ある程度まとまったお金を持っていますので、本来ならNISAが適していると言えます。もう一方、社会人として働き始めたばかりの人は、現在あまり貯蓄がないので、つみたてNISAが適しているでしょう。これは一般論です。

それでは私の家族はどうしているでしょうか。

① 私の場合

NISAを2年目から開始

NISAが始まったのは2014年でしたが、その仕組みがよく分からなかったので、1年目は投資しませんでした。2年目からは満額(当初は100万円、その後120万円に変更)投資しました。

生活費補填のために取り崩す

しかし、生活費や住宅の修繕費用に充てるために取り崩し、5年間保有したNISAはありませんでした。

つみたてNISAに切り替え

2018年からはつみたてNISAに変更しました。私は基本的に金融資産のほぼ全額を株式ETFに投資していて、手元に日本円の余裕資金がないので、NISAを買うための余裕資金もありません。

野村證券では外国株式ETFをNISAにできない

また、私は日本株に投資するよりも、アメリカを中心とする外国株に投資したいのですが、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)やVOO(アメリカ・バンガード社のS&P500のETF)は、野村証券ではNISAで買うことができません。

ロールオーバーの意味不明

NISAで5年間保有すると、ロール・オーバーできるのとされていますが、ロール・オーバーの意味がよく分かりませんでした。ロール・オーバーの金額には上限がないと言うのが分かるまでには、しばらく時間がかかりました。

不安定なNISA制度

更に、NISAは、制度変更が幾度も行われていて不安定な感じが否めません。そこで、NISAをやめてつみたてNISAに乗り換えました。

野村つみたて外国株投信を継続

購入している商品は、「野村つみたて外国株投信」で、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」では4位になったこともありました。信託報酬は、年0.209%(税抜年0.19%)ですので少し割高ですが、2018年当時はかなり低い水準でした。他の銘柄がどんどん信託報酬を下げていることが分かります。私としては、この少し割高の銘柄でも大きな不満はないので、このまま続けるつもりです。

野村スリーゼロ先進国株式投信は失敗?

野村證券には、これ以外に「野村スリーゼロ先進国株式投信」というインデックスファンドがあります。この商品の特徴は、2020年3月16日から2030年12月31日までの信託報酬率は0%としているところです。信託報酬が安いのは魅力なのですが、紙の書類を送付してくれないなど、不便なところがあって、純資産総額は2021年1月29日現在4.4 億円しかありません。一方、野村つみたて外国株投信 は、2020年12月30日 現在251.9 億円まで伸びています。

② 連れ合いの場合

NISAからつみたてNISAに変更

私と一緒に2015年からNISAを始めましたが、生活費補填のために取り崩したことがないので、すべて5年間保有しました。現在はつみたてNISAに変更しているので、5年満期になったNISAはすべて特定口座に移っています。

頻繁に制度変更するのは不安

連れ合いの場合は、投資資金に余裕がありますので、NISAを継続しても良かったのですが、NISAの問題点は制度がころころと変わるところです。そのたびに私が調べて説明をしなければなりません。このように複雑な説明をしていると、大体けんかになるのが我が家のパターンです。それならば、私と同じく、つみたてNISAにすれば、たいして説明の世話もなく、我が家も平和になるという判断を下しました。

③ 子供A(30代)

まとまったお金があるのでNISA

我が家の子供のうち一人は働き始めて数年経っているので、ある程度貯蓄がありましたから、NISAを勧めました。昨年12月に<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを買ったところ、2か月足らずで5万円以上増えているので喜んでいます。この銘柄は野村証券では買えず、ネット証券に口座開設が必要です。私と連れ合いの証券口座は野村証券ですが、子供はSBI証券を開きました。

なお、この銘柄は、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」で2位に入っています。毎年120万円ずつ同じ銘柄を買う予定にしています。

④ 子供B(20代)

まとまったお金がないのでつみたてNISA

働き始めて間もないので、2019年からつみたてNISAを始めました。銘柄は子供Aと同じく、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドで、証券会社もSBI証券です。1年後に残高を見せたところ、40万円になっているので驚いていました。若者にとっては、自動的に積み立てる仕組みが必要です。また、これからの若者にとって、SBI証券、楽天証券などのネット証券は必須の口座です。

野村證券、SBI証券、株式ETF、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

若い世代は、SBI証券で<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、シニア世代は野村證券で株式ETFというのが我が家のパターンです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です