米国債金利上昇 2021年2月

2か月足らずで1,500万円増加

最近の私の資産評価額は、今年に入って2か月足らずで1,500万円以上も増加しました。原因はいくつかあります。

  • アメリカ株価上昇
  • 日本株価上昇
  • 為替レート円安

更にその背景にあるのは、

  • アメリカ、日本、ETなどの新型コロナウィルス対策としての財政出動
  • 世界的金融緩和
  • ワクチン接種が始まり、集団免疫に向かって順調に進展

等が挙げられそうです。

金利上昇

先進国が、普通の生活に戻るのは、今年は無理でも来年の2022年中には実現できるかもしれません。そうなってくると、現在行われている、財政政策、金融政策の見直しの動きが始まってもおかしくありません。それ以前に、現在の超低金利状態は異常ですから、マーケットの力によって、金利が上昇し始めても不思議ではありません。アメリカ、日本、EUの中で、金利上昇に耐えられるだけの経済力を持っているのは、まずアメリカでしょうから、アメリカの金利が真っ先に上がる可能性があります。

0.8%金利上昇

現実に昨年2020年8月からの半年間で、米国10年債利回りは上昇し、0.5%から1.3%台まで上昇してきました。

折り込み済み

この利回りは今後も上がるのでしょうか。それは分かりません。私が分からないだけでなく、どんなに素晴らしい専門家でも分かりません。もし分かるのであれば、その人も含めて多くの専門家が、上がることを前提とした行動をとりますから、今日現在の利回りはもっと上がっているはずです。つまり、将来について分かっていることは、現在の利回りに反映されているはずです。いわば、織り込み済み、ということです。

FRB議長は雇用重視

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、米雇用市場の回復に向けて「官民双方の寄与と共に、社会全体のコミットメントが必要」との見解を示しています。

FRBは雇用を重視しますが、今回も、「失業者数と、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の就職難の可能性を踏まえると、最大雇用の実現と維持には緩和的な金融施策以上の取り組みが求められる」と話しています。

さらに「堅調な雇用市場の恩恵を十分に実現するには、短期的な政策と長期的な投資による継続的な支援が必要」とし、「そうすることで職を求めている全ての人が技能と機会を与えられ、繁栄に貢献するとともに、繁栄の恩恵を享受できるようになる」と述べています。

資産家にもおすそ分け

このような金融政策の結果、職を失った人、給与の下がった人に恩恵が行くような政策をとると、もともとお金を持っている人には、それ以上に恩恵が行くことになります。

累進課税による格差是正

それを調整するのが、所得税などの累進課税です。ただし、日本の累進課税は世界的にみると、かなり急こう配になっているようです。

先進国の所得税は50%前後

最高税率は以下のとおりです。

  • 日本:所得税+個人住民税:55%
  • アメリカ:所得税+地方個人所得税:49.7%
  • イギリス:所得税:45%(1960年代にビートルズの所得税が90%だったと記憶していますが、ずいぶん下がりました。)
  • ドイツ:所得税+連帯付加税:47.48%
  • フランス:所得税+社会保障関連諸税:54.7%

先進国の所得税は概ね50%前後の税率で、その中でも日本は最も高くなっています。

個人所得課税の税率構造の国際比較のイメージ

新型コロナウイルス特別所得税?

東日本大震災の後、平成25年分の所得税から適用される復興特別所得税が創設されました。

復興特別所得税額 = 基準所得税額 × 2.1%

これと同じような税金が、新型コロナウイルス特別所得税として数年後に創設されるのでしょうか。東日本大震災の被害は日本だけでしたが、新型コロナウイルスは世界中が被害者ですから、他の国と歩調を合わせるのかもしれません。

金利の歴史150年

ところで、アメリカにおいて、現在のような金利水準は、長い歴史の中でどの水準なのでしょうか。下の図は過去150年間の金利の推移です。20世紀の後半に金利が上昇した時期がありました。10%を遥かに超えていました。財政赤字、貿易赤字の双子の赤字(経常赤字)が問題になった1980年代のことです。しかしアメリカはその後経済力を回復して、低金利時代へと移っていきました。1980年代には、現在のような超低金利の時代を予測しにくかったのと同じように、今後高金利時代になることが難しくても、そうなる可能性はあります。

米国債を買いたくなる水準

現在の金利は1.3%程度ですが、もう少し金利が上昇し、2%、3%になれば、リスクの大きい株式から国債などの債券に資金を移動させることも一部生じるでしょう。私自身も米国債の利回りが4%、5%まで上昇すれば、数百万円、数千万円単位で米国債を購入することを検討するでしょう。

金(ゴールド)を買いたくなる水準

ところで、上がり過ぎた株式から金(ゴールド)に資金が逃げている状況が続いてきましたが、現在のNY金(ドル/トロイオンス)は、 1,773ドルまで下落してきました。一時期は2,000ドルまで上昇したのですから、1割以上下落したことになります。金についても、ポートフォリオの一つとして考えたことがありますが、1,500ドル以下にならないと検討の遡上には上がってこないと思います。

注目材料は目白押し

日本では感染者数が減少してきて、ワクチンも接種が始まったので、株式市場も好調ですが、これからオリンピック・パラリンピックの開催問題など、大きな問題がありますので、注目材料がたくさんあります。

VWOを追加購入するのが良いか?

しかし、私のような個人投資家としては、何もせずに傍観するしかありません。ただしETFの分配金がたまってきたので、唯一判断することは、追加投資の時期、金額、投資銘柄です。投資銘柄は、上がり過ぎたVOO(S&P500のETF)を避けて、VWO(新興国のETF)の方が良いかなと思っています。

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