私のポートフォリオ 2021年2月

2021年2月末のポートフォリオです。

つみたてNISAの33,000円だけ

2月も、相変わらず、つみたてNISAで3万3千円買い増しただけで、それ以外の取引は行っていません。しかし、評価益は1000万円増加しました。上がっても、下がっても、何もしないのが私の方針なので、気分はいたって穏やかです。

利益確定は別世界の話

テレビを見ていると、利益確定売りという言葉をよく耳にしますが、それは機関投資家や株式売買を楽しんでやる人の世界であって、私のように、10年、20年、30年という長期投資をする個人投資家にとっては無縁の概念であり、立ち入ってはいけないと思います。利益確定をして手に入れた個人投資家は、そのお金をどうするのでしょうか。株が安くなったら、そのお金で買おうと思っている人もいますが、株が下がることはあまりありません。結局買い時を逃した後、売った時よりも高い価格で買う羽目になってしまうのです。

安い時に買うのは難しい

ここで、私と連れ合いが最近数年間買い増している、VOOというアメリカのS&P500のETFについて言うと、2010年発売以来、11年間ほぼ一本調子で株価が上昇しています。昨年の3月に急落したことがありましたが、それ以外はほとんど下がっていません。過去を振り返ればこのようなこのようなことが分かるのですが、そこにいる当事者は全く五里霧中で、これから下がるのか、上がるのかが分からないのです。

連れ合いは2回買えたが私は買えなかった

実は、私の連れ合いはこの時2回に分けて300万円を買い増せたのですが、私は結局買えませんでした。連れ合いも、そんなに安値で買えたわけでは有りませんでした。ウォーレン・バフェットも、リーマンショックの時、そこねとは程遠いところで買っているのです。今から思うと、大きなチャンスを逃したと、後悔しきりです。その話は別にして、株価が下がって買い戻すチャンスはほとんどないのですから、利益確定という言葉に惑わされないようにしました。大事なことは、買ったものを持ち続けることです。

ウォーレン・バフェットご推奨のVOO

私の保有しているアメリカS&P500のETFは、VOOとSPYです。VOOは、管理費用が0.03%という極めて低コストの商品なので、投資家のウォーレン・バフェットが、自分の死後、この銘柄で相続財産を運用するように勧めていますが、もう一つのS&P500のETFは、世界最大のETFであるSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)です。

SPYの平均リターンは10%

この銘柄は1993年に発売されたので28年間の歴史があるのですが、この間のリターンは年率平均で約10%です。リターンが10%と聞くと、普通の日本人にとっては信じられない数字だと思います。私もそうでした。しかし、いろいろとインターネットで調べたり、アメリカのダウやナスダックの指標をテレビで見聞きしていくうちに、本当に10%の利回りのようであると信じるようになりました。ちなみに、利回りとリターンは同じですが、投資信託においては、利回りのことをリターンやトータルリターンと呼ぶことが多いと言われています。

72の法則

利回りが10%だと、どういうことが起こるのでしょうか。7.2年で2倍になるのです。「72の法則」というものがあります。この法則は、お金が2倍になる期間が簡単にわかる便利な算式で、「72÷金利≒お金が2倍になる期間」となります。したがって、100万円を投資すると7年2か月後には、2倍の200万円になるということです。実際には、株式ETFの分配金を支払うときに課税されたりしますので、数か月余計にかかりますが、おおざっぱに言えば7.2年で2倍になるということです。ちなみに私の資産は、ほとんど全部を株式ETFで運用していて、約11年で2倍以上になっています。

SPYは東京でも「1557」で買える

話をSPYに戻します。この銘柄の資料と、ファクトシートについては、以下をご覧ください。リターンが10%であることが分かります。

SPYの資料

SPYのファクトシート

なお、SPYについては、ニューヨークの証券取引所だけでなく、東京証券取引所でも買うことができます。その証券コードは、「SPY」でなく、「1557」です。ただし、ニューヨークほど大量に取引されていませんので、1日に何億円も購入したい場合には、ニューヨークで取引したほうが良いと思います。

成行注文は危険

なお、外国で株を取引する場合には、「成行(なりゆき)」でなく「指値(さしね)」で注文したほうが良いようです。外国の「成行」は、本当にどんな値段が付くか分からないので、とんでもない高値で買ってしまうことがあるそうです。かつて、私が野村證券で電話注文した時に、「成行でお願いします。」と言ったところ、受付の女性が、「アメリカの成り行きは、本当に成行だから危険です。指値にした方が良い。」と言われました。それ以来、私は外国のETFを買う場合には、指値にしています。こういう情報は、インターネット証券会社では教えてもらえないので、対面証券会社の良い面であると思います。この情報については、私のブログの閲覧数の中でも、常に上位にあります。ただし、現在は、私の注文方法も野村のインターネット取引なので、このような情報はこちらから聞かない限り、教えてくれません。何でもかんでも、低コストのインターネット取引がいいわけでは有りません。

VTの配分比率で世界の株式ETFを保有

私のポートフォリオは、国内株ETFは1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))で25%保有し、外国株ETFは、SPY、VOO以外に、ヨーロッパVGKが10%、新興国VWOが4%、オーストラリアASXが2%です。外国株式の配分ウェイトはVT(全世界株式のETF)の比率を参考にしています。

次はVWOか?

他にはDB(確定給付年金)4%、DC(企業型確定拠出年金)7%です。USMMFが2%あるので、近々VWOを買い増そうと思っています。

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