運用益2千万円
運用益は、約2000万円、コンパクトカーを200万円とすると10台分に相当します。
14年前に買った中古コンパクトカー
我が家にも古いコンパクトカーがあったのですが、最近手放しました。14年前に中古で購入したものですが、修理する部品もなくなってきたので、売却する時期に来たのです。当面買い替えは考えていません。おそらくもう買わないでしょう。連れ合いは、昭和30年代の生まれで、自動車に乗って家族でドライブするのが夢だった年代です。一方、私は同じ30年代生まれですが、自動車には興味がなく、運転免許すら持っていません。二人とも60歳代ですから、これから自動車を買うことは無いでしょう。
東京23区内なら自動車は不要
私は、以前からこのブログで、東京23区内に住んでいるのなら自動車はいらないと書きました。しかし、我が家の自動車は中古で買ったものですし、墓参りなどたまにしか乗りませんからコストもあまりかからず、それで連れ合いの夢がかなうのなら、持っていても良いだろうと思っていました。
駐車場の土地代は1250万円
駐車場には5坪ほど使っているので、1坪250万円とすると、それだけで1250万円になります。東京で自動車を持つとお金がかかります。ただし、土地は価値が減耗せず、逆に、購入した時に1坪150万円だったものが100万円上昇しました。
稚拙な投資方法
連れ合いの投資は、元金4650万円に対して、運用益は約2千万円ですが、この投資の方法は、非常に稚拙なやり方でした。何が稚拙かと言うと、相場が下落した時に買わず、相場が上がると買うという方法だったからです。投資の素人が陥りやすい罠にまんまとはまってしまいました。それでも、売らずに持ち続けると14年で4割以上の利益が出るのは、銘柄の選択が正しかったことと、相場が下落した時に売らずに持ち続けたことでした。
持っている銘柄は以下のとおりです。
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1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))
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SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)
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VOO(アメリカのバンガード社のS&P500のETF)
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野村つみたて外国株投信
従業員持ち株会株式は倒産で紙切れに
それでは、過去14年間の投資の経緯を説明しますが、このグラフに書いていない投資が一つあります。それは連れ合いが勤めていた会社で積み立てていた会社の従業員持ち株会株式です。400万円積み立て、一時は評価額が800万円まで増えたのですが、その後倒産し、ほぼゼロ円になりました。
私の従業員持ち株会株式は高値で売り抜け
一方、私の従業員持ち株会株式は、元金1000万円が2500万円に上昇した時に全額売却し、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))に変換しました。その後1306の株価は日本銀行の異次元金融緩和政策で上昇したので、生活費などで一部取り崩しても、まだ5千万円以上残っています。従業員持ち株会の株式は、早めに売却して、ETF等のリスク分散してある銘柄に変換すべきです。
2007年投資開始
連れ合いの投資経歴は、2007年に始まりました。その頃は、ITバブルの後遺症も癒えて、世界的に株価が上昇していた時でした。私自身に余裕資金があれば自分で投資したのですが、2005年に我が家を購入したばかりで、手元資金がありませんでした。そこで、預金を持っている連れ合いを説得して、1306とSPYを合計1000万円買うように勧めたのです。連れ合いは、当初気が進まないのでいやだと言っていたのですが、私の説得があまりにしつこいので、買う決断をしました。
サブプライムローン問題とリーマンショック
しかし、その数か月後、サブプライムローン問題が表面化して、アメリカの株式相場も雲行きが怪しくなってきました。そして、翌年の2008年9月にリーマンショックが起き、翌2009年3月にダウは最安値を付けました。株価が下がるにつれ、私と連れ合いの関係は、気まずくなり、更には険悪な状態になりました。
家庭内は険悪。安値でも株を買わず。
連れ合いは、「あなたが買った方が良いと言ったから買ったのに、こんなことになった。まだこれからも下がるから、今売って、もっと安くなったら買い戻す。」と言い始めました。私は「それでうまく行くなら、世界中の投資家が金持ちになる。そんなにうまく行かない。」と言い返しました。連れ合いは私の顔を見るたびにそんなことを繰り返している状態なので、私も会社から家に戻るのが嫌になるほど険悪な状態になりました。そんな状態が3年、4年と続きました。残念だったのは、株価の安い2009年から2012年に追加投資できなかったことです。
2013年追加投資開始
2013年になると異次元金融緩和のおかげで、少し株価が上向いてきたので、1306の追加投資を連れ合いが自主的に始めました。
2015年元金を上回る
そして2015年にはついに元金を上回って、評価益が初めて出たのです。私としても、少しほっとした気持ちになりました。
チャイナショック、外国株式ETF購入
ところがその直後に、チャイナショックが起きて、再び評価額が減少しました。その後は徐々に業績も向上し、VOOなどアメリカのS&P500のETFを購入するようになりました。昨年のコロナウイルスショックの時には、下落途中で1回上昇途中で1回、VOOを購入しましたが、あまり安い時には買えませんでした。
家庭内の関係も株価とともに回復
現在、利益が2000万円出ているので、株式ETFを買ってよかったと言っているので、家庭内も円満に言っています。やれやれ。
初心者はドルコスト平均法化計画的分割投資
連れ合いの投資を通じて学んだことは、若い人はドルコスト平均法、年配でお金のある人も最初の投資は5年計画で分割投資が良いのではないかと思います。5年分割だと、一括投資に比べて、2年分の時間ロスが生じますが、それは投資の世界への入会金、必要経費だと割り切るのが良いのではないでしょうか。
大事なことは、始めること
あれこれ悩んで何もしないより、わずかな金額でも、まずは始めることが何より大事です。