投資の悩み 2

<昨日の続き>

日経CNBCがアンケート調査した投資家の「投資の悩み」について考えます。

悩み:米国・中国・EUなど投資情報が少なすぎる

金融機関のカモ

このブログは、主に投資初心者向けに作っていますので、あまり難しい悩みには意見を言うことができません。そもそも、私は金融関係で専門的な業務に携わったことは無く、メーカーで、確定拠出年金、確定給付年金、従業員持ち株会などの責任者を担当したり、厚生年金基金の役員をしていたという経歴を持っているだけです。実は、これらの経歴の持ち主は、長年にわたって、金融機関のカモにされていた人種なのです。そして、金融機関の顧客であるほとんどの企業の担当者、責任者は、今でもカモにされているようです。

無駄なコストのオンパレード

通常、確定給付年金等は複数の金融機関が担当しますが、その金融機関が多いために、無駄なコストがかかります。また、運用をする際に、ある会社が売った株を他の会社が買って、無駄な売買手数料だけ支払っています。さらに、低コストインデックス運用をせずに、わざわざレバレッジをかけて手数料を取ろうとします。私の感触としては、毎年数億円の余計なコストがかかっていたのではないかと思います。

現地の言葉でそのまま理解できる能力

つまり、金融機関の人間が中間で介在すればするほど、コストがかかるのです。日本の投資で、最もコストがかからない方法は、低コストインデックスファンドで運用するか、数百銘柄にバランスよく投資することでしょう。同様に米国など外国に投資するのであれば、現地の情報を現地の言葉で入手することだと思います。つまり日本語に翻訳したり、日本人が解釈・解説した情報ではなく、現地の言葉をそのまま読んで理解できる語学能力が必要だと思います。

膨大な情報量

私も、アメリカの個人資産運用関係の記事をこのブログで取り上げていますが、毎日その100倍くらいの英文情報を読みこなすようでなければ、有用な投資情報は手に入らないような気がします。例えば、英文雑誌のBusiness Weekを毎日読むくらいの量でしょう。それを実現できたとしても、アメリカの平均的な投資家レベルですから、その人たちよりも優位に立つことはできないでしょう。

アメリカ、新興国、ヨーロッパへの分散投資

一方私は、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、VOO(バンガード社のS&P500のETF)、VWO(新興国のETF)、VGK(ヨーロッパのETF)に分散投資しています。最近10年間で金融資産は2.5倍になっていますので、私は十分に満足しています。

悩み:あまりにも情報が多すぎて整理しきれない。結局のところ、第6感がパフォーマンスが良いことがある

基本的に、株式投資は無駄な動きをしなければ儲かるというのが、世界の投資家の過去の経験則のようです。それは第6感であろうとなかろうと、ある程度分散投資すれば利益は出るということです。

アメリカS&P500の暦年年末指数価額は以下の通り

  • 1960:     58.11
  • 1970:     92.15
  • 1980:   135.76
  • 1990:   330.22
  • 2000: 1320.28
  • 2010: 1257.64
  • 2018: 2506.85

1960年の58.11から2018年の2506.85へと43倍に増えています。

還元率

かけたお金に対して戻ってくる割合を還元率で表すと以下の通りです。宝くじを買うお金があれば、それで株式を買った方がはるかに得をします。その時に、1銘柄だけを買うのは2.5倍になる可能性もありますが、一方で倒産してゼロになる可能性もあって危険です。勤めていた会社の従業員持ち株会の株式が2.5倍になったのが私で、倒産してゼロになったのが連れ合いです。個別株式に投資する場合には数十銘柄に分散することが賢明だと思います。その際、日本の株式だけでは分散投資になりませんから、外国については、VOO、VGK、VWOなどに分散投資する方が無難です。

還元率
宝くじ 45.7
サッカー 49.6
公営競技 58.5
アフラック 75.5
日本生命 86.6
都道府県
民共済
88.2
SPY5年間の平均リターン 109.2

悩み:ネット証券が普及したせいか、昔と違って近頃は値動きが激しいと感じます。すごいスピードについていくのが精一杯です。相場の動きが速い。

1分、1秒であくセクせずに、1か月単位で十分

2020年の新型コロナウイルスショックの時に、VOOの2月最高値310ドルから3月に底を打った210まで下がるのに、約1か月かかりました。1世紀前のスペイン風邪以来の感染症によるパニック売りでした。それでも1か月間の猶予があったのですから、どこかでは買うことができたでしょう。1年半たった現在の株価は400ドルですから、この1年半の間に多少なりとも買えば良かったのですが、連れ合いは2回買い、私は1回も買えませんでした。ウォーレンバフェットも、リーマンショックの時には早く買い過ぎてしまったようです。買うチャンスはいくらでもありますから、1分、1時間、1日、1週間、1か月単位で利益を追い求めるのではなく、いつでも良いからコツコツ買って、現金が必要な時にその都度必要額を売却するのも有望です。

40年間の積み立てで6.5倍

私は子供たちに、つみたてNISA、確定拠出年金、投信積立を勧めていますが、相場に関係なく毎月定額を積み立てれば、25歳から65歳までの40年間で、年率リターンがが8%とすると、積み立てた金額の6.5倍になります。年率リターンが5%でも3倍です。

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