予算管理はしない
私は予算管理をしたことがありません。私の給料や年金は銀行口座に振り込まれ、そのキャッシュカードは連れ合いが持っていいます。税金、公共料金などは自動的に引き落とされ、食料品の買い物、小遣いなどはその預金口座から支払いますが、特に金額やスケジュールは管理していません。
旅行は発案者が支払う
その預金口座が底をつきそうになると、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))を100万円ほど売却して、20~30万円ずつ補填します。旅行は、私と連れ合いの発案した方が、自分の貯金や証券会社のMRFを引き出して使います。2年ほど前に住宅の修繕費に350万円かかりましたので、これも1306を売却して支払いました。
不足分はETF取り崩し
特に予算管理をしたことがありませんが、ETFを少し取り崩して生活できているので、これで良いだろうと思っています。
予算管理は息苦しい
もし、毎月の予算を作って、領収書を集計するとなると、相当に息苦しくなり、夫婦間も関係もぎすぎすしそうな感じがします。
非効率なものも趣味と思ってあきらめる
今から30年前に、連れ合いの知り合いの配偶者ががんにかかった時、慌ててアフラックのがん保険に加入しました。毎年8万円ほどの保険料です。そのうちのある程度は税額控除されますが、年間8万円は小さい額ではありません。その後、私が投資、保険などを勉強して知識が増えてきたので、55歳半ばで、他の生命保険、医療保険を全部解約したのですが、これだけは連れ合いが解約を拒否しました。その後、時間をおいて2回、やめることを提案しましたが、そのたびに喧嘩になりました。そこで、これは連れ合いが趣味で続けていることだから、その趣味までやめさせるのはできないと考えるようになり、今でも続けています。
budget
アメリカの記事を読んでいると、budgetという単語が良く出てきます。この単語を辞書で引くと、「予算、予算案、予算額、経費、運営費、家計、生活費」という訳が出てきます。このうちどの訳を採用するかは難しい問題です。
家計簿
日本には家計簿というものがあり、これは1904年に羽仁もと子が考案したもので、彼女の考案した家計簿は婦人之友社から毎年発行されています。
家計簿を和英辞典で見ると、
household account〔通例複数形のaccountsで〕
a household accounts book
housekeeping book
money diary
という英語が出て来て、budget は出てきません。アメリカ、ヨーロッパなどには、日本の家計簿に該当する物はないという話を聞いたことがあります。したがって、budget は、家計簿ほど緻密ではないけれど、収入と支出の総額が分かり、食品等の主要な費目が分かるものというように受け止めています。
我が家では特に予算管理はしていませんが、気を付けていることがあります。
外食はしない
我が家ではほとんど外食をしません。外食のコストはほとんどが人件費ですから、我が家で作れば材料費とわずかな光熱水料しかかかりません。特に最近は冷凍食品がスーパーでも生協でも充実していますから、家で少し手をかければおいしい料理がいただけます。外食の料金のほとんどは人件費ですから、自分で作った方が低コストで済みます。
コンビニは使わない
それから、コンビニエンスストアで物を買うことはほとんどありません。例えば、納豆はスーパーで買えば50円ですが、コンビニだと100円します。牛乳も2倍近くの値段がします。
保険は会社の団体的保険だけ
その他にも、生命保険、医療保険などはほとんど加入していませんし、自動車で遊びに行くこともほとんどありません。
大事なのは生活スタイル
数字で予算管理しなくても、節約できる生活スタイルを定着すれば十分なような気がします。
我が家のように家計の予算を作らない家の方が多いのではないかと思いますが、今日はそのことについて、CNBCの2021年11月19日の記事をもとに考えます。以下は拙訳です。
多くの人にとって予算管理が役立たない理由がある
多くの人にとって予算管理がなぜ難しいのかを徹底的に調べましょう
もしパーソナル・ファイナンスに関心があれば、たぶん、金銭的自立には予算管理が必須だという実証済みアドバイスを聞いたことがあるでしょう。もし、収入、支出、負債を毎月コツコツと追いかけなければ、自分のお金を整理することはできないとよく言われます。
非常に多くのパーソナル・ファイナンスのエキスパートがなぜ予算管理を勧めるのかは良くわかりますし、個人のお金に関する込み入った問題を簡単に解決できます。毎月のお金の入りと出を理解することによって、何に使い過ぎているかが分かるのでその支出を削減できますし、副業で収入を補充しようと決めるかもしれません。予算管理すれば、知りたくないことに直面することになりますし、寝室1部屋付の代わりにワンルームを選ぶべきかどうか、もっと給料の高い新たな仕事を必要としているのかどうかに向き合うことになります。
もし、予算管理作成をためらっていたり、怖いのなら、それはあなただけではありません。1500人以上を対象とした2020直感調査によれば、前月にいくらのお金を使ったが知らない人が60%以上いました。もし予算管理をやってみて続けることができなかったら、それはあなたが悪いのではないかもしれません。この分野の専門家やパーソナル・ファイナンスのエキスパートに、なぜこれほど多くの人々が予算管理できず、代わりに何だったらできるのかを聞きましょう。
<明日に続く>