どのインデックスファンドが良いか

推奨3銘柄

私は、自分の子供たちに、以下のインデックスファンドから選ぶように勧めています。

SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

これらのファンドに共通する特徴は以下の通りで、それが選択基準になります。

  1. 外国株式
  2. ファンド
  3. インデックスファンド
  4. 低コスト
  5. 純資産額が2,000億円以上
  6. 会社が異なる
  7. それぞれの特徴がある
  8. SBI証券で買える

1.外国株式

三菱UFJだけは全世界なので日本を含んでいますが、すべての銘柄がアメリカを中心とした外国株式のファンドです。アメリカの経済成長力は世界の中で最も期待できると考えています。

2.ファンド

個別株式の売買・保有はリスクが高く、知識、時間、エネルギーなどが必要ですから、仕事の忙しい私の子供達には適していません。ファンドは、不特定多数の投資家から広く資金を募って多数の銘柄で運用します。

3.インデックスファンド

S&P500株価指数やNYダウ、日経225などの株価指数に連動するのがインデックスファンドです。インデックスファンド以外にはアクティブファンドがありますが、経費が高く、リターンも高いとは言えないので、避けるべきです。

4.低コスト

30歳前後の若い人たちは、今後数十年にわたって、資産運用するので、低コストということはとても重要です。インデックスファンドであれば、ほとんどの銘柄が買付手数料が不要ですが、信託報酬はおおむね0.1%以下のものを選ぶべきです。インデックスファンドの中には、0.3%以上のものもあるので、確認が必要です。

5.純資産額が2,000億円以上

一定規模以上の純資産に届かない銘柄は、できたばかりか、何か問題を持っている場合がありますので、私は株式ETFの場合1兆円、低コストインデックスファンドの場合2,000億円以上のものを選ぶようにしています。

6.会社が異なる

インデックスファンドは、いわゆるアセットマネージメント会社が委託して販売しますが、一社に偏ることなく、ここでも分散を心がけています。

7.それぞれの特徴がある

同一の運用方針の銘柄を複数社から買っても意味がありませんから、それぞれ特徴のある銘柄を選んでいます。

8.SBI証券で買える

子供達には、日本最大のネット証券であるSBI証券を勧めましたので、そこで買える商品を選びました。したがって、楽天証券でしか買えないものは含まれません。

SBI証券の販売金額人気ランキングの上位10銘柄を検証します。

ファンド名と運用方針です。

順位 ファンド名 運用方針
1 SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 「バンガード・S&P500ETF」を通して、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 米国の株式に投資し、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として為替ヘッジは行いません。
3 SBI-SBI 日本株4.3ブル わが国の公社債に投資するとともに、株価指数先物取引を積極的に活用し、日々の基準価額の値動きがわが国の株式市場全体の値動きの概ね4.3倍程度となる投資成果を目指して運用を行います。
4 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。
5 SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じてCRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指します。
6 大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100 日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となることをめざします。株式の組入総額と株価指数先物取引の買建玉の時価総額の合計額が、原則として信託財産の純資産総額の2倍程度になるように調整します。
7 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCI コクサイ インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。購入時および換金時の手数料は無料です。
8 アライアンス-アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信D毎月H無予想分配金提示
9 三井住友DS-グローバルAIファンド(予想分配金提示型) 世界の上場株式の中から、AI(人工知能)の進化、応用により高い成長が期待される企業の株式に投資を行います。AIテクノロジーの開発のほか、AIの開発に必要なコンピューティング技術、AIを活用したサービス、ソフトウェア・アプリケーションの提供を行う企業や、AIを活用したサービスを駆使して自社ビジネスを成長させる企業等に投資を行います。原則として為替ヘッジは行いません。
10 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として、為替ヘッジは行いません。

ベンチマーク、信託報酬、買付手数料、解約手数料、純資産

上記8つの選択基準に照らすと、1位、4位、7位の銘柄が選ばれました。

順位 ファンド名 ベンチマーク 信託報酬 (税込)/年 買付手数料(税込) 解約手数料(税込) 純資産(百万円)
1 SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド S&P500株価指数(円換算ベース) 0.0938%程度 0 0 404,046
2 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) S&P500(税引き前配当金込/円換算ベース) 0.0968%以内 0 0 835,899
3 SBI-SBI 日本株4.3ブル なし 0.00968 0 0 31,213
4 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース) 0.1144%以内 0 0 356,583
5 SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース) 0.000938 0 0 43,027
6 大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100 なし 0.0099 0 0 176,243
7 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド MSCI コクサイ インデックス(配当込み、円換算ベース) 0.1023%以内 0 0 349,641
8 アライアンス-アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信D毎月H無予想分配金提示 S&P500(税引き前配当金込/円換算ベース) 0.01727 0 0 1,546,320
9 三井住友DS-グローバルAIファンド(予想分配金提示型) 0.01925 0 0 289,968
10 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース) 0.1023%以内 0 0 275,831

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