今月も「野村つみたて外国株投信」を33000円自動積立した以外は、売買がありません。
昨日、一昨日の「投信10大ニュース」に照らして、私のポートフォリオを考えてみます。
- NISAを恒久化・無期限化へ 資産所得倍増プラン
- 金融庁が「プログレスレポート」「モニタリング結果」「金融行政方針」を公表
- 投信の積立投資が拡大 楽天証券は月間1000億円突破
- ラップ口座が9月末に過去最高の13.9兆円 プラットフォーマーの競争が激化
- ロシアがウクライナ侵攻 関連投信が急落、売買停止や繰上償還も
- FRBが利上げ「アーク」「レバナス」など海外グロース株式型が大幅下落
- インデックス型ファンドの残高が拡大 海外株式型が「4強」
- ESG関連投信「見せかけ」監視強化で新規設定が急減
- 歴史的な円安 為替ヘッジの有無で明暗分かれる
- 三菱UFJ国際投信が投信残高首位に 野村アセットを上回る
1.NISAを恒久化・無期限化へ 資産所得倍増プラン
NISAは節税効果の高い制度ですから、十分に利用した方が良いです。まとまった資産のある人は「一般NISA」を、そして、現在まとまった資産はないが毎月の給料からコツコツ積み立てようという人は「つみたてNISA」が適しています。NISAは2014年から制度が開始されたのですが、当時はあまり良い金融商品が無かったので、NISAで1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))を購入したのですが、生活費に補填する資金が必要だったので、間もなく売却してしました。2018年につみたてNISAがスタートした時には各社が良い商品をそろえたので、私もつみたてNISAを利用するようになりました。
ただし、節税制度の優先順位は、イデコが先で、NISA又はつみたてNISAは2番目です。私は年齢的にイデコの積み立てはできませんが、運用だけは継続していて、現在、投資金額の3倍以上になっています。75歳まで運用を続けて受給を開始しなければ5倍程度になると考えています。
2.金融庁が「プログレスレポート」「モニタリング結果」「金融行政方針」を公表
今年金融庁が問題にしたもののひとつは仕組債ですが、このような複雑な商品に手を出してはいけないのです。個人投資家が購入して良いのは、ETF、低コストインデックスファンドだけだと思った方が良いでしょう。そして、もう一つの重要なポイントは、信託報酬が0.2%以下だということです。構造のわからない商品、コストの高い商品は全部だめです。私の保有している商品は、
- 信託報酬が0.1%以下のETF
- 信託報酬が0.2%以下の投資信託
だけです。現在人気となっている低コストインデックスファンドの信託報酬は0.1%程度ですが、企業型確定拠出年金のパッシブ外国株式は0.15%程度のものもありますので、0.1%を超えても0.2%以下なら良しとします。
3.投信の積立投資が拡大 楽天証券は月間1000億円突破
現在、私は会社を退職して給与を受け取っていないので、積立投資は行っていませんが、イデコとNISAだけでは、人生の3大支出である、住宅、教育、老後の資金には不足するので、積立投資が必要になります。私は、娘と息子に、イデコ、NISAとは別に、低コストインデックスファンドで投資するように勧めています。
4.ラップ口座が9月末に過去最高の13.9兆円 プラットフォーマーの競争が激化
結論から言うと、ラップ口座はコストが高いので、利用すべきではありません。ラップ口座で1%、投資信託で数%の信託報酬・売買手数料を取られますから、利用してはいけないのです。私は、アメリカ、ヨーロッパ、新興国、日本のETFに投資していますが、これと同様にするか、あるいはネット証券に口座があるなら、低コストの外国株インデックスファンドに投資するのが良いと思います。具体的には以下の3銘柄ですが、コストはすべて年率0.1%程度です。
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
これらに限らず、
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- SBI-SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
- SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド
等も、低コストの外国株式インデックスファンドですからお勧めです。
5.ロシアがウクライナ侵攻 関連投信が急落、売買停止や繰上償還も
世界で戦争が起きても、アメリカの株式市場はあまり影響を受けませんから、S&P500を中心に投資することが有効です。
6.FRBが利上げ「アーク」「レバナス」など海外グロース株式型が大幅下落
これらの商品は、コストが高いので、信託報酬0.2%以下という基準を適用すると、自動的に排除できます。
7.インデックス型ファンドの残高が拡大 海外株式型が「4強」
これはまさに私のポートフォリオです。ただし、私の場合は上場投信が中心ですから、長期で運用すればするほど低コストになります。
8.ESG関連投信「見せかけ」監視強化で新規設定が急減
信託報酬0.2%以下という基準を適用すると自動的に排除されます。
9.歴史的な円安 為替ヘッジの有無で明暗分かれる
為替ヘッジは、短期売買する人には有効ですが、長期投資の場合には高コストですから使うべきではありません。
10.三菱UFJ国際投信が投信残高首位に 野村アセットを上回る
ファンドがアクティブからパッシブ(インデックス)に移行し、低コスト化が進行していることを表しています。私のポートフォリオは、その典型例です。
このポートフォリオによって、約10年で2.5倍に資産が増加しました。