ほぼ過去最高
過去最高は2022年10月の指数171で、今月の170はそれに次いで、2番目です。アメリカの株価はドル建てでは下落しましたが、円建てでは円安の影響があって、ほとんど下落していません。なお、連れ合いは、分配金やETFを売却したことがなく、分配金は全額つみたてNISA購入資金に充てています。
インターネットバンキングでeMAXIS Slim を買えるが・・・
私と連れ合いは野村證券で資産を運用していますが、三菱UFJ銀行に口座を持っていますので、インターネットバンキング口座を開設すれば三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などの低コストインデックスファンドを積み立てることもできるので、つみたてNISAもよいかもしれません。そこで、三菱UFJ銀行の新NISAの説明を確認します。
NISAでは大きなメリットなし
ただし、結論を言うと、つみたてNISAで利用できる銘柄は大した魅力はありませんから、ネット証券のほうが良いでしょう。また野村証券からわざわざNISA口座を移管するメリットはありません。どうしても三菱UFJ銀行を使いたい人が使うという感じでしょう。
2024年以降のNISA制度のポイント
制度・非課税期間が無期限化
現行のNISA制度では制度や非課税期間に制限があり、非課税期間満了後も引続き非課税で商品を保有するためには、ロールオーバー(翌年の非課税投資枠へ移行)の手続きをする必要がありました。今後はこのような制限がなくなり、自身のライフプランに合わせた投資ができるようになります。
年間の投資上限額・非課税保有限度額が拡大
現行のNISAは「成長投資枠」、つみたてNISAは「つみたて投資枠」に変わり年間の投資上限額・非課税保有限度額が大幅に拡大されます。
成長投資枠・つみたて投資枠が同時に利用できる
現行のNISA制度では、毎年NISAかつみたてNISAのどちらかしか利用できませんでしたが、新しい制度では成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能に。投資の自由度が広がります。
長期資産運用に適したファンドを購入できる
成長投資枠、つみたて投資枠では、より長期資産運用に適したファンドを購入することができます。具体的には、以下条件を満たすファンドです。
現行制度からの主な変更点
2023年までのNISA | 2024年からのNISA | |||
勘定の呼称 | NISA | つみたてNISA | 成長投資枠 | つみたて投資枠 |
制度期間 | 2014年~2023年 | 2018年~2042年 | 無期限 | |
非課税期間 | 最長5年間 | 最長20年間 | 無期限 | |
年間の投資上限額 | 120万円 | 40万円 | 240万円 | 120万円 |
非課税保有限度額(総枠) | 600万円 | 800万円 | 合計1,800万円 (*1) 内、成長投資枠の上限額は1,200万円 | |
各勘定の併用 | 不可 ※年単位でいずれかの勘定のみ利用可能 | 可 ※同年に両勘定の同時利用可能 | ||
購入方法 | 一括/つみたて | つみたて | 不変 | 不変 |
対象ファンド | 株式投資信託 (制限なし) | つみたてNISA 専用ファンド | 株式投資信託 (制限あり)(*2) | 不変 |
(*1)残高を売却することで、売却をした翌年に非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能となります。
(*2)次のすべての条件を満たすものが対象となります「①信託期間が20年以上または無期限であること②高レバレッジ型でないこと③毎月分配型でないこと」。
2023年末までに開設したNISA・つみたてNISA口座をお持ちのお客さまへ
現行のNISA制度と新しいNISA制度を併用して、さらに非課税投資枠を最大限活用!
現行のNISA制度でご利用いただいている金額は、新しいNISA制度の非課税保有限度額(総枠)には算入されません。
つみたてNISA対象ファンド
12のつみたてNISA専用ファンドをご用意。いずれも低コストで一定の基準を満たし、長期投資に適したファンドです。
インデックスファンド
日経平均株価やTOPIX等の株価指数に連動する投資成果をめざすファンド群。
日本株式:なじみのある日本の株式で運用したい
- つみたて日本株式(日経平均)
- つみたて日本株式(TOPIX)
- iFree JPX日経400インデックス(インターネットバンキング専用)
海外株式:海外の成長に期待して運用したい
- つみたて先進国株式
- つみたて新興国株式
- iFree S&P500インデックス(インターネットバンキング専用)
バランス型:複数の資産へ分散投資して安定的に運用したい
- つみたて8資産均等バランス
- つみたて4資産均等バランス
- 野村6資産均等バランス(インターネットバンキング専用)
上記のうち、興味のある「つみたて先進国株式」と「iFree S&P500インデックス」の内容を確認します。
「つみたて先進国株式」
- 純資産総額:1,113.74億円
- 購入時手数料:購入代金 手数料率(税込)一律 0%
- 換金価額:換金申込受付日の翌営業日の基準価額
- 信託財産留保額:ありません。
- 換金時手数料:ありません。
- スイッチング?:対象外です。
- 換金代金の支払日:
- 換金申込受付日より5営業日以降
- 決算日:6月25日
- 運用管理費用(信託報酬)?:純資産総額に対して年率0.22%(税込)
- その他の費用・手数料:監査報酬、売買委託手数料、組入資産の保管等に要する諸費用が信託財産から差し引かれます。「その他の費用」については、運用状況等により変動するものであり、その金額および合計額や上限額または計算方法を表示することができません。
「iFree S&P500インデックス」
ファンドの特長:S&P500指数(*)と連動する投資成果をめざして運用を行う。(*)米国に上場されている代表的な500銘柄で構成された指数。
- 純資産総額:869.13億円
- 購入・換金申込:原則として、いつでもお申し込みができます。(ただし、ファンド休業日を除く)
- 信託設定日:2017年8月31日
- 信託期間:無期限
- 購入単位:1万円以上1円単位
- ※購入単位には購入時手数料(税込)が含まれます。
※継続購入プランをお申し込みの場合:1万円以上1円単位(Eco通知のお客さまは1,000円以上1円単位)購入価額:購入申込受付日の翌営業日の基準価額 - 購入時手数料:購入代金 手数料率(税込)一律 0%
- 換金価額:換金申込受付日の翌営業日の基準価額
- 信託財産留保額:ありません。
- 換金時手数料:ありません。
- スイッチング?:対象外です。
- 換金代金の支払日:換金申込受付日より5営業日以降
- 決算日:9月7日
- 運用管理費用(信託報酬):純資産総額に対して年率0.2475%(税込)
- その他の費用・手数料
監査報酬、売買委託手数料、組入資産の保管等に要する諸費用が信託財産から差し引かれます。「その他の費用」については、運用状況等により変動するものであり、その金額および合計額や上限額または計算方法を表示することができません。
⇒信託報酬が安くないので、三菱UFJ銀行で積み立てるよりは野村證券を利用したほうがよいかもしれません。残念ながら三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などの低コストインデックスファンドは、つみたてNISAでは利用できなさそうです。