<改訂版>50歳代、60歳代のための具体的投資(70歳代以上の方もどうぞ) 2:アメリカS&P500を中心に新NISAと特定口座を利用

私は47歳で確定拠出年金、57歳で国内株式ETF、59歳で外国株式ETFを始め、現在の評価額は3億7千万円を超え、元金の3.5倍になりました。

ここで私のポートフォリオと運用実績をご紹介します。アメリカの株式が約6割、日本が2割、残りがヨーロッパなどです。

2010年から投資を始めて、当時の指数を100とすると現在346に増えました。

夫婦の金融資産は5億円越え

妻も私と同様の資産運用をしていて、夫婦合計の金融資産は、元本が1億5千万円、現在が5億円を超えました。

ETFを買って持ち続けるだけ

私たち夫婦は特別な資産運用をせず、ただ、VOO又はSPY(S&P500ETF)と1306(TOPIXの株式ETF)を買って持ち続けるだけです。買い時、売り時などを考える必要はなく、バイ・アンド・ホールドBuy and Holdが良いのです。

子供たちは低コストインデックスファンド

娘と息子は仕事が忙しいので、株式ETFではなく手間のかからない低コストインデックスファンドの自動積立を利用しています。

少銘柄数の個別株式投資はギャンブル

1億、2億の金融資産を持っている人の場合、個別株式の売買で増やした人が多いのですが、それはギャンブルであって、儲けた人の反対側には損失を被った人が数多くいます。しかし、私が実際に運用している方法は、そういうギャンブル的資産運用ではなく、だれでもできる方法であり、かなり高い確率で利益が出るのです。

原資はすべて給与、賞与、退職金

また、私の投資資金には、相続財産は入っておらず、全部自分で稼いだ給与、賞与、退職金です。個別株式は、従業員持ち株会で積み立てた株式を一時期保有していましたが、全部売却してETFに変えましたので、現在は全く保有していません。

リーマンショック直前に投資を始めても元金の2.5倍

また、連れ合いも、リーマンショック直前の株価ピーク時に、50歳からETFによる投資を始め、一時期は評価額が半分以下になった時期もありましたが、一度も売らずに買い増していくことにより、現在の評価額は元金の2.5倍にまで増えました。

50歳代、60歳代のためのシンプルな方法

私のブログでは、この知識経験を詳しく述べていますが、どのように投資して良いか分からない50歳代、60歳代(70歳代以上の方もどうぞ)の方々のために、できるだけシンプルな投資方法を説明したいと思います。

インターネット証券がベスト。しかし他にも・・・

最も良い投資方法は、低コストインデックスファンドや株式ETFを買い、持ち続けることです。その方法を実行するに当たって、品ぞろえが豊富で低コストなのはSBI証券や楽天証券などのインターネット証券です。したがって、インターネット証券の口座開設・利用に抵抗のない人は、ぜひそれを利用してください。現に、私は娘や息子にはSBI証券での運用を勧めています。しかし、インターネット証券はベストですが、必ずしも必須ではありません。

野村証券、大和証券でもできる

最近はネット証券ばやりで、野村證券や大和証券では賢い投資術ができないと思う人もいますが、それは間違いです。現に私は野村證券しか使っていません。

現在、50歳以上の金融資産は大きく分けると3つの分野に預けられています。

  1. 銀行・郵便局の預貯金
  2. 保険・証券・銀行の高コスト商品
  3. 証券会社の低コスト商品

1.銀行・郵便局の預貯金

日本人の金融資産は銀行・郵便局の預貯金に偏り過ぎです。現在のような超低金利時代においては、銀行に預金していてもお金は増えません。アメリカでは、株式や投資信託に投資する人が多いので、投資している高齢者は豊かになり、産業もIT企業を中心に発達しています。このままだと、日本の高齢者は相対的に貧しくなるばかりです。したがって、預貯金の一部を投資に回すことが必要であり、有効だと思います。

2.保険・証券・銀行の高コスト商品

銀行の年金保険、外貨建て保険、外貨預金は ✖✖✖✖✖

これらの金融機関は、社員に高い給料を払い続けるため、高い広告宣伝費・経費をひねり出すために、コストの高い商品を売る営業努力を続けています。銀行は、年金保険、外貨建て保険、外貨預金などを積極的に売ろうとしますが、これらの商品は投資する顧客の負担するコストが高い上に、リスクも顧客が負担します。リターンを稼ぐためにはある程度のリスクは必要ですが、コストはできるだけ低くする必要があるのに、これらの商品は顧客があらかじめ高いコストを負担しなければならず、個人投資家にとって有害な商品と言えます。

証券会社のアクティブファンド、ファンドラップも ✖✖✖✖✖

証券会社は、アクティブファンドを売ろうと躍起になっています。このアクティブファンド、ファンドラップも、高いコストを顧客が最初に負担した後で、リスクを顧客が持つ商品です。金融機関が売り込む商品にろくなものはありません。

株式のETFや低コストインデックスファンドは 〇〇〇〇〇

それでは、顧客が投資すべき良い商品はないのでしょうか。あります。それが、株式のETFや低コストインデックスファンドです。

3.証券会社の低コスト商品

金融機関が販売していて、誰でも買える低コストの良い商品があります。それは、①東証1部上場銘柄の個別株式、②低コストの株式ETFとインデックスファンド、です。ただし、①の個別株式は、銘柄数が少ないとリスク分散ができないという問題があります。また、アメリカの個別株式は日本人にとって情報が少ないのでリスクが大きいという問題があります。

21世紀は低コストのETFやインデックスファンドの時代

20世紀、つまり、2000年までは、個人投資家が低コストで買える金融商品は基本的にありませんでした。しかし、現在は低コストのETFやインデックスファンドが登場してきたので、個人投資家にとっては、良い時代になったと思います。また、個別株式は、投資できる金融資産が十分にあって、しかも、やり方を間違えなければ良い商品であり有望な投資方法であります。

50代、60代の人は株式ETFを利用した投資が可能

低コスト商品の中で、個別株式はまとまった資金がないと分散投資できず、低コストのインデックスファンドは品揃えしている証券会社が少ないのですが、株式ETFはどの証券会社でも投資できます。つまり、個別株式に投資する場合には、幅広く分散したほうが良いので、資金がたくさんいるという問題があります。またインデックスファンドは、信託報酬が0.1%以下の低コストのものを利用するのであれば、対面証券ではなくネット証券を利用することが必要ですが、その口座開設に抵抗がある人は、少し高めのインデックスファンドを野村などの対面証券で買うしかありません。

それでは低コストの3商品について説明します。

① 東証1部上場銘柄の個別株式

少数銘柄投資はギャンブル

株式と聞いただけで、ギャンブル、投機、危険と思う人がいるかも知れません。なるほど、元本割れの可能性もありますから、銀行預金よりもリスクがあります。例えば1銘柄だけ保有していると、10年後に2倍になることもありますし、会社が倒産してゼロになることもあります。実は、意図せずにそうなった経験があります。

従業員持ち株会はギャンブル

私と連れ合いはそれぞれ勤めていた会社の従業員持ち株会で積み立てた株式を持ち続けていましたが、私は2.5倍になり、連れ合いは倒産して紙切れになった経験があります。しかし、そのリスクはかなり小さくすることができます。それはたくさんの銘柄を持つことです。たくさんの銘柄を持つと、すべての会社が倒産することは有りませんから、ある銘柄が倒産しても他の銘柄の株価が上がって全体としては良好な成績を収めることが可能です。自分なりのルールを決めて株式に投資すれば、もっとも良い投資方法である可能性があります。そのルールに従えば、個別株式投資は

  • 最も低コストで、
  • リスクを抑え、
  • 株式市場並みのリターン

を手にすることができるかも知れません。私自身は、時間・精力を他のことに回したいので、現在個別株式に投資をしていませんが、もし自分で投資するとすれば、一定のルールを用いるでしょう。

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