(昨日からの続き)
◎今日のテーマ:私と連れ合いの評価益格差の原因3
(昨日の表の再掲)
2018年8月の評価益 | 元金
(指数) |
持株会株式元本→現在評価額 | 日本株式ETF投資 | 外貨MMF投資の為替水準 | 外貨ETF購入 | |
私 | 高級車18台 |
200 |
1000万円→
5000万円 |
アベノミクス開始の直前 | 半分は円高、残りは円安 | 2015年にほぼ完了 |
連れ合い | 高めの大衆車1台 |
100 |
400万円→
0円 |
リーマンショックの直前 | 全額円安 | 現在も進行中 |
為替水準
今日は、外貨MMF投資の為替水準です。2011年ごろ、私は、1990年以降の先進国の為替水準と外貨MMFの利回りを調べました。すると、USMMF、豪ドルMMF、NZドルMMFなどは2~3%の運用益が出ることが分かりました。もし為替レートで3割損しても、10年保有し続ければ、利回りで何とかなるだろうとの結論に至りました。
私は円高の時に外貨MMFを購入
そこで2010年から4年間、毎年1000万円ずつ外貨MMFを購入しました。かなり円高の時代だったので、ラッキーでした。ただし、この時点では、外貨MMF購入のみで、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)等の外貨ETFは買っていません。
連れ合いは、円安になって外貨MMFを購入も直ぐにチャイナショック
一方、連れ合いが外貨MMFを購入したは、2015年になってからです。円高の時に外貨MMFを買えば良いのですが、なかなか思い通りには行きません。1306がリーマンショックで暴落した精神的ショックが癒された2015年になって、ようやく外貨MMFを買う気になったのです。しかし、その直後に、チャイナショックが起きて、再びへこんでしまします。
次に外貨ETFの購入です。
私は2015年に、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を3000万円、VGK(バンガード社のヨーロッパのETF)を1000万円買いました。その直後にチャイナショックで、かなりの評価損が出ましたが、2017年にはそれを遥かに上回る評価益が出ました。
SPYとVOOはドルコスト平均法的な購入
一方、連れ合いは2015年3月に、SPYを500万円ほど購入して、その後はVOO(バンガード社のS&P500のETF)を毎年、数百万円ずつ購入しています。ドルコスト平均法的な買い方です。
以上、私と連れ合いの資産運用を比較すると
- 持株会株式は、私が5倍になったのに対し、連れ合いは会社が倒産
- 日本株式ETFは、私がアベノミクス直前に購入したのに対し、連れ合いはリーマンショック直前に購入(ただし2013年以降、数回に分けて追加購入)
- 外貨MMF購入は、私が円高の時に購入、連れ合いは円安になってから購入
- 外貨ETFは、二人ともチャイナショック直前に購入したが、その後の世界株式相場上昇の恩恵を得る。
となります。
簡単に言えば、私はラッキーが続き、連れ合いはアンラッキーが続きました。その運の中身は、勤めた会社の株式の価格と、資産運用のタイミングです。それへの対処方法は、
- 持株会の株式は、長期保有せずに売却してETFに変換する
- ドルコスト平均法的な買い方によって、時間の分散化を図る
- 地域についても、日本と世界の株式ETFに分散して投資する
ことが大事だと思います。
二人に共通しているのは、
- 個別株式は持っていない。
- ファンドはすべて、株式のインデックスファンド(ETF)
ETFは買うだけで、売ることはしない - 10年の長期運用で評価益が発生している
ことです。
私のようにラッキーなことが続くのは珍しいですが、連れ合いのようにアンラッキーなことが続くことも珍しいと思います。
私と連れ合いの中間を狙うなら、
- 日本と世界のETFを数年間に分けて購入する
- そのETFを売らずに10年以上長期保有する
ことによって、プラスの評価益を得ることができるようです。そうすると、私と連れ合いの中間である、数台の高級車を買える評価益が出るのではないでしょうか。
そして、私たちの資産運用方法は、
- 誰にでもでき、
- 何時からでもでき、
- 買い時も売り時も考える必要がなく、
- いくらからでもでき、(野村證券なら100万円ぐらいから、SBI証券なら数万円くらいから)
- 対面証券会社の窓口、またはパソコンで簡単にできる
のが特徴です。