◎今日のテーマ:お店が支払うSuica、クレジットカードの手数料
消費税引き上げ
G20が開催され、2019年10月の消費税引き上げを日本が表明したので、実施の可能性が高まって来ました。増税になった場合には、キャッシュレス化を推進する政策を取るそうですが、私が普段近所で使っている多くのお店は、現金しか使えませんでした。私の受けた印象では、大手スーパーマーケット、全国チェーンなどでは、Suicaやクレジットカードを使えますが、それらの小売店は値段が高いので、私はあまり買いません。具体的には、西友、サンドラッグ、ブックファーストが、どのカードも使用可能でした。
お店がカード会社に支払う手数料
それらの小売店は、どれほどの手数料をカード会社に支払っているのでしょうか。正式なデータが無いので、インターネットで調べた結果ですが、Suicaの場合は、3%のようです。ビックカメラのSuicaは1.5%のポイントが付くので、JRは3.0+1.5%の上乗せ利益があるということなのでしょう。一方で、クレジットカードの場合は、飲食店では5%程度、小売店では4%程度、デパートでは2%程度、コンビニなどでは1%程度、夜の水商売などの加盟店では10%の場合も有るとのことでした。コンビニなどは、本部で交渉が成立すれば、全国1万店以上のお店に導入できるので手数料が1%でも利益が出るのでしょう。一方で飲食店などは一店一店交渉しなければいけないので、カード会社は5%、10%の手数料が必要なのでしょう。
日中キャッシュレス戦争
現在日本のキャッシュレス化は世界的に見ても遅れを取っていて、中国がアリペイで日本征服を狙っているようです。これに対抗するシステムとして、銀行発行の仮想通貨が使えるようになれば、日本は、アリペイなどより優れた送金手段を手に入れることになるのだそうです。そして、この分野では世界のトップになる可能性もあるようです。
coin
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、現在開発を進めているデジタル通貨「coin(コイン)=MUFGコイン」を2019年後半に稼働させるようです。
ブロックチェーン
デジタル通貨「coin」は、三菱UFJが実用化に向けて開発を進めてきたデジタル通貨で、仮想通貨の根幹技術でもあるブロックチェーンを利用し、1coin=1円の価値を持つことが特徴です。他には、みずほが手がけるJコインやSBIが手がけるSコインなど、銀行が手がける通貨がいろいろと出てきています。今後どのように淘汰されるのでしょうか。私は、会社に行くときにはスマホを持ち歩きますが、近所で買い物をするときにはスマホは持ち歩きません。私の住んでいる東京では、
現金>>>>クレジットカード>Suica>スマホ
のような使用頻度ではないでしょうか。
今後数年経つと、キャッシュレス方式の淘汰に決着がつくでしょうから、それまではあまりじたばたしない方が良いかも知れません。