超低金利時代の低金利資産3

超低金利の時代が続いています。

私は、金融資産全体の3分の2を外国ETFに、3割弱を1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)に投資しています。銀行預金、MRFなど超低金利の商品はほとんど持っていません。これらの商品を含め、個人向け国債(変動・10年)、MMF、定期金利などの現状をおさらいしたいと思います。

④ 定期預金

それぞれの銀行の、1年、3年、5年の定期預金金利は以下の通りです。

定期預金金利(年率、税引前)
1年 3年 5年
オリックス銀行 「eダイレクト定期預金~インターネット取引専用定期預金」 0.20% 0.30% 0.35%
SBJ銀行 0.20% 0.20% 0.50%
静岡銀行 インターネット支店「ウルトラ金利」 0.11% 0.11% 0.11%
楽天銀行 0.03% 0.03% 0.04%
GMOあおぞらネット銀行 0.03% 0.02% 0.02%
住信SBIネット銀行 0.02% 0.02% 0.02%
ソニー銀行 0.02% 0.02% 0.02%
イオン銀行 0.02% 0.02% 0.02%
ジャパンネット銀行 0.02% 0.02% 0.02%
新生銀行 「パワーダイレクト円定期預金100」 0.01% 0.20% 0.02%
ゆうちょ銀行 0.01% 0.01% 0.01%
みずほ銀行 0.01% 0.01% 0.01%
三菱UFJ銀行 0.01% 0.01% 0.01%
三井住友銀行 0.01% 0.01% 0.01%
りそな銀行 0.01% 0.01% 0.01%

銀行の金融商品は高リスク高コスト

普通預金よりは少しだけ高いものの、超低金利であり、全く魅力ありません。500万円、1000万円の預金があると、すぐに銀行員から営業の電話がかかって来て、保険、ファンドラップ、外貨預金など高リスク、高コストの商品を盛んに売り込みますから用心された方が良いと思います。

2種類のインフレ

現在のような低金利がいつまでも続くことは無いと思います。今の超低金利は、日本銀行が無理やりに作り出したものですから、いずれはインフレになって定期預金金利も上昇する時期が来ると思います。インフレには良いインフレと、悪いインフレがあって、日本銀行は良いインフレを目指しています。しかし、その実現のために国債購入、ETFによる株式購入、国債の実質的引き受けをどんどん増大させています。

銀行ではなくネット証券の商品が有利

もしよいインフレになっても、銀行ではなくネット証券などの商品をを選ぶことになるでしょう。例えば、アメリカでは1990年代から2010年代にかけて経済が成長しましたので、魅力のある商品はSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)等、低コストのインデックスファンドの方がはるかに良い結果をもたらしました。銀行員の高い人件費、高コストの経費をカバーしなければならない定期預金には魅力がありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です