アメリカにおけるリタイヤ―への備え(上)

アメリカ最大の新聞であるUSA TODAYに、リタイヤ―後の生活への備えの記事がありました。その内容を見てみましょう。

リタイヤ―と定年

アメリカには定年という制度がありませんし、年齢で差別してはいけませんから日本で一般的に使われている「定年後」という言葉を使いません。代わりに「リタイヤ―」(リタイヤメント、引退)という言葉を使います。また、アメリカ人向けですから確定拠出年金ではなく401Kプランなどアメリカのシステムを反映した記事になっています。

リタイヤでこんな失敗をすると20万ドル以上損をするかも。

何百万人ものアメリカ人がこんな間違いを犯しています。あなたはこうならないように。

宝くじに当たるか巨額の財産を相続することがなかれば、リタイヤーに向けて貯蓄しなければなりません。安易に考えて時間が十分にあるという間違った考えを持たないようにしなければなりません。リタイヤ―して初めて分かる人のなんと多いことか。しかも時間は考えているよりも早く過ぎ去るものです。

働き始めたらすぐにリタイヤ―のための貯蓄をしなければならないという決まりはありません。しかし早く始めれば始めるほど、投資したお金の成長する時間があるので、少ないお金を積み立てれば良いのです。もし30代、40代までに始めなくても十分に蓄えることは可能ですが、より大きな割合のお金を貯蓄に回さなければなりません。

開始年齢 毎月の拠出額 生涯の拠出額
25 $381(約4万円) $182,880(約2000万円)
30 $555 $233,100
35 $820 $295,200
40 $1,234 $370,200
45 $1,920 $460,800
50 $3,155 $567,900
55 $5,778 $693,360
60 $13,968(約15万円) $838,080(約9000万円)

表が示すように、もし25歳で積み立てを始めれば65歳でリタイヤ―するときに、元金が5分の1以下なのに100万ドルを所有することができます。残りの$817,120は投資の収益によってもたらされます。10年間拠出開始を遅らせると、追加で10万ドルを払わなければ、65歳のリタイヤ―までに100万ドルを所有することはできません。もし50歳まで拠出の開始を待つとすれば、拠出した資金が差を穴埋めして成長するだけの時間がないので、50万ドル以上を拠出する必要があります。

上記の例では、早く積み立てる始める重要性を説明しましたが、労働者が安心してリタイヤ―するには、100万ドルではおそらく十分ではないでしょう。リタイヤ―するためにこれ以上の金額が必要なら、拠出開始年齢にかかわらず、自分のお金をもっと拠出しなければなりません。開始を早めれば、かなり負担を減らすことが可能です。次の表は拠出金額が年率7%リターンでどれほど成長するかを示していますが、投資資金をどれ程の期間をかけて成長させてから利用する必要があるかに基づいています。

毎月の掛け金 5年後の資産 10年後の資産 15年後の資産 20年後の資産 25年後の資産 30年後の資産 35年
$100 $6,901 $16,580 $30,155 $49,195 $75,899 $113,353 $165,684
$250 $17,252 $41,449 $75,387 $122,986 $189,747 $283,382 $414,711
$500 $34,504 $82,899 $150,774 $245,973 $379,494 $566,765 $829,421
$100 $69,009 $165,797 $301,548 $491,946 $758,988 $1,133,529 $1,658,842

 

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