新型コロナウイルスはいつ終息するか。株式市場下落はいつ終わるのか?

昭和大学二木教授

テレビ朝日の2020年3月21日週刊ニュースリーダー」で、昭和大学二木教授がTOKIOのリーダー城島 茂の質問に答える形で、新型コロナウイルスの終息について語りました。要旨は以下の通りです。

  • アメリカと中国の最新の研究者によると、新型コロナウイルスは高温多湿には弱いという研究結果が得られた。
  • その結果、二木教授の予想では、新型コロナウイルスの流行は今年の7月に弱まる。
  • ただし、そのころに南半球は冬だから、ウイルスはそこで流行し、その後北半球に流行する可能性がある。
  • 新型コロナウイルスには、感染力・威力の弱いS型と両方に強いL型があるが、中国武漢市で流行したのはL型と考えられている。
  • S型は鳥から人間に感染したが、その後ウイルスが変異し、L型が生まれたと考えられる。

以上がテレビで見た二木教授の発言を私がまとめました。

スペイン風邪流行は2年間

100年前のスペイン風邪は、2年間にわたって猛威を振るいましたが、今回の新型コロナウイルスもその可能性があるそうです。

5月に注目

ところで、株式市場においては、ウイルスの実際の終息よりも早く変化しますから、もし終息の兆しが見えたり、見通しがたてばその時点で株価が反転するでしょう。もし7月に終息するのであれば、その前に感染者数は減るでしょうから、5月くらいには日本のマーケットは明るい情報を得られるかもしれません。しかし、その時点ではまだアメリカはまだ感染者数が減少していない可能性があります。5月に、日本の動向が伝わって、アメリカ、ヨーロッパの人間の移動制限が緩和することになれば、株式に良い影響があるかもしれません。

その株式について見てみましょう。

1か月で30%下落

SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)は最近1か月で30%下落しました。

単なる評価損

この30%という数字は評価損であって、実際にお金が懐から出て行ったわけでは有りません。従って、私の感情としては、あまり落胆しているわけでは有りません。しかし、この下落がもしかするとこれからも続くとすれば、あまりいい気持ちはしません。

回復には2~3年必要?

2015年のチャイナショックでは20%、2008年のリーマンショックでは50%減少しましたが、その後回復しましたから、今回もそのうち回復するだろうと考えています。とくにヨーロッパは集団免疫が軽されてしまうので、1年後ぐらいには経済も含めて元気になっている可能性があるかもしれません。ただし、株価が回復するには2~3年かかるかもしれません。

株価下落見通し

それでは、株価下落はいつまで続くのでしょうか。アメリカのニューヨーク・タイムズ紙の2020年3月18日の記事を参考にして考えてみましょう。以下は私の拙訳です。

ダウ、S&P500 は下落継続。株式市場下落がいつ終わるのかが分かるか?

株式市場の下落はいつ終わるのか―あるいは、少なくとも安定する兆しはいつ現れるか?

もしあなたが401(k)の投資家で、評価損を抱え、ほんの数週間のうちに、株式市場がブルからベアになるのを目の当たりにして、困惑しているなら、マーケットがどこまで下落するのかについては、たぶん最も知りたいことでしょう。

S&P500株式指標が水曜日に5.2%下落した後、現在のベアマーケットの下落率は29.2%になりました。コロナウイルスの経済的衝撃を埋め合わせるために政策措置を取りましたが、投資家は今後さらにひどい苦痛があるのか、あるいは、最悪の売りは終わったのかを判断しようとしています。

本当は?実は誰にも分かりません。

だからと言ってウォール・ストリートのプロたちが、過去のベア・マーケットの分析、長期の株式チャート、コロナウイルス関連の重大ニュース、投資家の恐怖レベル、いつ売りが終わるのかに関する手がかり研究の市場評価の分析をしていないわけでは有りません。

よく言われることですが、マーケットの底が分かる人はいない、あるいは、マーケットの底は「一つの過程」です。しかし、安値になった時に当て推量を働かせるために見ている一連のシグナルがあります。

もしあなたが底を探しているのなら、注目すべきいくつかのものがあります。

コロナウイルス感染のピーク

警報解除が知らされる前に投資家が見たがる統計値は、企業の利益、経済成長、PERとはほとんど関係がありません。コロナウイルス感染が減っていることを示す数字です。

投資銀行のクレディ・スイスは、毎日の感染者数の「ピーク」をマーケットの底を知るために必要なものの一つに挙げています。同社の世界株式ストラテジストは、2003年のSARS危機についてCNBCで語りました。感染者数が頂点に達した一週間後に株式は底を付けました。中国武漢市で12月後半に始まった今回の危機では、感染割合が減少した後、2月3日に上海総合指数の終値が底を打ちました。

ダウとS&P500の「低値」予測

経済成長や企業利益に関係する数値を計算処理し、ベアマーケットがどこまで悪化するかを予測するのは、ウォールストリートのトップ・ストラテジストの仕事です。そして最近の株式の重鎮の発言からすると損失は拡大しそうです。

ゴールドマン・サックスは、S&P500が年央に2,000になることを予測していますが、これは水曜日終値の2,398から17%下落に相当します――ベアマーケットは、2月19日3386.15から41%の下落になります。(でも、パニックにならないで下さい。同社は、マーケットが回復して年末には3,200になるとを見通しています。)

同様に、クレディ・スイスの最悪ケース・シナリオは、米国企業利益の20%減少で、S&P500は2,200まで下落し、水曜日終値より8%下落となります。

(訳者注):S&P500種の3月20日 19:10 終値 は、2,304.92 ですので、ここから100~300下落する可能性があるということになります。この数字を信頼した場合、3月~6月に毎月SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を少しずつ買い増すのも、一つの選択肢かも知れません。

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