お金のメンター

世間は新型コロナウイルスショックで騒がしいですが、東京でもスミレの花が咲きました。春です。

仕事または人生の指導者、助言者をメンターと言います。

お金のことについてメンターは必要でしょうか。

日本のメガバンクは、自分たちに相談してほしくて、様々な広告をしています。以下はその一例です。

  • まるごと話せる人がいる
  • あなたと一緒に、「守る」運用
  • 思い立ったら、すぐ相談。
  • はじめる、あなたの資産作り
  • そばにいる。そばにある。
  • もっと使える。もっと頼れる銀行へ。
  • もっと、ずっと、あなたに寄り添う銀行へ。

数十億円もかかる広告宣伝

銀行はなぜ広告を打つのでしょうか。有名人の広告出演料は年間で1億円前後です。そして、その数倍の経費をかけて広告を作成し、数十倍の放映料を払ってテレビコマーシャルやインターネット広告をしています。

高い給料と高い経費

メガバンクは全国の一等地に支店を構え、行員に高い給料を払っています。そのお金は、法人と個人が負担しています。個人が広告の言う通りに、銀行員に「まるごと話し」、「相談」したら、高い手数料を取られます。

数%のコスト

資産運用を銀行に相談して運用すれば、4~5%のコストがかかるかもしれません。証券会社に相談しても、2~3%のコストがかかるかもしれません。それではどうすればよいのでしょうか。

ミレニアル世代の投資

アメリカのミレニアル世代(1981〜1996年の間に生まれた人)は、その上の世代である、ベビー・ブーマーやジェネレーションXの人たちに比べ、投資をしない傾向にあるそうです。その理由は、社会人になったころにちょうどリーマン・ショックを経験して、株式などのリスク資産を敬遠する傾向にあるからだそうです。

お金のメンター(指導者、助言者)は必要でしょうか。USA TODAY の2020年3月25日の記事に基づいて考えてみましょう。以下は拙訳です。

資産の管理は複雑です。「お金のメンター」に助けてもらっては?

仕事の世界では、熟練した「メンター」の助けを借りて職務能力を成長させることができます。しかしその原理はお金にも当てはまるのでしょうか。

お金を管理し節約するにあたって、ほとんどのアメリカ人は、専門家の助言の必要としません。医者は医療のことを知っています。電気技師は配線のことを知っています。でもほとんどの人達はお金をどう管理すべきか、お金にかかわる込み入ったことを知りません。

そんな時には、お金の助言者の助けを借りるのが有効です、とアリアンツ・ライフのケリー・ラヴィーン消費者見識担当副社長は言います。

「尊敬でき助言を貰える人がいることは良いことで、お金の習慣をより良くするのに役立ちうる。」とラヴィーンはUSA TODAYに語りました。「『お金に詳しい』とあなたが考え、自分の目標を達成できるのに役立つコツや良い習慣を、教えてくれる人ならだれでも良いのです。」

お金に関する「親友」を持つことの効用

お金に関する助言者は、非常勤の親友、非常勤の教師だと思ってください。つまり、お金の使い方に関する基本的な助言をでき、支出限度を決め、お金の損失を制御し、株式市場や退職勘定の仕組み、お金に関するにすべてのことついて、専門的知識があり、人生経験がある人でです。

「お金で成功することの障害やお金の知識がないことを克服できるようにしてもらうために、お金に関する助言者はいるのです。」とファイナンシャルメンター・ドットコムFinancialMentor.comの創設者トッド・トレシダーは言います。

お金の助言者の専門知識が役立つのは、お金に関する話を「すぐに理解させる」ことと「明らかな間違いを避けることによってお金を貯める」ことだとトレシダーは言います。

世界最高のスポーツ選手にはコーチがいます。トップのCEOには助言者がいます。あなたにも必要です。

助言が功を奏す証拠があります。2015年のハーバード・ビジネス・レビュー調査によると、助言者のいる45人のCEOは、69%が「良い決定」を下せ、84%が「損害を出すミス」を回避できたと言いました。

貯蓄を増加し401(k)勘定を増やすには、失敗を最小限にし、健全な決定をすることがカギです。

「お金を管理するのに必要なことは何でも知っていると思っていても、実際には足りない部分があるものです」とラサス・フェアリーの会長兼CIOのダイハン・ラサスは言います。「お金の助言者を持つことは意味のあることです。」

悪い習慣と行為を止める

インターネットには貯蓄に関する「コツの記事」が山ほどあります。しかし、貯蓄は足りていません。問題は何か?貯蓄に関する知識、要望、行動に齟齬があるとトレシダーは言います。

感情的な問題でうまくいかなくなったり、不適切な判断をしないようにしたり、貯蓄目標達成の障害となる悪い慣習をためるためには、お金の助言者が役に立つ、トレシダーは言います。

助言者は、401(k)を分散して再配分することの重要性など、従来からのアドバイスを助言するだけでは足りません。ゴールは、お金で成功する方向に導くために、顧客の行動を変えさせることです。

「本の一段落を読んで修得できることに関して、助言者を必要としているのではない。」とトレシダーは言います。助言者の仕事は、顧客が「気持ちの上でがらくたであるものを切り分ける」ことを手助けすることです。その際、お金に関して害になる決定でなく、役に立つ決定の中で、顧客が違いを分かるようにするのです。

「ほとんどの人は、決定した後どんなパターンが潜んでいるかを知らないし、ゴールに向かっていくのではなく、離れていくのを知らない。」とトレシダーは言います。「変化を永続させ、長期にわたる成果を実現するための唯一の戦略は、賢明な決定をできるように、顧客の識を変えさせることです。」

お金の助言者に何を期待するか

お金の助言者はあるゆる職業および地位の人でも可能性があるけど、自分とつながりがあり、信頼でき、喜んであなたの役に立ちたい人でなければならない、とラヴィーンは言います。さらに役立つことは、助言者が専門的知識を持っていること、お金で成功していることと、成功と失敗を適切に示せるように経験をざっくばらんに話してくれることです。

「身の回りにいて、良い手本だと思う人から始めるのは価値がある」とラヴィーンは言います。金融市場に精通した人、ビジネスに成功したオーナー、職場の同僚、教師、講師、お金の指導者、お金の分野の専門家は候補者です。

「多くの人にとっては手本から学ぶのが一番だ。」とラヴィーンは言います。「だから、お金の助言者がうまくいった実例と、さらに言えばお金に関する失敗の原因を教えてくれることが欠かせない。

その人の専門が、あなたの求めているアドバイスの分野であれば一層よい、とトレシダーは助言します。

あなたの親や友人が「テーマに関する深い専門知識」を持っていない限り、良い選択肢ではなさそうだと彼は言います。

「親にその資格があることはまれで、親は親に過ぎません。親は自分をすべてのことに関して専門家と考えていますが、そうではない。」とトレシダーは付け加えます。

「あなたは、自分の目指すところにいるような人を探している。」とトレシダーは言います。「自分より先んじている人、自分が苦しまなくて済むように、苦境から学んだ人を望んでいる。」

助言者への質問

自分のお金の習慣について細かいことを教えても大丈夫か?

「お金について話すことは多くの人にとってタブーなので、個人的事情の詳細を話すことにやぶさかでない人と知り合いであることは重要だ。」とラヴィーンは言います。「普通は、知らない人とはできないけど、良く知っている人や尊敬する人とはできる。」

あなたには、自分が従う大まかな規則がありますか。

「小さなことから始めて、お金に関する生活で意味のあるけど小さなことを学ぶことは賢明だ。」とラヴィーンは言います。「その後、リタイヤ後のために投資と貯蓄のような大きなことに飛び込んでいけるのだ。」

どのくらいの頻度と時間を割いて会ってくれるでしょうか?

プロセスと仕組みを決めておくことは重要です。

あなたの専門は何ですか?

「あなたの望む専門性を助言者が持っているかを知りたい。」とトレシダーは言います。「事業を起こしたいなら、企業に関する特定の技術が必要というのと同じだ。」

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