確定拠出年金を評価するとき 2

アメリカには、日本の確定拠出年金の先輩格である401(k)がありますが、この投資をどう評価したらよいのでしょうか。2020年4月17日の USA TODAY の記事をもとに勉強したいと思います。以下は拙訳です。

<昨日の続き>

401(k)の内容を知る

「自分が何を持っているかを知ることは重要だ」とウォーラーは言います。どれくらいのポートフォリオが株式・債券であるか、または、それ以外の資産にあるかを知ることは、どれほどのリスクを取っているか、そして自分のアセットミックスが目標に合致しているかを測る唯一の方法です。

たとえば、いわゆるターゲット・デイト・ファンドや年齢に基づいたファンドは、リタイヤまでどれほどの時間があるかに基づいて、ポートフォリオのリスクレベルを決定するファンドですが、最近ますます人気が出ています。しかし、自分の居心地が良い以上に、大きなパーセントの株式を持ち過ぎていないかを確認するためには、中身を具体的に見ることが必要です。

例えば、バンガードのターゲット・リタイヤメント2025ファンドは5年後に働くのを止めてリタイヤすることを想定していますが、株式に60%投資しています。似たようなファンドで2040年にリタイヤを目標とするファンドは、83%が株式です。ファンドに株式が多ければ、世界の株式市場が下落した時に損失はそれだけ大きくなります。

「こういったターゲット・ファンドについては、アセット・アロケーションに敏感になって、自分自身の個人的投資目的に合致していることを確認することだ」とウォーラーは言います。

自分のリスク忍耐力を見直す

第一四半期のポートフォリオ損失で度肝を抜かれた結果、精神的ストレスを受けたのであれば、自分で考えていたよりも、リスクを取ることに耐えられないということを意味します。将来の下落リスクを少なくするように、保有資産を変更することを考えた方が良い、ということをも意味するかもしれません。

「今回の状況は、リスク忍耐度のストレス・テストとして役立った」と、企業支援のファイナンシャル・カウンセリングを専門とする、ゴールドマン・サックス・カンパニーAycoのスコット・ソロモン副社長は言います。「かつてはリスクを積極的に取りたいと考えていた人も、今はそう思わないということが分かった。」

それで構いません。しかし低リスクの形にポートフォリオを変更する決定は、現在の市場状況に対して短期的に反応するべきではなく、確固たる長期投資哲学の一環であるべきです。従って、保有資産を細かく調べて、現在の資産でリスクを我慢できるか決定することです。我慢できなければ変更するのです。もし我慢できないのであれば、ポートフォリオの中に、リスクを下げるためのしっかりした所得を生む資産が、十分にあるかどうかを確認することです。

リバランシングを考える

株式と債券で保有するパーセントを示す円グラフを、チェックすることです。もしプラン目標が株式60%、債券40%なのに、円グラフの株式が55%だったら、債券のもうけをいくらか売って、その利益を株式に投入して60%の目標に戻す良いタイミングだ、とファイナンシャル・フリーダム・ウェルス・マネージメント・グループの創立者CEOのジュリア・カールソンは言います。

「自分のポートフォリオのリバランスを考え直す良い時期だ」とカールソンは言います。

人によっては、現実的な方法として、報告書を全然見ないという方法もあるとカールソンは言います。

特に、もしファンドやポートフォリオが、自分用のアセット・アロケーションでリバランスされているなら、「報告書をしまい込んでしまいなさい」と彼女は言います。

「ちゃんと見よう、でも知らない方が良い場合も有る」とカールソンは言います。「それは目を閉じてジェットコースターに乗っているようなものだ。景色は目に入らないかもしれないが、けがをせずに最後まで乗って行けるだろう。」

投資管理会社が守ってくれているかどうかを確認しよう

ポートフォリオマネージャーが運営するファンドは、下がり相場の時に、大きな損失をあなたがかぶらないように守ってくれる、と言われることが多い。そこで、もしあなたの持っているファンドがいわゆるアクティブ運用なら、第1四半期の損失がベンチマークよりも小さなパーセントを、計上したかどうかチェックすることだとエバンスは言います。

「市場における変動と混乱は、アクティブ・マネージャーにとってチャンスを生む。このタイプの市場環境の中で、彼らは輝くべきだ、つまり、『損失を少なく』すべきなのだ。もし少なくできなければ、戦術を変更すべき時だ。」とエバンスは言います。

しかし、ファンドマネージャーをクビにする前に、1回3か月の期間に業績が悪かったかもしれないという理由で罰するより、むしろ、彼/彼女の長期の経歴を確認することです。

大きな誤りを犯していないかを確認する

もしあなたが独自運用投資家なら、四半期報告書を見直すことによって、年齢の割には積極的過ぎたり、その結果、長期のファイナンスの健全性からみて有害かも知れないということが分かるかもしれません。

「生活環境(の変化)に応じて、いつも、投資にあたってのリスク許容度を理解し、定期的に再評価すべきだ」と、ネクスト・リタイヤメント・ソリューションズの社長兼パートナーのポール・ノイナーは言います。「市場の変動を考えず、助言やアドバイスを時間をかけて求めない人は、間違いなくたくさんいるし、最終的に貯蓄が毀損することがあるかもしれない。」

もしそれがあなたなら、ファイナンシャル・アドバイザーの所に行き、正しい軌道に戻ることを検討することです。

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