確定拠出年金を評価するとき 1

下落しても驚かない

新型コロナウイルスによる影響で、私の金融資産評価額はピークに比べて3,900万円以上下落しました。2015年のチャイナショックの時にも一時3000万円下落した経験がありますから、あまり驚きません。ピークより下落しているだけで、元本からは数千万上昇しています。連れ合いもピークの時より1000万円ほど下落しましたが、現在は押し目買いを狙っています。

個別株は心配、ETFは安心

私も連れ合いも、ETFを中心に運用していて、個別株式は持っていませんから、いずれ資産評価額は回復すると思っています。しかし、あまり投資経験がなく、確定拠出年金やつみたてNISAで老後の資産を始めて数年の人は、気が気でないかもしれません。私の子供も昨年からこの二つの投資を始めたばかりです。

401(k)

アメリカには、日本の確定拠出年金の先輩格である401(k)がありますが、この投資をどう評価したらよいのでしょうか。2020年4月17日の USA TODAY の記事をもとに勉強したいと思います。以下は拙訳です。

401(k)投資家が損失評価をするとき

退職金をためている人は、第1四半期の報告書を確認するときに残念な結果を覚悟しなくてはいけません。2009年以来の弱気相場の結果、1~3月のスタンダード&プアーズ500指数は20%下落しました。つまり1月1日に100,000ドルの投資額が、3月31日には20,000ドル減少したということです。

しかし基金残高が減少したとか、資産がかなり減少したことを思い悩むのではなく4半期報告書を勉強材料として使うことです。

アメリカ金融市場は再び戦場のようになりました。そして、ミッションの成功と失敗を分析するために、軍司令官が戦後評価をするのとちょうど同じようにするのです。つまり、個人投資家はマーケットが下落した時、どうしたら全体のポートフォリオが持ちこたえるかを知るために、四半期報告書を綿密に精査すべきです。

報告書を分析すると「評価額変化」欄と「アセット・ミックス」の円グラフを分析することによって、リタイヤ後のゴールに問題がないか、資産がリスク許容に見合っているか、資産計画がまだ健全か、修正の必要があるかが分かるのに役立ちます。

ウェルス・ファーゴ・アドバイザーのファイナンシャル・アドバイザーであるピーター・マッキーは「現実から目をそらしてはいけない」とUSA TODAYに語りました。「報告書を無視してはいけない。ちゃんと見て正しくとらえることだ。」

報告書を分析するときに、悪い点だけでなく良い点も探すことです。何を探すか、そして数字を関連付けて分析する方法は次の通りです。

過去ではなく、将来に焦点を当てる

確かにポートフォリオから出た損失はつらい。でも、たった1回の四半期がひどかっただけです。短期の損失を大げさに騒ぎ立てて、10年、20年、30年の将来の成果が悪いと、思いこまないことです。

1929年以来、マーケットは弱気の後に戻し、新高値を付けてきました。大恐慌から回復したのです。1987年の暴落。2000年のIT株式バブル崩壊。リーマンショック。

株価は常に上がり続けるわけでは有りません。

「これらは一時的な下落だということを忘れないのが大切だ。短期に過ぎない。」とマッキーは言います。

1回の四半期に焦点を当てるのではなく、過去1年、5年、10年の期間でポートフォリオの成績がどうだったかを見ることが良い。あなたのポートフォリオは、長期投資なのだから数か月ではなく数年で401(k)を評価すると、あまり暗い気持ちにはならなさそうです。

マーケットが下落しているとき、あなたの現在の401(k)掛け金は、20%、30%下落した株式相場から利益を得ています。安く買うことは長期投資を成功させるためには、とても大事な部分です。そして今よりたくさん積み立てられれば、口座残高は時間をかけて増大する可能性があります。

マーケットが大きく下落するのは、買いのチャンスだと、ハイタワー・アドバイザーズ系列のトレジャリー・パートナーズ社長スティーブ・ボグナーは言います。

アメリカの金融界が割安だということはあまり多くない。価格が安い時には、特にリタイヤまで5年以上ある人たちにとっては買い時だ、とボグナーは言います。「空が落ちてくるような感じの時は、株を買う絶好の時だ。私の使う例はこうです:Best Buyで3,000ドルだったテレビは今1,500ドルだ――どうするか?」

「良い点は、投資家はより安い価格で株を買えることだ」とマッキー&ウォーラー・マネジメント・グループのファイナンシャル・アドバイザーであるポール・ウォーラーは言います。

同様に、もし安全なMMFにある程度お金を蓄えているなら、その投資では1セントも失うことは無かったということです。「それは良いことです」とボグナーは言います。

好結果の可能性のあるには、あなたの証券子サルタンとがアクティブに運用して、ベンチマークよりも良い成果を得た場合だ、とエバンス・メイ・ウェルスの創設者で業務執行社員のエリザベス・エバンスは言います。ですから、もし米国大型株ファンドが15%下げても、ベンチマークのS&P500 が20%下げていれば、心配するほどのことはありません。

「これは勝利です。富を築くことと身を守ることにとって大事なのは、悪いマーケットで損を少なくし、良いマーケットで意味のある参加をすることだ。」とエバンスは言います。

<明日に続く>

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