私のポートフォリオ2020年8月

8月は、つみたてNISAを33,000円積み立てた以外は変動がありません。

理想のポートフォリオ

いきなりですが、ここで現在考えられる理想的なポートフォリオを載せます。ただし、これは綿密な計算によって正当化されたものではなく、あくまでも私の直感によるものです。

通貨の価値下落

現在のポートフォリオと大きく異なるのは、金のETFを追加したことです。金についてはリーマンショック前までは、その価値があまり評価されず、1オンスせいぜい500ドルまででしたが、そのころから急激に上昇を始め、現在は2000ドルまで上昇しています。その理由は、金融緩和によって、ドル、ユーロ、円という通貨の価値が揺らいできたからです。

円を減らして金を増やしたい

この3通貨の中で、インフレに一番強いのはユーロで、圧倒的に弱いのが円だろうと思います。そこで、円のウエイトを落とし、金のウエイトを高めることが望ましいポートフォリオではないかと考えるようになりました。金は2年前まで1200ドルだったので、現在の2000ドル水準は少し割高のような気がします。もし1500ドル程度まで下落すれば、毎年少しずつ、ETFを買い増す方法が良いのではないかと考えています。その資金は、外貨ETFの分配金を使えば、新たな資金を投入しなくても済むと考えています。

金購入問題の検討継続

どちらにしても金価格は現在高すぎるので、しばらく様子を見るしかないと思います。ただし、この金の購入問題は、まだアイデアレベルなので、1年、2年かけてよく考えたいと思います。

さて、現在のポートフォリオについて現状を確認したいと思います。

1306は4分の1

右上の1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))は全体の24%ですから、全体の4分の1弱です。1306はすべて特定口座で、NISAはありません。つみたてNISAを利用する前は、NISA口座に1306を保有していたのですが、生活費に補てんするために全額を引き出してしまいました。

円は高インフレの恐れ

特定口座の1306については将来的な課題があります。それは、このまま保有していても大丈夫かということです。もともと、日本は先進国の中で、GDP比が圧倒的に悪いのですが、それが今年の新型コロナウイルスの影響でさらにひどいことになっています。この結果、激しいインフレになる可能性が高まってきていると考えています。

インフレに強い株式でも・・・

インフレになった時に強い資産としては、不動産、株式があげられますので、インフレになった時にはある程度の対応ができるでしょうが、それでも大きく影響を受けて揺さぶられる可能性があります。

安倍・黒田の退任

しかも、現在、日本の株式は日本銀行が下支えをして、どんどん購入していますが、このような状態がいつまでも続くわけではないでしょう。しかも、日銀の異次元金融緩和を一緒に実施してきた安倍総理大臣が退任すると、残された黒田日銀総裁の退任によって、何らかの影響があると思います。

ウォーレンバフェットの日本商社買い

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイは、子会社を通じて伊藤忠商事や三菱商事など5大商社株の発行済み株式の5%超を取得したと発表しました。バークシャーが日本市場に上場する個別株を大量保有するのは初とみられる。日本の商社自体に魅力があったのでしょうが、それ以上に、割高になったアメリカの株式は買いたくなかったのでしょう。アメリカに比べ、日本の株式は割安です。

当面は日本株を保有

私は、中期的には国内株ETFである1306は増やしたくないし、できれば減らしたいのですが、当面は国産株式相場が良好であろうと思うので、現状維持を続けるしかないだろうと思っています。

つみたてNISAの評価益は14%

つみたてNISAは、野村つみたて外国株投信を2018年1月から積み立てていて、1%になっています。コロナショックから回復して、評価益は14%ほどになっています。

SPYは5年で5割高

アメリカSPDR社のS&P500のETFであるSPYは、全体の39%を占めています。SPYは2015年に購入したのですが当時の為替レートは119円、現在は107円で計算しても、50%上昇しています。この50%には約2%の分配金が含まれていませんからそれを加えると、年率12%程度になります。ブルームバーグによる公表値では、14.21%ですから、それに近い評価額になっています。

連日最高値を更新

現在、ナスダックとS&P500は連日最高値を更新していますが、今から5年後に、5年前を振り返ってみるのが楽しみです。

ヨーロッパのVGK

VGKはヨーロッパのETFで、2015年から2017年にかけて2000万円購入しましたが、現在の評価額は1900万円です。この間300万円ほどの分配金を受け取っていますので、損はしていませんが不調です。

ETFの地域分散が裏目

ヨーロッパは、日本と同じでアメリカほどは株式相場が良好ではありませんでした。資産を地域に分散するという方針だったわけですが、今のところうまくいっていません。

新興国ETFも不調

同様に、次のVWO(新興国のETF)もあまり順調ではありません。新興国の経済が発展することと、そのETFの価値が上昇するのとは、あまり関係がありません。現在の新型コロナオイルショック下で、アメリカ経済は悲惨ですが、S&P500は絶好調であることも同じような理由によります。つまり、対象とする経済、企業が異なれば、結果も異なるということです。

信託報酬の安いVOO

次のVOOはSPYと同じく、アメリカのS&P500のETFですが、SPYよりも信託報酬が安く、3分の1以下です。昨年までは、余裕資金について、VWO(新興国ETF)とVOOのどちらを買うべきか悩んでいましたが、現在はVWOを買う気がありません。VWOの株価が伸びないからです。ところが、現在はその代りに金という有力候補が登場してきたので、VOOと金の2者択一で悩んでいます。

余裕資金は当面使わずにいて、数年後に結論を出したいと思います。

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