連れ合いのポートフォリオ2023年8月、ハーバード大学の友人研究1

連れ合いも今月から、「はじめてのNISA・全世界株式インデックス」のつみたてNISAを始めました。掛け金は毎月33,000円で、今年いっぱいかけられますから合計で165,000円です。16万5千円という金額は大きい額ではありませんが、25歳の人が65歳で受け取る額は、年率8%とすると、3,319,024、つまり3百万円以上になります。40年間で20倍ですから、ちょっとした金額です。

年数 評価額
1 165,000
2 178,200
3 192,456
4 207,852
5 224,481
6 242,439
7 261,834
8 282,781
9 305,403
10 329,836
11 356,223
12 384,720
13 415,498
14 448,738
15 484,637
16 523,408
17 565,281
18 610,503
19 659,343
20 712,091
21 769,058
22 830,583
23 897,029
24 968,792
25 1,046,295
26 1,129,998
27 1,220,398
28 1,318,030
29 1,423,473
30 1,537,350
31 1,660,338
32 1,793,165
33 1,936,619
34 2,091,548
35 2,258,872
36 2,439,582
37 2,634,748
38 2,845,528
39 3,073,170
40 3,319,024

老後は、健康、お金、生きがいが大事だと言われていますが、友人も大事です。友人作りも、一方的にチャンスを待っているだけでなく、こちらから積極的に作っていく努力も必要な場合があります。

えばりたがる男の老人

友人作りで気を付けなければいけないことは、男の人の場合、えばりたがる人が多いのです。自分は大企業で部長をやった、防災士の資格を持っている、この近所のことは良く知っている、病気もいろいろ経験したなどと、知識経験を振りかざしたくなるがとても多い。そんなことは老後の友人関係にとっては、何の役にも立ちません。それどころか、そういう発言を一回でもすると、周りの人は遠ざかっていきます。しかし、そういうことを言う人には、周りの人が遠ざかっていくことに気が付かないのです。

アメリカンドリーム

アメリカンドリームというと、立身出世してお金持ちになることだと思っている人が多いのですが、最高のアメリカンドリームは、幼なじみの友人がいて定期的に会い、様々な人生の喜び、苦しみ、悲しみを経験して、老後も相変わらず会って、キャンプをしたり話し合う仲間を持つことだという人がいました。それは、日本でもできることです。

幸福学の専門家が友情について、2023年9月4日のCNBC makeitの記事を書いています。以下は拙訳です。

Harvard happiness expert: There are 3 types of friendships—here’s why you need them all


ハーバード大学の幸福の専門家:友情には3つのタイプがある。

この記事は、CNBC Make Itの「Tools for Happiness」シリーズの一部で、ハーバード大学が提供する無料の幸福コースを受講して学んだことを詳しく紹介している。

85年にわたるハーバード大学の研究で、人生に幸福をもたらす最も重要なものはポジティブな人間関係であり、友人関係はその大きな要素であることがわかった。

安定した長期的な友人関係を維持することは、幸せで健康に生きる人の7つの習慣の1つであることがわかった。

しかし、友人関係はそれぞれ異なるものであり、友人関係がすべて同じではないことがわかった。

有名なギリシャの哲学者アリストテレスは、私たちが持つ友人関係を3つのタイプに分類した。そして、ハーバード大学の教授で、幸福を管理する方法について教えているアーサー・ブルックスは、人生において本当に幸福を感じるためには、3つの友人関係が必要だと考えている。

3種類の友情とその必要性

ハーバードの幸福コースでブルックスが紹介した「最高の友人はあなたのために何もしてくれない」というタイトルの論文に登場する、アリストテレスによる3種類の友人関係である:

1.実用的な友情:

「仕事相手や取引相手との関係について考えてみよう。これらの関係は、本質的に取引的である傾向がある」とブルックスは書いている。

2.快楽に基づく友情:

「このタイプの関係は、それぞれが相手から快楽を引き出すため、相互の賞賛に基づいている。もし、ある人が自分の友人を面白く、興味深く、楽しみの源だと感じたら、それは喜びの友情である可能性が高い」とブルックスは書いている。

3.「完璧な」友情 :

「アリストテレスの基準によれば、完璧な友情とは、互いを結びつけるだけでなく、互いの行動を美徳にまで高めてくれるものに対する相互愛を持っている人々の間の友情である。関係が完璧であるのは、それが効用や快楽に基づいているときではなく、相手の状況を改善することに焦点を当てているときである」とブルックスは指摘する。

実用的な友情が必ずしも最も満足のいくものであるとは限らず、快楽的な友情は共通の興味以上に深まらないかもしれない。

この2種類の友情は人生を前進させるのに役立つが、「長続きする喜びや安らぎをもたらすことは通常ない」とブルックスは書いている。実用性と喜びの友情は必要だが、「対立や困難な会話、親密さによってこれらのつながりを危険にさらす余裕はない」とブルックスは言う。

そのため、”完璧な “友情は、他の2種類の友情に加えて、真の満足を得るために人生において極めて必要なものなのだ。

言葉にできないかもしれないが、”完璧な “友情がどのように感じられるか、おそらく知っているはずだ」とブルックスは書いている。

「それは宗教のような超越的なものであれ、野球のようなただ楽しいものであれ。しかし、仕事にもお金にも野心にも依存しない。」