私のiDeCo実績2018年9月

◎今日のグラフ:iDeCoの時価評価額

iDeCoは全額を株式に投資

以前勤めていた会社が確定拠出年金制度を2001年ごろに導入しました。その後リーマンショックの影響で評価額がかなり下がりましたが、現在は回復しています。私は、全額を内外の株式に投資しています。iDeCoは、長期保有によってリターンを多く稼げるはずだから、株式に投資するのが最善と考えています。

掛け金の2.08倍に増加

実際に、当初掛金の指数を100とした場合、現在は208まで上昇しています。金額でいうと600万円が1250万円に増えたことになります。70歳の受給開始時点では2000万円以上になることを期待しています。

運用管理費用(信託報酬)が高いみずほ銀行から野村証券に移管

今年の4月まで、みずほ銀行を運用金融機関としていましたが、株式インデックスファンドの運用管理費用(信託報酬)が高かったので野村証券に移管しました。そのことによって、0.3%以上コスト低減になりました。2000万円の0.3%は6万円です。5年、10年保有すれば、数十万円の差が出ます。

定年退職した人は運用金融機関の再検討を。

もし、このブログの読者本人、または、ご両親などで定年退職された方が、銀行で確定拠出年金を運用している場合には、コストを調べて、証券会社のものとの比較を勧めてあげてはいかがでしょうか。

◎今日のテーマ:SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)と日本の銀行預金は、長期的に見てどちらがリスクが高いか

日本は短期にハイパーインフレを2回経験

今後数年間という短期を考えれば、日本の銀行預金の方がリスクは少ないかもしれません。しかし明治の初め、ドル円が1円に設定された為替は明治時代に2円になり、第2次世界大戦後200円以上になり、360円の固定相場制の後、現在は100円前後で推移しています。この間の大きな変動の原因はほとんど日本側にあると思います。

アメリカの株式は世界中が注目

一方でアメリカのSPYは世界中の機関投資家、個人投資家などが目を光らせています。SPYと日本の銀行預金のリスクを考えると、長期保有という視点では、SPYの方が低リスクと考えても不思議ではないと思います。

SPYはアメリカの株式の代表

私は、金融資産の6割以上を外貨で運用していますし、iDeCoも全額外国株式で運用しています。外国株式の大半はアメリカの株式であり、そのほとんどは、SPYの銘柄です。従って、iDeCoで運用する外国株式は、SPYやVOOと同じように思っています。

日本のインフレは始まっている

日本銀行は、インフレ率の目標を2%に設定し、それに向かって邁進しています。現在はその数字に達していないとはいえ、今後3年間は1%前後で推移するとの見通しを日銀の政策委員は立てています。銀行預金が1000万円とすると、毎年10万円の価値が損なわれるわけです。外国株式の期待リターン6%とすると、為替リスクを織り込んでも、長期保有すれば銀行預金より安全なような気がします。