50歳代、60歳代のための具体的投資(70歳代以上の方もどうぞ) 10

<昨日に続く>

日経平均型

国内ETFの銘柄の確認をします。昨日はTOPIX型でしたので、今日は日経平均型です。

1321はTOPIX型を上回る成績

日経平均型で最大のETFは、1321  (NEXT FUNDS)日経225連動型上場投信です。TOPIX型は、東証1部上場企業全社を対象として加重平均しているので、日本の大企業の実態を反映したETFですが、日経平均は加重平均していないので、実態をうまく反映していません。しかも信託報酬が高いので、私は買っていませんが、最近10年間は、TOPIX型より日経平均の方が値上がり率が高いので、正しいものが良い結果をもたらすとは、必ずしもなっていません。

NT倍率

日経平均とTOPIXの比率を、両者の頭文字をとってNT倍率と呼び、両指数間の相対的な強さを示しています。日経平均株価は値がさ株(ねがさかぶ:1単元当たりの株価の水準が高い銘柄)の影響が強く、TOPIXは時価総額が大きい銘柄の影響を受けやすいという各指数の特色があります。

株価上昇時はNT倍率が大きい

現在の株式市場は、日経平均先物の影響が大きいことから、市場全体の株価が上昇していくときは、TOPIXよりも日経平均株価の方が早く上昇しやすいといわれており、NT倍率が大きいときは、市場全体の株価が上昇傾向にあると判断することができます。

NT倍率推移

過去50年間のNT倍率推移です。2000年代はNT倍率が10倍でしたが、現在は過去最高の15倍程度に上昇しています。

NT倍率の長期チャートとポイント解説 - ファイナンシャルスター

1321 (NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信)の現状を確認します。

■ファンドの目的

日経225(対象指数)に連動する投資成果を目指します。

■日経225

東京証券取引所第一部に上場する225 銘柄を選定し、その株価を使って算出します。ダウ式と呼ばれる連続性維持のための調整をベースに、日本固有の株式取引制度を加味した計算ルールで算出する価格平均指数です。日経平均を構成する225 銘柄は、市場流動性やセクターバランスをもとに、定期的に見直されます。長期間にわたる継続性の維持と産業構造変化の的確な反映という二つの側面を満たしながら、市場流動性の高い銘柄で構成する株価指数を目指しています。

■運用実績

運用実績の推移

  • 水色:基準価額(分配金再投資)  (左軸)⇒分配金が上昇してきたので、将来的には青との差が開くでしょう。
  • 青 :基準価額        (左軸)
  • 赤 :対象指数        (左軸)
  • オレンジ:純資産       (右軸)

  • 設定日:2001年7月9日  ⇒ 設定日は1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))とほぼ同時期です。
  • 上場日:2001年7月13日
  • 決算日:毎年7月10日
  • 純資産総額:77,263.3 億円 (約8兆円)
  • 基準価額(100口当たり):282,961 円
  • ポートフォリオ特性値:配当利回り(年率) 1.5%
  • 運用管理費用(信託報酬) 0.198%(税抜年0.18%)

■分配金(100口当たり、課税前)

  • 2020年7月 3,890 円 ⇒ 新型コロナの影響が少しあったようです。
  • 2019年7月 4,090 円
  • 2018年7月 3,500 円
  • 2017年7月 2,860 円
  • 2016年7月 2,690 円

■組入上位10銘柄   業種   純資産比

  1. 9983 ファーストリテイリング  小売業  11.9%
  2. 9984 ソフトバンクグループ  情報・通信業  6.2%
  3. 8035 東京エレクトロン  電気機器  4.9%
  4. 6954 ファナック  電気機器  3.3%
  5. 2413 エムスリー  サービス業  3.0%
  6. 6367 ダイキン工業  機械  2.9%
  7. 9433 KDDI  情報・通信業  2.4%
  8. 4063 信越化学工業  化学  2.3%
  9. 4543 テルモ  精密機器  2.2%
  10. 4519 中外製薬  医薬品  2.1%

日経平均とTOPIXの両方に入っているのは1社のみ

日経平均の上位10銘柄のうち、TOPIXでも10位以内に入っている銘柄は、ソフトバンクグループだけです。両方ともインデックスファンドではありますが、大きな違いがあることが分かります。

インデックスの変化はニュースで知る

国内株式ETFの良いところは、現時点の株価を調べなくても、NHKのテレビ・ラジオで1時間ごとに、日経平均、TOPIXを毎時のニュースで知らせてくれることです。また、ストックボイスの東京マーケットワイドなどでも、最新情報を手に入れることができます、アメリカのETFは、NHK深夜の毎時のラジオニュースで知ることができます。それを知って売り買いするわけでは有りませんが、状況を把握していると安心します。

生活費補填の資金源は1306を売却

私も連れ合いも、国内株式ETFは1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))しかもっていません。生活費が足りなくなると、1306を100万円単位で売って現金化します。最近では、1年前に家の修繕費350万円分を売却しました。マンションは、毎月数万円の修繕積立金を積み立てますが、一軒家は10年、15年ごとに修繕が必要になり、その時のために資金源を用意しておかないと慌てます。我が家では1306がその資金源になっています。

1306の分配金は旅行資金

また、毎年8月には1306の分配金が税込100万円(税引き後手取り80万円)が銀行口座に振り込まれます。20代、30代、40代の若い人であれば、それを斎藤に回すこともあるでしょうが、我が家では、その分配金で毎年海外旅行に行くことにしています。ただし、2020年は新型コロナウイルスでいけませんでしたし、2021年も危なそうですね。

<明日に続く>