ETF(SPY VOO IVV VGK VWO ASX200 1306)の選択基準:信託報酬(0.1%未満、0.2%未満)純資産額(1兆円以上) 

国内のETF:1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)を選択

つみたてニーサ用のファンドについて、金融庁がノーロード、ローコスト等の基準を作りましたが、ETFについてはそのような基準がありません。私は、5年前に国内のETFとしては唯一1306を購入しました。1306を選んだ理由は、

  1. 日本で純資産額が最大のETFであったこと
  2. 流通量(取引量)が十分大きいこと
  3. 信託報酬がかなり安かったこと
  4. 東証一部のマーケットを最もよく代表していること

1と2については文句なしですが、3の信託報酬については、最安ではありませんが、純資産額、取引量が最大ですので、総合的には、私の基準に最も当てはまる銘柄でした。

外貨ETF:選択基準を自分で作成

数年前に外貨ETFを購入する時に、その選択を自分で行わなければなりませんでした。そこで、選択基準を作りました。その基準とは

  1. 信託報酬が安いこと:概ね0.1%〜0.2%未満であること
  2. 流通量(取引量)が十分大きいこと
  3. 純資産額が大きいこと:1兆円以上であること
  4. 地域を代表する銘柄であること(米国、ヨーロッパ、新興国)

でした。ここで2の、流通量が十分大きいこと、という基準が重要なのですが、この基準によって、日本国内で上場されている外国のETFは全部候補から外れることになります。この基準に照らして、私が口座を持っている野村証券のすべての商品を検討しました。

米国:SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)、VOO(アメリカのバンガード社のS&P 500の ETF)

米国内については、S&P500が代表的な銘柄ですので、そのうち上記の基準をクリアーしたのはSPYとVOOでした。(IVVは野村証券で取り扱っていません。)

ヨーロッパ:VGK(バンガード®・FTSE・ヨーロッパETF)

ヨーロッパ地域に関しては、VGKを選びました。ヨーロッパについては資産分散の観点からはユーロ建てが望ましいのですが、ユーロ建てで上記基準をクリアーする銘柄がなかったので、やむを得ずドル建てのVGKを選択しました。

新興国:VWO(バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETF)

新興国については、EEMもありますが、信託報酬の安いVWOを選択しました。

 

オーストラリア:ASX 200(オーストラリア証券取引所における株価指数)

その後、オーストラリアのETFであるASX 200(を追加選択しました。)ASXの純資産額は2000億円で、上記基準には達しないのですが、新大陸であるオーストラリアの銘柄も欲しかったので、買うことにしました。

各ETFのウエイト:VTの地域ごとの割合を参考にする。

そして各ETFのウエイトは、外国株式についてはVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)の地域ごとの割合で保有することにしました。日本のETFである1306(TOPIX連動型上場投資信託)については、現在SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)とほぼ同じウエイトになっています。このウエイトについては、実は最初から意図したものでは有りませんでした。以前勤めていた会社の株価が上がったのでその株を全部売って、その資金で1306(TOPIX連動型上場投資信託)を買ったら、その後1306の価格が上がってしまったというだけです。正直に言って、日本のETFはもう少しウエイトを低くしたいという気持ちはありますが、私の基本方針が Buy And Hold なのでそのままにしてあります。

個人のポートフォリオにおいて、リバランスは必要なのでしょうか。

私はリバランスというのは利害関係者に説明のために必要なのであって、自分の資産については不必要なのではないかと思っています。ある国・地域のETFの資産価値が増大するのは、その国・地域の経済力が増大した結果であるので、元のウエイトに戻す必要はないと考えているからです。特に業種毎ではなく、地域毎のポートフォリオについてはリバランスは必要性が一層低いと思います。

株式売買手数料と商品の品ぞろえにネット証券の有利性があるでしょうか。

私がリバランスをしない理由として、ETFを売買する手数料を払うのが嫌だということもあります。リバランスをしないので、手数料の低いネット証券会社にする必要性はあまり感じていません。また、国内のETFは1306(TOPIX連動型上場投資信託)しか持つつもりがなく、外貨ETFも私の欲しい商品はほぼ全部野村証券に有りますので、当面、野村証券以外に、ネット証券の口座を開くつもりはありません。