私の資産運用益は棒グラフの通りです。(縦軸の数値は2010年4月合計を100とした指数です。)
評価益は高級車10台分
評価益が大きく伸び、昨年の2倍近くになりました。この評価益は、高級車10台分に相当します。しかし、高級車を9台も持つ必要は有りませんから、この表現を終わりにして、今後は都心の新築マンションによって、金額の大きさを例示したいと思います。
サラリーマンにとっての住宅購入
私は、30歳代、40歳代の頃は、家を買うために財形住宅(勤労者財産形成促進制度)で、毎月コツコツと貯蓄していました。30歳代はバブルの頃で、一生家を持つことはできないのではないかと思っていました。一戸建ての標準的な価格が年収の5倍と言われた時代で、バブルのピーク時には、東京都内に1戸建てを持つことはできず、山梨県にまで遠ざかっていました。40歳代に思ったのは、サラリーマンは家を建てるためだけに黙々と働いているのだなあ、ということでした。それほど東京で家を持つことは高額で、大変なことです。
新宿の35㎡高層新築マンション
都心の新築マンションを調べたところ、今期の評価益は新宿の35㎡高層新築マンションに相当します。1DKです。
利食い売り、利益確定はせず、buy and holdが基本方針
私は株式に投資して資産を増やしたという感覚は有りません。インフレ対策として、比較的安全な資産に避難した結果が、たまたまこうなったということです。日本では株式を売買する人が、利食い売り、利益確定をする、という言葉があります。しかし、ETFについてそのようなことをするつもりは有りません。私の方針は、buy and hold です。
相続財産は有りません。
なお、私の資産運用の元本は、すべて私がサラリーマンとして稼いだ、給与、賞与、退職金、DB、DCであって、相続財産は有りません。
野村証券の外貨MMF:US、カナダドル、豪ドル、NZドル
私が口座を持っている野村証券には、外貨MMFとして、USドル、カナダドル、豪ドル、NZドルがあります。その他に、過去においては、ユーロがありました。しかし、低金利になったために、ユーロMMFの存続が困難となり、取り扱いが廃止されました。ユーロMMFは野村証券だけでは無く、他の証券会社も同様に廃止しました。
基軸通貨のUSドル
USドルは、世界の基軸通貨ですし、資源国、人材の豊富さ、国土、文化など、圧倒的な存在と位置付けています。従って、私は外貨ETFのほとんどをドル建てで所有しています。
新大陸各国の通貨
カナダ、オーストラリアは資源国、ニュージーランドは国土に比較して人口が少なくオーストラリアと同格という風に考えています。
内外の債券・株式にバランスよく資産分散
私の場合、外貨MMFは10年以上前から一時的にでも保有したことがありました。自分の金融資産については、日本円だけでなく、外貨を持つことによって資産分散を図りたいという方針があります。もし余裕資金があれば、国内の債券、外国債券、国内ETF(株式)、外国ETF(株式)をバランスよく所有することが資産分散の観点から良いと思っていました。
ペイオフ対策で買った外貨MMFで為替損が発生
2003年ころ、私の自宅の購入資金として、住宅財形、一般財形で貯蓄していた資金を、一時的に野村証券のUSMMFなどの外貨MMFに移したことがありました。その理由は、当時、銀行のペイオフが騒がれていて、メガバンク3行に1000万円ずつしか安心して預けられないと思い込んでいたのです。その枠からはみ出してしまう資金が生じたので、為替の勉強もかねて外貨MMFを購入したのでした。そうしているうちに、気に入った住宅用の土地が見つかったので、外貨MMFを全額を引き出して、購入資金に充てました。その時、残念ながら、為替損が200万円発生してしまったのです。高い勉強代でした。
購入した外貨MMFは新大陸のMMF
野村証券で購入した外貨MMFを具体的に挙げると、USMMF、オーストラリアドルMMF、ニュージーランドドルMMF、カナダドルMMFでした。他にも野村証券では英ポンドMMFを扱っていますが、それは買ったことが有りません。買ったのは、いわゆる新大陸のMMFだけです。新大陸はGDPの面からも20世紀に旧大陸よりも伸びているという資料を見たことがあったので、利率の面でも有利ではないかと考えたからでした。
低金利の現代は外貨MMFに妙味なし
しかし低金利の時代が長く続いているので、MMFは国内、外貨ともできるだけ持たないようにしています。一方、外貨ETFは利回りが良いので、余裕のある資金はできるだけ、外貨ETFに充てることにしています。このため、カナダドルMMFと、ニュージーランドドルMMFは売って外貨ETFを買いました。
保有している外貨MMFは外貨ETFの配当金のみ
現在、USMMFと豪ドルMMFだけは保有していますが、その理由は投資という観点ではなく、SPY、VGK、VWO、VOOのETFがドル建てなので、その配当金として受け取ったUSMMFを、そのままにしているだけです。また、ASX200はオーストラリアのETFですが、豪ドル建てなので、これも同様に配当金をMMFで受け取ってそのままにしているだけです。先進国の低金利はしばらく続きそうですから、外貨MMFについてはできるだけ保有しないようにするという方針は当面変わりそうに有りません。余裕資金ができれば、外貨MMFはできるだけ少なくして、外貨ETFを購入する方針です。