◎今日のグラフ:SPYの分配金
0.4% | 0.5% | 0.4% | 0.4% |
年4回配当
野村證券から、「外国証券 分配金支払いのお知らせ」が届きました。銘柄は、「エスピーディーアール S&P500 ETF」で、2月、5月、8月、11月の4回配当です。
年間合計で1.75%
ETFの価格を282.39ドルとすると、毎回0.4~0.5%の配当で、年間合計で1.75%です。1.75%は少し低いのではないかと思う方もいるかもしれませんが、分母の価格が上昇しているので低く見えるのです。
年間トータルリターンは16.25%
配当と株価上昇の合計である、1年トータルリターンは、16.25%です。この数字を初めて見る日本人は、「何かの間違いではないか」と思われるかもしれません。年間平均トータルリターンは、3年間 11.78%、5年間13.28%、10年間 10.05%、1993年からの設定来では 9.48%です。
世界最大のETF
SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)は、アメリカ最大、世界最大のETFで、純資産総額は約30兆円です。アメリカ人はS&P500のETFが、このように高いリターンのあることを知っているので、投資信託を積極的に買っています。
SPY、IVV、VOO
S&P500の第2位はIVVで17兆円、第3位はVOO(アメリカバンガード社のS&P500のETF)で10兆円です。IVVは、iシェアーズ・コアS&P500 ETF(iShares Core S&P 500 ETF)です。SPYとVOOは野村證券で扱っています。SBI証券は3銘柄とも扱っています。
日米の個人資産は差が拡大
日本人は、銀行預金に貯蓄したままなので金融資産は増えませんが、アメリカでは投資信託や株式に個人が投資しているので、日米の資産残高はどんどん開いています。日本では現在、iDeCoやつみたてNISAが流行していますが、資金的に余裕のある人は、アメリカのS&P500のインデックスファンドに投資するのは、ごく自然な成り行きではないでしょうか。
SPYの信託報酬は0.0945%、IVVとVOOは0.04%
日本の銀行で薦めてくれるのは、コストの高いファンドですが、SPYの信託報酬は0.0945%、IVVとVOOは0.04%と極めて低いコストです。売買手数料と為替手数料に多少のコストがかかりますが、5年、10年の長期保有なら、1年あたりのコストは低くなります。日本のインデックスファンドより経費的に有利になります。
トータルリターンの平均は約10%
私は金融資産の半分以上をSPY、VOOなどの外貨ETFで運用しています。SPY、VOOなどS&P500のトータルリターンは約10%ですから、長期保有すれば円高になっても十分にカバーできると思います。