個別株式、ETF、インデックスファンド、アクティブファンドとの付き合い方

◎今日のテーマ:個別株式、アクティブファンドは持たない

資産運用は、ETFとインデックスファンドだけ

私は個別株式の投資をしていませんし、興味も全くありません。おそらく、儲けようという気持ちがあまりないからだと思います。金融資産はほぼ全額を国内ETFと外貨ETFに投資して、つみたてNISAはインデックスファンドで運用しています。

人並みの利回りでよければETF、インデックスファンド

ETFを持っている理由は、それで儲けようというよりは、できたら人並みの利回りがほしいというのが動機です。人並みというのは、日本人並みではなく、アメリカ人並みのということになるでしょう。もしETFで儲けようとするのであれば、相場が上がったときにある程度売却して、相場が下がったときにその資金で同じETFを買い戻すことをするかもしれません。しかし、そんなにはうまくいきません。そういう人は、代替失敗しているようです。私にはそのようなことをするつもりは全くありません。

レバレッジ型・インバース型ETF

あるいは、ETFの中でもレバレッジ型・インバース型を選択するでしょう。これらのETFの問題点は、コストが高いことです。NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)の運営管理費用(信託報酬)は年0.864%です。通常のETFが0.1%程度ですから、ETFというよりは、アクティブファンドに近い水準です。

逆張りもせず

円高になった時も、チャイナショックの時も追加で買うことはしませんでした。放っておけば、いずれ回復すると考えていました。儲けようと思うと、いつ売ろうか、いくら売ろうか、いつ買い戻そうか、いくら買い戻そうかということを毎日気にしなくてはいけないのです。

買ったまま、何もしない

そういうことが好きな人もいますが、私はそういうタイプではなくて、放っておいて何とかなると考えているタイプです。そして、ETFを買ったり売ったりして利益を上げようとするのは、アクティブ・ファンドの一形態と考えます。そしてアクティブファンドは、インデックスファンドには運用実績でかなわないというのが常識になりつつあります。

ETFは売り時を考える必要なし

そして、個別株投資が私に適合しないのは、いつ売るかということを常に考えなければいけないことです。1306(TOPIX連動型上場投資信託)のようなETFが、価値ゼロになることはあり得ませんが、個別株の場合にはどんなに優良で大型だとしても、価格がゼロになることがあります。現に、私の連れ合いは数十年前に社員持ち株会で積み立てた数百万円の株式が会社更生法申請によって、価値ゼロになりました。個別株は変動が激しいので、いつ売るか、どのくらい売るかを常に考えなければ、価値ゼロになることもあると心配しなければなりません。

長期で7~8%の利回りを期待

そういうことをしなくてもいいETFという商品は素晴らしいと思います。価格の変動はありますが、最悪でも10年経てば、買値に戻りますし、通常であれば年平均7〜8%の利回りが期待できるのですから、あまり儲けようと思わずに、時間の流れを楽しみたいと思います。