我が家の3タイプの投資家

◎今日のテーマ:我が家の3タイプの投資家

我が家には、3タイプの投資家がいます。

① 100歳近くまで株式投資をしていた父親

100歳の誕生日は迎えられなかったものの、それに近いところまで生きていて、株を楽しんでいました。日本経済新聞も最後まで読んでいました。

1年1~2回の売り買い

個別株式が5銘柄、好配当公社債投信、MRFを保有していて総額で750万円ほどでした。1年に1~2回程度、電話で証券会社に売り買いの注文を出していました。

少し値上がり利すると利益確定売り

株が少し値上がりすると、利益確定して、たまには私に小遣いをくれることがありました。

東芝の粉飾決算

数年前、東芝の粉飾決算で株価が半分になったことがありましたが、その頃は毎日のように、日経新聞で東芝関連の記事を赤鉛筆で傍線を引いていました。

安川電機社長との思い出

60年ほど前に安川電機の社長と付き合いがあったので、その株は長年持ち続けて、繰り返し、その社長との思い出話をしていました。

SBI証券の北尾社長

SBI証券は、社長の北尾という人物が面白そうだ、と言って買いましたが、株価は低迷したままです。

株を楽しむ

非常に穏やかな株の楽しみ方だと思います。しかも、日経新聞を毎日読んで、頭のボケ防止になっていたのだろうと思います。楽しみ少々、もうけは不明、頭の体操、ボケ防止ということで、全体としては望ましい株式投資の一形態だったろうと思います。株式投資というよりは、ただの趣味だったかもしれません。

② 連れ合いの投資

社員持ち株会と銀行預金

私の連れ合いは10年ほど前まで、社員持ち株会の株式と銀行預金だけでした。日本人によくあるパターンです。

会社倒産

持株会の掛け金は総額で400万円で、ピークには800万円になったこともありましたが、その会社が倒産して、掛け金400万円はゼロになりました。

リーマンショック直前に1306を購入

一方2006年ごろに1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)などの株式を購入しましたが、直後に、サブプライム問題、リーマンショックに遭遇して、投資金額は半額に減少した時期もありました。

高級車1台と大衆車1台の合計2台分の評価益

その後少しずつ1306を買い増しして、現在は高級車1台と大衆車1台の合計2台分の評価益があります。最近は、投資を始めてよかったと思っているようです。また、毎日の日経平均など株式相場には敏感になっているようです。それでも、買うだけで売りはしません。Buy and Holdです。

③ 私の投資

2000年以前は、生命保険会社の財形貯蓄、一時払い養老保険が中心でした。

確定拠出年金は全額株式投資

2001年に会社の確定拠出年金が始まった時に、600万円全額を外国株式に投資しました。9割の社員が銀行預金を選ぶ中では特異な存在だったでしょう。しかし、厚生年金の受給額が確実ですので、全体のバランスを考えれば、正解だったと思います。

国内、海外の株式ETF

8年前からは、外貨MMF、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)、外貨ETFなど、本格的な資産運用を始めました。

アメリカ人は株式、日本人は銀行預金

始めてみて分かったことは、アメリカ人はSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)などで高いトータルリターンを手にしてきたということです。そして、日本人は、私の連れ合いのように、銀行預金のままにして、とてつもない損をしているということです。

日本の金融機関、金融庁を問題を放置

さらに日本の金融機関は、知識のない日本人を相手にぼろ儲けをし、それを金融庁が長年放っておいたということです。私のように、ETFとインデックスファンドという狭い範囲でも、最近は変化が大きいので、勉強のし甲斐があります。