私のポートフォリオ2023年7月:評価額が3億円突破

夫婦合計で4億円

運用実績評価額が2020年末に2億円を突破し、その2年半後に3億円に達しました。連れ合いも、約1億円ですから合計で4億円になります。元本は、二人合計で約1億5千万円ですから、十数年で2.7倍になった計算です。

ほとんど何もしていない

投資でこれだけ増やすと、モニターを何台もそろえて、日々売り買いしているデイトレーダーを想像する人が多いでしょうが、私も連れ合いもつみたてNISAを毎月33000円ずつ自動買付し、1年に1回程度VOOを100万円単位で購入するだけです。

実は株で資産を増やす最も良い方法は、株式ETFや低コストインデックスファンドを購入して10年、20年そのままにしておくことです。

個別株式投資

投資や株で儲ける方法をアマゾンで見たり本屋に行くと、投資戦略法に関する本が売っていますが、その本を書いている人は、おそらく個別株式投資家の中で数千人に一人、数万人に一人しかいない成功者でしょう。

私のように、何もしないで十数年後に、資産を3倍に増やしたのでは、面白くないので、本は売れません。一方で、私は個別株式投資に興味もエネルギーも時間もありません。

苦労せずに資産を増やせる時代

1990年代以降、インターネットが普及し、ネット証券が登場し、低コストの株式ETFが誕生し、低コストインデックスファンドが普及したので、苦労せずに資産を増やせる時代になりました。

現代人は、仕事、家庭生活、レジャー、勉強などで忙しいのですから、投資にかまけてはいられません。投資の成果は、10年で2倍、20年で4倍が目安です。

投資方法は簡単です。私と連れ合いのように、野村証券の口座で

  • NISA・確定拠出年金(低コストインデックスファンド)
  • 1306(TOPIXの株式ETF)
  • SPYかVOO(S&P500の株式ETF)

の3種類のファンドに投資するだけです。これだけのことをすれば、10年後に2倍になるのを待つだけです。

もう少し分散して投資したければ、私のように

  • VGK(ヨーロッパのETF)
  • VWO(新興国のETF)
  • ASX200(オーストラリアのETF)

に手を広げることができます。こうすれば世界の株式市場に分散投資したことになります。

ETFに投資する前に、確定拠出年金とNISAに投資したほうが有利です。

確定拠出年金

確定拠出年金というと、イデコを思い浮かべる人が多いでしょうが、それは個人型で、その前に企業型を有効利用すべきです。

私の確定拠出年金(グラフの中のDC)は企業型で、20年間外国株式インデックスファンドで運用した結果、現在元本の4倍を超えました。企業型確定拠出年金は、最少額を銀行預金や元本保証型保険で運用する人が多いのですが、この人たちは20年たっても資産が全く増えません。外国株式インデックスファンドなら4倍に増えるのですから、投資運用銘柄を間違えないようにすべきです。また、アクティブファンドもコストが高いので選んではいけません。バランス型はリターンが低いので止めるべきです。

また、最近の企業は選択制確定拠出年金を導入しているところが多いのですが、その場合には、最高額を拠出すべきです。私は息子にも、娘婿にも最高額の年間66万円拠出することを勧めました。確定拠出年金は、NISAよりも税制優遇されているのですから、最大限利用すべきです。

25歳から毎月5.5万円(年間66万円)掛け続ける

65歳で1億8千万円、需給を繰り延べして75歳から受け取る時には約4億円になります。

年齢 確定拠出年金を外国株式インデックスファンドで運用
25 660,000 毎月5.5万円(毎年66万円)拠出
26 1,372,800
27 2,142,624
28 2,974,034
29 3,871,957
30 4,841,713
31 5,889,050
32 7,020,174
33 8,241,788
34 9,561,131
35 10,986,022
36 12,524,903
37 14,186,896
38 15,981,847
39 17,920,395
40 20,014,027
41 22,275,149
42 24,717,161
43 27,354,534
44 30,202,896
45 33,279,128
46 36,601,458
47 40,189,575
48 44,064,741
49 48,249,920
50 52,769,914
51 57,651,507
52 62,923,628
53 68,617,518
54 74,766,919
55 81,408,273
56 88,580,935
57 96,327,409
58 104,693,602
59 113,729,090
60 123,487,418
61 134,026,411
62 145,408,524
63 157,701,206
64 170,977,302
65 184,655,487 拠出停止し、運用のみ
66 199,427,925
67 215,382,159
68 232,612,732
69 251,221,751
70 271,319,491
71 293,025,050
72 316,467,054
73 341,784,419
74 369,127,172
75 398,657,346

NISA

NISAを最初の5年間、毎年360万円投資し、65歳まで外国株式インデックスファンド(年率8%)で運用すると65歳時点で2億円を超えます。

年齢 NISA(外国株式インデックスファンド(年率8%)で運用)
30 3,600,000 年間360万円投資
31 7,488,000
32 11,687,040
33 16,222,003
34 21,119,763
35 22,809,345 新規投資なし
36 24,634,092
37 26,604,819
38 28,733,205
39 31,031,861
40 33,514,410
41 36,195,563
42 39,091,208
43 42,218,505
44 45,595,985
45 49,243,664
46 53,183,157
47 57,437,810
48 62,032,835
49 66,995,461
50 72,355,098
51 78,143,506
52 84,394,987
53 91,146,586
54 98,438,312
55 106,313,377
56 114,818,448
57 124,003,923
58 133,924,237
59 144,638,176
60 156,209,230
61 168,705,969
62 182,202,446
63 196,778,642
64 212,520,933
65 229,522,608