野村つみたて外国株投信2017年12月運用実績②資産別配分、国・地域別配分:積立開始後に大事なのは長期保有

◎今日のグラフ:野村つみたて外国株投信2017年12月運用実績②資産別配分、国・地域別配分

資産別配分

資産別配分は、なぜか先進国株式と新興国株式に別れています。これは「外国株式MSCIーKOKUSAIマザーファンド」と「新興国株式マザーファンド」の例に倣ったのでしょう。

国・地域別配分

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)の配分比率では、アメリカが56%を占めていますので、数字的には同じ割合です。しかし、VTは日本を含んでいるので、日本抜きVTなら、アメリカは61%になりますから、VTより少しアメリカのウエイトが小さくなります。どちらにしても、アメリカは優に5割を超えていますので、世界の株式市場におけるアメリカの巨大さが分かります。

通貨別配分

通貨別配分を見ると、各国の通貨に配分されていて、資産配分が実現されています。私の外貨ETFはほとんどドル建てなので、資産分散化が十分ではありません。この点を考慮すると、信託報酬が0.2%と多少高くても外国株式のファンドのメリットが光ります。私の資産運用は、今までETFを中心に行なってきましたが、今後の追加分については、外国株式インデックスファンドを有力候補として検討したいと思います。その際、野村証券がこの「野村つみたて外国株投信」が非課税優遇制度のない通常の投信積立に拡大するなら、それを利用したいと思います。しかし、拡大しないのであれば、ニッセイ外国株式インデックスファンドを利用したいのでSBIに口座を作って、2口座で運用することを考えたいと思います。今は個人資産運用の過渡期というか激動期ですから、よく状況を観察して、各種情報も手に入れて、検討、実行したいと思います。

業種別配分

業種別には銀行が10.4%で最大です。しかし、その他の業種が68.8%もあるので、この中身を知りたいものです。加えて、時価総額100兆円を超えるアップルやマイクロソフトなどは、「その他の業種」の中に入ってしまっているのでしょうか。この表示では中身がよく分かりません。下の表の上位はIT関連ですから、その他の業種の中身がわかるように表示してほしいものです。

組み入れ上位銘柄

組み入れ上位銘柄のトップは、アップルです。その後に、マイクロソフト、アマゾン、フェースブック、JPモルガン、ジョンソンエンドジョンソン、エクソンモービルが続きます。その次に、ALPHABET INC-CL CとALPHABET INC-CL Aがあります。Aは議決権があり、Cは議決権がありません。なお、ALPHABETはgoogle社の持株会社です。最後がバンカメです。

◎今日のテーマ:積立開始後に大事なのは長期保有

「つみたてNISA」は一旦申し込んで、その後資金さえ投入すれば自動的に資産が増大するとても便利なシステムです。その後に重要なことは、引き出さずに保有し続けることです。

大恐慌、リーマンショックでも株式相場は回復

1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)やSPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)の相場が、リーマンショック前の水準に戻るのに5年を費やしました。1929年の大恐慌の後、以前のピークを超えるのに25年かかったそうです。しかし、現在、株式相場が大きく下がったときには、世界各国の政府が強調して金融政策を実施することによって、相場下落抑制に努め、回復させようとしているので、回復までの期間は短くなっているようです。

「つみたてNISA」によってリスクは更に低下

しかも、2018年から始まった「つみたてNISA」は、一度に全額を投資するのでなく、10年、20年に分散して投資をするわけですから、高値掴みの心配はいりません。もし、株がリーマンショックの時のように、今後暴落したとしても、5年から10年もじっと我慢していれば元に戻ると信じています。その間、ある程度の配当金も受け取れるのですから、あわてずに、売らずにじっとしていれば、資産は増えていきます。

テレビ、新聞のニュースは短期の話題だが、個人の資産運用は長期

テレビ、新聞などのメディアは今日、明日、1か月、1年の変化を話題にすることが多いものです。そうしないと商売にならないから、「大変だ、大変だ」と騒いでいますけど、私は10年、20年先のことを考えて資産運用しているので、ろうばい売りをしたことが有りません。私の連れ合いが1306(TOPIX連動型上場投資信託)とSPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)をリーマンショックの1年、2年前に買って持っていましたが、その後、損切りをすることなく、1306を安値の時期に買い増しただけで、そのまま持ち続け、現在は結構な評価益が出ています。

ETFは価値がゼロになる心配がないので、保有し続けることが大事

ETFは個別株と違って、資産価値がゼロになることはないので、ろうばい売りせずにそのまま10年20年持っていれば必ず取得価額を上回るはずです。どんなに相場が下がっても、売る必要のない資金の範囲内で投資をして、1306やSPYを持ち続けていればいいのです。それ以外に才能も、プロのような知識や経験、立派な分析ツールなど入りません。素人がプロと同等に渡り合えることができるのです。1306とSPYという素晴らしいETFのおかげです。

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