SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF) 2021年8月

分配金

野村證券からSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)の分配金支払いのお知らせが届きました。

分配率は1.45%

SPYの分配金は年4回支払われます。

分配率は

  • 1.45%で、
  • 1年前の1.81%、
  • 2年前の1.94%

に比べるとかなり下がったように見えますが、実は株価が大幅に上昇したので、分配率が下がっているのです。

株価は

  • 現在437ドル、
  • 1年前332ドル、
  • 2年前291ドルです。

1株当たり分配金は

  • 今年5.57ドル
  • 1年前5.73ドル
  • 2年前5.42ドル

と横ばいでした。

SPYが41%のシェア

私のポートフォリオは下の円グラフのようにSPYが41%を占めています。

S&P500はまだ10年

今、日本人の個人投資家の間では、S&P500が大いにもてはやされていて、SBIや楽天などのネット証券では上位にランキングされていますが、この傾向は最近のことであり、5年ほど前にはこれらのファンドが存在していませんでした。さらに言うと、それらのインデックスファンドが登場する前は、S&P500のETFが個人投資家の投資先でしたが、VOO(バンガード社のS&P500のETF)が発売されたのが2010年ですから、それ以前はSPYやIVVを買うしかありませんでした。

1957年(昭和32年)以来のS&P500の指数を見てみましょう。

年末終値 対前年増減率
1957 39.99 -14.31
1958 55.21 38.06
1959 59.89 8.48
1960 58.11 -2.97
1961 71.55 23.13
1962 63.1 -11.81
1963 75.02 18.89
1964 84.75 12.97
1965 92.43 9.07
1966 80.33 -13.09
1967 96.47 20.09
1968 103.86 7.66
1969 92.06 -11.36
1970 92.15 0.1
1971 102.09 10.79
1972 118.05 15.63
1973 97.55 -17.37
1974 68.56 -29.72
1975 90.19 31.55
1976 107.46 19.15
1977 95.1 -11.5
1978 96.73 1.71
1979 107.94 11.59
1980 135.75 25.77
1981 122.55 -9.73
1982 140.64 14.76
1983 164.93 17.27
1984 167.24 1.4
1985 211.28 26.33
1986 242.17 14.62
1987 247.08 2.03
1988 277.72 12.4
1989 353.4 27.25
1990 330.22 -6.56
1991 417.09 26.31
1992 435.71 4.46
1993 466.45 7.06
1994 459.27 -1.54
1995 615.93 34.11
1996 740.74 20.26
1997 970.43 31.01
1998 1,229.23 26.67
1999 1,469.25 19.53
2000 1,320.28 -10.14
2001 1,148.08 -13.04
2002 879.82 -23.37
2003 1,111.92 26.38
2004 1,211.92 8.99
2005 1,248.29 3
2006 1,418.30 13.62
2007 1,468.36 3.53
2008 903.25 -38.49
2009 1,115.10 23.45
2010 1,257.64 12.78
2011 1,257.60 0
2012 1,426.19 13.41
2013 1,848.36 29.6
2014 2,058.90 11.39
2015 2,043.94 -0.73
2016 2,249.26 10.05
2017 2,673.61 18.87
2018 2,506.85 -6.24
2019 3,230.78 28.88
2020 3,756.07 16.26

2020年は

  • 1957年の94倍
  • 1960年の65倍
  • 1970年の41倍
  • 1980年の28倍
  • 1990年の11倍
  • 2000年の 3倍
  • 2010年の 3倍

です。2000年と2010年が同じ3倍である理由は、2000年がITバブルで高めだったことと、2010年がリーマンショック後で低めであったからです。

40年で28倍

私が勤め始めた1980年にS&P500に投資していれば28倍になっていたということです。しかもこのほかの分配金ももらえたのですから、超低金利が続く日本人にとっては信じられない上昇です。

200万円✖5年⇒2億8千万円

当時私は毎年200万円ずつ財形貯蓄をしていましたから、もしS&P500に5年間投資していれば、それだけで優に2億8千万円になっていたことになります。若いころから、外国株式インデックスファンドに積み立てていくことの重要性を痛感します。

SPYの現状を確認します

  • 1年トータルリターン: 34.34%⇒ちょっと上がりすぎ
  • 3年トータルリターン: 17.95%
  • 5年トータルリターン: 17.34%
  • 資産総額:3,852 億 USD(約42兆円) ⇒世界最大のETF
  • 経費率: 0.09% ⇒ IVV、VOOに比べて高い。約3倍
名称 ファンドの割合 %

アップル

6.1

マイクロソフト

5.8

アマゾン・ドット・コム

3.82

フェイスブック

2.32

アルファベットGOOGL

2.17

アルファベットGOOG

2.08

バークシャー・ハサウェイ

1.44

テスラ

1.43

エヌビディア

1.35

JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー

1.27
カテゴリーETF

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です