私のホームページには、以下の説明があります。
「江戸庄蔵と連れ合いと子供たちの世界株式ETF・インデックスファンド投資:元本が10年で倍増。
1306(TOPIX連動型上場投資信託)、SPY・VOO(S&P 500)、VGK(ヨーロッパ)、VWO(新興国)のETFとインデックスファンド、iDeCo、つみたてNISAなどのポートフォリオで運用するリタイア。連れ合いもコンパクトカー10台分の運用益。買いっぱなし(バイ・アンド・ホールド)が鉄則」
1970年代に貯蓄開始
私は、1970年代から勤め始めて、貯蓄資産運用をしてきました。サラリーマン時代には、自分で財形貯蓄をしたり、公社債投信、転換社債、一時払い養老保険、従業員持株会株式などを利用して、少しずつ金融資産を増やしました。
使う立場の知識習得
一方で、確定拠出年金、確定給付年金の責任者、従業員持ち株会、厚生年金基金の役員などを務めましたので、プロほど細かいことは分かりませんが、個人資産運用に必要な知識はある程度身につけました。また、10年前、20年前に大手銀行の支店長だった複数の人と最近話をしたときに、彼らはSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)の存在自体やそのリターンが8%以上であることを知らないということが分かりました。
平均リターンは3%?
1980頃から2010年頃までの、私のポートフォリオのリターンはおそらく3%程度だっと思います。その理由は、メインだった財形貯蓄の利回りが1.5%~5%程度で、そこに利回りの良い一時払い養老保険などを加えても、なかなか3%を超えないだろうと思うからです。具体的には年代ごとに以下の通りだと思います。
- 1980年代:5%
- 1990年代:3%
- 2000年代:2%
最近の平均リターンは7%
一方、2010年から現在までの平均リターンは7%を超えています。なぜ、これほど劇的にリターンが増えたのでしょうか。その理由は、以下の項目です。
金融資産を増やすのに大切なこと
- 証券会社に口座を開設する
- お金を用意する
- 資産を持つ時間が必要
- 商品を選ぶ
- 商品を買う
- 買った商品を持ち続ける
1.証券会社に口座を開設する
銀行預金は最小限
証券会社に口座を開設することは当たり前のようなことに思えるかもしれませんが、このハードルを越えない人が多いのです。最大の問題は、銀行で金融資産を運用してしまうことです。銀行にも様々な金融商品がありますが、ほとんどすべてが、銀行が儲かり顧客が損をする商品ばかりです。銀行は、給与や年金の振込口座、生活資金の引き出し、クレジットカードや税金・国民健康保険の引き落としのために必要な金額を置いておくところと考えるべきです。私は銀行口座を3つ持っていますが、合計残高は100万円程度です。
証券会社は3種類
金融資産を増やすには、証券口座を持つ必要がありますが、証券会社は大きく分けると3種類あります。区分けの基準は、海外株式ETFと低コストインデックスファンドの品揃えです。この二つのうち一つはどうしても必要です。
① SBI証券、楽天証券等ネット証券 ◎
ネット証券は、海外株式ETFと低コストインデックスファンドの両方を品揃えしていますし、株式ETFの売買手数料が安いので、最もおススメです。私の子供達にもSBI証券に口座を開設させ、運用を始めています。ただし、口座開設のハードルは、対面証券よりも少し高いので、どうしてもネット証券は嫌だという高年齢層の場合には、必ずしもネット証券にしなくても大きな問題はないでしょう。。
② 野村證券など大手対面証券 〇
もともと、対面証券に口座を開設してあって、それをぜひ使いたい、インターネットでの取引には、少し不安がある、ネット証券よりも実店舗のある証券会社の方が安心できる、いまさら、何千万円、何億円のお金をネット証券に移管するのは怖い等、様々な理由で対面証券のままで資産を運用したいと思っている人もいます。その人たちは、ゼロから始める若い人とは違って、野村證券等対面証券を利用しても、大きなデメリットはありません。デメリットとしては、低コストインデックスファンドの品揃えがないこと、証券会社によっては外国株式ETFの品ぞろえが少ないことです。野村証券の場合には、外国株式ETFについてかなりの品揃えがありますので問題ありませんが、大和証券だと、品ぞろえが少ないので、野村證券よりはかなり不自由な思いをするかもしれません。私や連れ合いも野村証券1社しか取引していませんが、ある程度満足しています
③ 野村証券以外の対面証券 ✖~△
野村証券以外にも大手証券会社はありますし、中小の証券会社もあります。それらは、ネット証券に比べると外国株式ETFの品揃えが少ないか、場合によっては全く扱っていない場合もあります。アップルなどの個別株式の取り扱いはしていても、ETFの取り扱いがないのです。個別株式は、国内においてもリスクが大きいのですから、情報の少ない外国の株式は一層リスキーです。通常の個人投資家は、外国の個別株式に手を出すのは危ないので、お勧めできません。野村証券以外で、取引しても良い会社の目安は次の銘柄を品揃えしているかです。
外国株式ETFの品揃え
- SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)
- VOO(アメリカバンガード社のS&P500のETF)
- VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
低コストインデックスファンドの品揃え
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
数百万円以上ある程度まとまったお金があるのなら外国株式ETF、毎月数万円ずつ積み立てていくのなら低コストインデックスファンドの品揃えが必要でしょう。
<明日に続く>