VOOを700万円購入
最近、株式ETFを700万円ほど購入しました。銘柄はVOO(バンガード社のS&P500)を購入しました。株価が上り調子だからとか、割安で買えるからというわけではありません。私には、現在価格が割安なのか、それとも割高なのかは分かりません。今買えば、10年後には2倍になっているだろうという楽観的な見通し(思い込み?)で買っているだけです。なお、原資は最近数年間の外国株式ETFの分配金です。
予約注文の期間で失敗
今回最初に予約注文を入れたのは10月中旬でしたが、指値が安すかっため1週間強の期限内に買うことができませんでした。指値は、前日株価のドル未満の端数を切り捨てた価格ですから、大して安い価格ではなかったのですが、連日、最高値更新をしたため買うことができなかったのです。やむを得ず、もう一度、端数切捨ての指値で予約注文を入れたのですが、これまた、最高値更新が続いて買えませんでした。そして3回目の予約注文で買うことができました。最初の株価より3%も高い価格でした。その後、株価は1%下がったので、今のところピークに近いところで買ったことになります。なお、成り行きで買えば、1日目に必ず買えますが、アメリカの取引市場で成り行き注文にすると、とんでもなく高い価格が付くことがあるので指値にした方が良いと、野村證券の担当者に言われ、それを守っています。
2日後に予約した連れ合いは安く買えた
一方で、私の2日後に注文を入れた連れ合いは、私より2%以上安い価格で買えました。この状況をどう考えるべきでしょうか。予約注文を1週間でなく、毎日更新すればよかったのでしょうか。今考えると、そのような気がします。以前、サラリーマンとして働いていた時は、毎日予約注文をすると仕事に支障があるので、数日間の注文を有効にしていたのですが、現在は年金暮らしで時間があるので、予約注文を日々更新すればよいのです。来年からはそうすることにしましょう。
タイミング、株価の是非
さて、今回の私の購入はタイミングや株価がこれで良かったのでしょうか?あるいは失敗だったのでしょうか?結論は、今出すことができません。これから株価が再上昇すれば、買っておいて良かったということになりますが、大きく下げれば買ったのは失敗だということになります。その判断をする時期が1年後だとしても3年後には判断が変わっている可能性があります。つまり1年後でも、5年後でも、10年後でも出ないのです。
6年間は失敗と思っても14年後は成功
私の連れ合いは、リーマンショックの直前に株式ETFを購入して、半分の価値になりました。その後6年間は購入価格を上回ることは無かったので、6年間は失敗したわけです。しかし、14年後の現在は大きなプラス評価になっていますから、買って良かったということになります。大事なことは、投資は人生と同じで常に中間評価しかできないということです。
それでも、株で損をしたと思い、その理由を考えたり、悩んだりすることは、良くあります。
日経ヴェリタスが、調査をしましたので勉強してみましょう。なお、⇒は私のコメントです。
1.日常で損失に直結した行動・心理ランキング
- 何とかなるだろうと楽観的になりすぎた ⇒ インデックスファンドやETFのように数百・数千の銘柄に分散投資していれば、何とかなりますが、個別の銘柄が何とかなると考えるのは甘すぎます。倒産したり上場廃止になることもよくある話です。
- 値動きの変化のタイミングを見誤った ⇒ 将来のことは誰にもわかりませんから、良いタイミングというものは誰にもわかりません。
- 値動きの変化の速さを見誤った ⇒ 2020年3月の新型コロナウイルスによる株価急落とV字回復はすごかったですね。私は低価格の時に買えませんでした。
- 自分の見通しが正しくない、など悲観的になりすぎた ⇒ 個別株式は趣味の範囲だと割り切って、ゲームを楽しみましょう。投資の中心は株式ETFに置きましょう。
- この先も価格が上がるだろうと高値で買ってしまった ⇒ 高値で買っても、個別株式でなく株式ETF等なら、数年後にはその高値を上回るでしょう。
2.日常で大きな損失を出した場面ランキング
- ずっと株価が上がらないのにあきらめきれない ⇒ 個別株式ならありうるかもしれません。
- 企業の不祥事 ⇒ 企業の不祥事が必要以上に株価を下落させることはよくあるようです。株価が下がり過ぎたと考えたら購入するのも選択肢でしょう。
- 他人のアドバイスを鵜呑みにした ⇒ 個別株式に関して他人のアドバイスを鵜呑みにするのは、もしかすると株をやる資格がないのかもしれません。個別株式は、楽しんで投資する対象ですから、自分でいろいろと情報を集め、あれこれ考えることが面白いのでしょう。
- 企業の事業の行き詰まり ⇒ 会社の寿命という言葉があるように、企業自体が行き詰まるのですから、事業も当然行き詰ります。
- 過度なリスクテイク ⇒ 個別株式や狭い範囲のファンドに偏ることは危険です。それはリスクテイクではなく、無謀というものです。私は数百社・数千の株式会社にリスク分散した株式ETFをさらに数銘柄保有することによって、リスク分散しています。
3.成功率が高かった方法
- 信頼できる情報交換の相手を見つけた ⇒ 情報交換はしていませんが、複数の見方の情報を集めて考えるようにしています。
- 著名投資家の考え方や相場格言を学んだ ⇒ ウォーレン・バフェットの「90%をS&P500に、残り10%を短期米国債に投資」というのが最も良さそうです。ただし、私は日本人ですから、日本株のETFも少し持っています。
- 企業分析の方法を学んだ ⇒ 個別株にしか投資しないので、企業分析の方法は学んでいません。ただし、PERなどの指標は調べることがあります。