世界分散投資の好きな日本人
VTは人気の銘柄で「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」でも第3位です。また、第1位も全世界に分散投資していますから、日本人は全世界に分散投資するのが好きなようです。
上位3銘柄は次の通りです。
順位 ファンド名 運用会社
1位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/三菱UFJ国際投信
2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント
3位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) ザ・バンガード・グループ・インク
世界最大級の資産運用会社であるバンガード社の日本法人(バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社)が2021年2月28日をもって廃業しました。その結果、日本語版のETFの商品説明をやめてしまったので、英語版を日本語に翻訳してその内容を確認します。
分配率を利用
私は、VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)を持っていませんが、その世界の分配率をもとに、アメリカ株、ヨーロッパ株、新興国株のETFを保有しています。
⇒ は、私のコメントです。
製品概要
- 外国株と米国株の両方に投資します。
- FTSEグローバルオールキャップインデックスのパフォーマンスを追跡しようとします。これは、確立された市場とまだ発展途上の市場の両方をカバーしています。
- 成長の可能性は高いですが、リスクも高いです。 株価は、米国や国際的な株式ファンドよりも上下に変動する可能性があります。
- 長期的な目標にのみ適しています。
ETFのデータ
- 資産クラス:国際/グローバルストック
- カテゴリー:ワールドストック
- IOVティッカーシンボル:VT.IV
- 経費率:2021年2月26日現在 0.08%
- CUSIP:922042742
- ETFアドバイザー:バンガードエクイティインデックスグループ
価格と利回り
- 市場価格:2021年11月12日現在 $ 108.94
- NAV:2021年11月12日現在 $ 108.85
- プレミアム/ディスカウント:0.13ドル
リスクの可能性
リスクレベル4
中程度から積極的なファンド
中程度から積極的と分類されるバンガード ファンドは、幅広く分散されていますが、実質的にすべての資産を普通株で保有しているため、株価の大きな変動の影響を受けます。 これらのファンドは、長期的な投資期間 (10 年以上) を持つ投資家に適している可能性があります。
パフォーマンス 平均年間収益 2021年10月31日現在
⇒ 最近1年間のリターンは38%ですから、非常に高い。この銘柄は設定日が2008年6月で、まさにリーマンショック直前でした。その時に勝った人は、大ショックを受けたでしょうが、もし13年間持ち続けていれば、平均利回り8%を実現できました。人生と同じで何があるか分からないものです。
1年間 | 3年間 | 5年間 | 10年間 | 2008年6月24日設定以来 | |
トータルワールドストックETF | 37.99% | 17.67% | 14.88% | 11.68% | 8.18% |
Spliced Total World Stock Index(ベンチマーク) | 38.26% | 17.69% | 14.93% | 11.67% | 8.22% |
10,000ドルの仮想成長 2021年10月31日現在
⇒10年前に10,000ドル投資していたら、現在は30,186ドルになっていたはずだということです。10年前はリーマンショックの影響を受けて株価が安い時期ですから、そこからスタートすると、リターンは高めに出ます。割り引いて考えると、10年間に3倍ではなく、2倍と考えた方が無難です。
ポートフォリオ構成 地域の割り当て 2021年9月30日現在
新興市場 | 10.50% |
ヨーロッパ | 16.50% |
パシフィック | 11.30% |
中東 | 0.20% |
北アメリカ | 61.30% |
その他 | 0.20% |
特徴 2021年9月30日現在
- 純資産総額:324億ドル
- 株式数:92991
- 上位10銘柄の純資産割合:14.4%
月末の持ち株: 2021年9月30日現在
順位 銘柄 割合
1.Apple Inc. 3.00%
2.Microsoft Corp. 2.80%
3.Alphabet Inc. 2.10%
4.Amazon.com Inc. 1.90%
5.Facebook Inc. 1.10%
6.テスラ株式会社0.80%
7.台湾積体電路株式会社0.70%
8.Berkshire Hathaway Inc. 0.70%
9.NVIDIA Corp. 0.70%
10.JPMorgan Chase&Co。0.60%
バークシャー・ハサウェイ
バークシャー・ハサウェイ(英語: Berkshire Hathaway Inc.)は、アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハに本社を置く持株会社で、もともと綿紡績事業でしたが、戦後に原料価格が下がり世界中で競争が起こったため、ウォーレン・バフェットの判断により保険業を足場とする機関投資家へ転換しました。運用総額に占める割合の45%以上をApple株が占めます。