他の人のポートフォリオ
私のリタイヤ後の金融資産やポートフォリオについては、このブログで詳細に紹介しています。また、連れ合いや、子供達の状況についても説明していますので、20代、30代、50代の例を知ることができます。しかし、私はファイナンシャル・プランナーではありませんので、他の人の資産状況やポートフォリオのことは分かりません。
ウォーレン・バフェット
もし金融商品、経済などに深い知見のある人の運用方法が分かるのであれば、勉強してみたいと思います。USA TODAYの2016年6月21日の記事でウォーレン・バフェットだったらどうするかを取り上げていますので、勉強してみましょう。以下は拙訳です。
ウォーレン・バフェットの15分でわかるリタイヤメント・プラン
もしウォーレン・バフェットが世界最高の証券コンサルタントで無かったとしたら、リタイヤ・プランをどう描くでしょうか?
幸いにも、この質問に対して彼は以前に答えたことがあります。株主へのアニュアル・レターの中で、たった数分しかかからないで実行できるリタイヤ・プランを説明しました。彼が妻のために残した委託財産を管理する概要を示した2本の柱からなるプランです。
被委託人へのアドバイスはこれ以上簡明なものがなく、現金の10%を短期政府債に、90%を非常に低コストのS&P 500 index fundに投資することです。(私はバンガード社の(NASDAQMUTFUND:VFINX)を勧めます。この方針による委託財産の長期の結果は、高額な報酬をファンドマネージャーに支払うほとんどの投資家――年金基金であれ、機関投資家であれ、個人であれ――の結果を上回るでしょう。
バフェットは、バンガードS&P500をアメリカ株に投資する最高のファンドの一つだと勧めます。短期政府債券のファンドとして良いものは同じくバンガード社が扱っています。バンガード・短期政府債券インデックス・ファンド(NASDAQMUTFUND:VSBSX) は、この目的の投資家にとってぴったりです。
この二つのファンドに基づくプランは、リターンが多いのと同時にコストも低いのです。最も低コストのファンドに投資した場合、バンガード社を通じて90%の株式と10%の債券を買うと、勘定残高のたった0.055%、つまり10万ドルの投資に対して年間55ドル、の年間経費で済みます。それとは対照的に、平均的なファンドはバフェットの2ファンドの方法の20倍も高価になります。
バフェットの90-10ポートフォリオの自信
バフェットは長いことインデックスファンドのファンで、チャリティのために百万ドルを賭けたところ、インデックスファンドは洗練されて知的な投資家によってマネージされたヘッジ・ファンドのグループを負かしました。彼の主張は比較的シンプルで、マーケットの平均的参加者は、マーケット平均のリターンから手数料を差し引いたリターンしか稼ぐことはできないというものです。手数料が安いほど期待リターンは高くなります。2004年の投資家年次総会で「様々な提案の中で、もしとても安いコストのファンドに投資すれば――一度に投資するのではなく、10年以上にわたって平均額を投資するのです――、同時期に投資を始めた人たちの90%よりも良い成績になるでしょう。
バフェットのポートフォリオはとても簡単かもしれませんがーーほとんどの投資家のファンドは二つだけということはありませんーー、内在する意図は重要です。単純なことが上手くいくのです。複雑なものはたいてい費用がかさむことになり、選択するときに疑念を抱く余地を与えてしまいます。
個人にとって、お金全体の中で最も重要な部分は金融面では決してありません。行動面です。規則的に投資できることであり、次の強気相場を逃してしまうことを恐れ、損失を恐れて売ったり、買い方を変えたいという気持ちを抑え込めることです。
たぶん投資行動の、最も良い逸話は伝説的投資家のピーターリンチによるものでしょう。フィデリティ・マゼラン・ファンドのマネージャーとして14年間の在職期間にわたって、しかし、年率29%のリターンを生み出した。一方で、平均的投資家は、安い時に売って高い時に買ったので損をしてしまいました。
従って最良のリタイヤ・プランは、全く刺激的でなく、面白みのないものに過ぎないかも知れないので、始めても無視してしまうかもしれません。バフェットの2本柱プランはとても退屈です。
しかし、抜け目のない投資家たちは、バフェットが自分のお金を別のやり方で運用していると指摘するかもしれません。バフェットが自身の投資のために従うルールは独特であり、それだから世界最高の投資家になれたのです。