お金のことは億劫な作業
お金のことは、1年に1回くらいしか売買しないので億劫な作業です。私の子供も1年前にアドバイスしたことを、最近になってやっと実行し、年を明けてからインデックスファンドを購入しました。2021年は世界的に株式相場が好調だったので、もし年の初めに実行していれば、30%くらいのリターンをもらえたはずです。その子に対する今年のテーマは、①イデコ申込、②課税される通常の投信積立の開始、としてあり、本人にも言ってあるのですが、今年もぐずぐずするだろうと思っています。私(江戸庄蔵)は、このようなブログを書いているのですから、ある程度実行しているのですが、子供たちは、あの手この手できっかけを作ってやらないと、なかなか重い腰を上げません。
かくいう私にしても、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)の年平均リターンが8%を超えていることを発見してから、まだ10年も経っていないのですから、気付くのが遅く、子供ばかりを責める訳には行きません。
新年を迎えると、新年の決意を立てる人が多いと思いますが、それはアメリカ人も同じようです。インベスターズ・ビジネス・デイリーの2021年12月31日の記事をもとに考えてみましょう。以下は拙訳です。
ファイナンシャル・プランニング2022:新年の10の新たな決意
ファイナンシャル・プランニング2022の時期になり、個人のお金に関して新年の決意をするタイミングです。
「何をしようとも、突進してくる自動車のヘッドライトを浴びた鹿のように、ただ立ち尽くすだけではいけません」と、フィデリティ・インベストメントのライフ・イベント・プラニング副社長のメリディス・ストッダードは言います。
実はほとんど人が2022年の個人のファイナンスについて強気です。
なかなか消えないコロナウイルス・パンデミック、コビッド19オミクロン種の発生、ウクライナ戦争の脅威、中国との貿易のいざこざ、突然上昇したインフレーション、金利上昇リスク、そして相変わらず、翌年の株式市場の不確実性があるにもかかわらず、アメリカのマーケットは強気です。
長い間には、活発なマーケットが下落よりも上昇の幅が大きいことを、多くの人が知っているので、アメリカ人は強気なのです。そして下がる回数よりも上がる回数の方が多いことを知っているのです。
ファイナンシャル・プラニング2022:行動するとき
例えば、2021年の28.71%アップを含めて、過去11年のうち10回上昇しました。フィデリティ・インベストメントの新しいアンケート調査では、現在より2022年の方が金銭的に良い状態になると自信を持っているのは、無理もありません。
それを実現させようと、68%の人が新年に当たってお金の決意を、一つ、二つ、三つ,あるいはそれ以上考えています。
2022年が今より成功して終わる可能性を高めるためには、語るだけではいけません。お金を増やそうと確実に手順を踏むことです。
そして、考えるより多くのことをほぼ確実にすることができるということを忘れてはいけま「隣人と張り合おうと躍起になってはいけません」とストッダードは言います。もし隣人がジェフ・ベゾスやイーロン・マスクほどの金持ちならなおさらです。「何ができるかについて自信を持つことです。」
専門家は、2022年のファイナンシャル・プランニングの重要部分として以下の10のステップを確実にできると信じています。
お金に関して新年の決意をすること
決意①:一般的なファイナンシャル・プランを持っていなければ、それを作ること。長期目標だけでなく、短期目標のリストを作る。家を買う、子供を教育する、リタイヤする。
それぞれはどれほどかかるのか?そのお金はいつ必要になるのか?それぞれの目標に支払うために、どのように投資する計画か?
どうやって投資するかを決める際に、ゴールの大きさと時間枠が重要な2項目です。3番目の項目は、その過程においてどれほどのマーケット・ボラティリティに耐えることができるか?それはリスクに対する忍態度です。
これら3項目は狙っている投資タイプのカギとなり、特にポートフォリオのファンドの分散割合にとって重要です。
個別株式や株式ファンドは一般的に債権より変動が大きいのです。小型株や外国株は、大型米国株よりも乱高下します。どうしてそうなるかは分かっています。
自分のポートフォリオのうち、分散させる部分では、ゴール、時間枠、リスク忍態度を反映したファンドを選ぶことです。
リバランスのタイミング?
決意②:ポートフォリオにおけるETFセクションとミューチュアル・ファンド(オープン型投資信託)のアセット・アロケーションをリバランスする
好調な年には、大型株などの株式は、例えば債権より増加します。そこで、1年に1回、アセット・アロケーションがまだ目標に見合っているかを確認するのでです。
それを実行するための方法は、2022年の間、目標割合を下回って縮小した種類の資産に掛け金を移すのです。「長期の投資ゴールやリスク忍態度に確実に沿った投資にするのです」とフィデリティ・ワークプレース・ソート・リーダーシップ・ティームの役員のカーステン・ハンター・ピーターソンは言います。
<明日に続く>